ファンダンゴ

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18世紀のカスティーリャのファンダンゴ・ダンサー
ファンダンゴのリズム[1]

ファンダンゴスペイン語: fandango)はスペイン起源のダンス、またはそれとともに歌われるあるいは音楽。特にフラメンコで男女ペアで踊るダンスが有名。

元来はギター手拍子またはカスタネットで伴奏する活気あふれるダンスで、英語などではその様子から派生した「馬鹿騒ぎ」の意味でも使われる。元は6/8拍子で、その後3/8拍子、3/4拍子にもなった[2][3]

ポルトガル語の「fado」が語源であるとする説があり、1995年時点で異説はない[4]。「fado」の語源は、ラテン語で宿命を意味する「fatum」に遡れるといわれる[4]

起源と広がり

1712年にアリカンテの司祭がカディスのファンタンゴ(踊り)を記録している[4]。当時、カディスは貿易港として栄えており、ラテンアメリカとの文化交流があったため、ファンダンゴの起源はラテンアメリカやカナリア諸島にあるとする説がある[4]。ただし、アフリカアラビア半島に源流を求める説もないわけではなく[4]、中世のイスラム世界の歌謡の名残という指摘もある[5]

18世紀末にはスペインのみならずヨーロッパで知られ、バレエオペラにも取り上げられた[4]クラシック音楽でも、モーツァルトの『フィガロの結婚』を始め、多数の作品に残る[4]

フラメンコに取り入れられ、地方によって独自の様式が生まれた[5][2]マラガではマラゲーニャスペイン語版グラナダではグラナイーナスペイン語版ロンダではロンデーニャスペイン語版といった変種があるが、これらの変種はファンダンゴとは別の曲種とされる場合もある[2][6]

スペイン・ポルトガルのかつての植民地でも

現在はスペイン、ポルトガルのほか、かつてスペインの植民地だったフィリピンなどでもダンスとして残っている[注釈 1]。また、メキシコ南部のベラクルス州では、人々が集いダンスを踊り楽器を奏で歌を歌う、コミュニティ全体で祝うパーティのことを「ファンダンゴ」と呼び、人々はベラクルス州伝統の音楽であるソン・ハローチョの演奏に合わせ、サパテアドを踊る[8][9]

アメリカ合衆国

毎年初夏、ベテランズ・デーの頃、アメリカ合衆国サンディエゴメキシコティフアナの間の国境の金網越しに、両国のあらゆる音楽を交換し合うFandango at the Wallスペイン語: Fandango Fronterizo)が2008年以来開かれている[10]。この場合、ファンダンゴは「楽しい集まり」のような意味で使われている。

脚注

関連項目

外部リンク

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