ゴーゴ (ホッキョクグマ)
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| 生物 | ホッキョクグマ |
|---|---|
| 性別 | オス |
| 生誕 | (2004-12-03) 2004年12月3日 |
| 死没 | 2026年2月8日(2026-02-08)(21歳没) |
| 飼い主 | ペルミ動物園(2004年 - 2006年) 大阪市天王寺動物園(2006年 - 2015年、2018年 - 2021年) アドベンチャーワールド(2015年 - 2018年) よこはま動物園ズーラシア(2021年 - 2026年) |
| 親 | ユーコン アンデルマ |
| 子 | モモ ホウちゃん ライ |
| 体重 | 約300キログラム |
| 体長 | 約250センチメートル |
| 名の由来 | 551蓬莱 |
ゴーゴ(露: Гого)は、日本で飼育されたホッキョクグマのオスの個体である[1][2][3]。2004年12月3日にロシア・ペルミ動物園(ロシア語版)で生まれ、2006年から日本で飼育され、天王寺動物園やよこはま動物園ズーラシアで人気を集めた[1][4][5]。バフィンとの間にモモ、イッちゃんとの間にホウちゃんとライをもうけた[6][7][8][9]。2026年2月8日、とくしま動物園への出園準備のため麻酔下で検査などを実施していた際に呼吸停止および心停止となり、21歳で死亡した[3][10][11]。
来歴
2004年12月3日、ロシア・ペルミ動物園(ロシア語版)で生まれた[1][16]。2006年3月15日、551蓬莱で知られる蓬萊の寄贈により天王寺動物園へ来園した[1][17]。名前の「ゴーゴ」は、店名の「551」にちなんで付けられた[1][18]。2010年には、棒や筒を用いて高所に吊るされた餌を取る行動が確認され、道具を使うホッキョクグマとして紹介された[19]。
2011年3月2日、繁殖を目的とするブリーディングローンにより、浜松市動物園からバフィンが来園した[20][21]。2013年3月には、ゴーゴとバフィンの交尾行動が初めて確認された[22][23]。2014年11月25日、バフィンとの間にメス1頭が生まれた[6][24][23]。この個体はのちにモモと名付けられた[24][22]。これは天王寺動物園における16年ぶりのホッキョクグマの誕生であった[6]。また、バフィンの出産は国内最高齢での繁殖成功例として報じられた[22]。
2015年3月2日、ゴーゴは繁殖を目的としてアドベンチャーワールドへ移動した[2][25]。アドベンチャーワールドでは繁殖が期待されたが妊娠には至らず、2018年12月3日に天王寺動物園へ戻った[2][25][26]。2018年11月30日時点の体長は約250センチメートル、体重は約300キログラムであった[2]。2019年1月3日、天王寺動物園で一般公開が始まり[18]、同月には「お帰りイベント」でサケがプレゼントされた[27]。
2020年2月25日、天王寺動物園で繁殖を目的としてイッちゃんとの同居が始まった[28]。同年3月12日、イッちゃんとの交尾行動が初めて確認された[28]。同年11月25日、イッちゃんとの間に2頭が生まれた[7]。1頭は死亡したが、もう1頭は成育し、2021年3月にホウちゃんと命名された[7][29]。
2021年3月、繁殖計画に基づいてズーラシアへ出園した[17][30][31]。2022年12月にはイッちゃんもズーラシアへ移動し、再びペアとして繁殖が進められた[32]。2023年11月18日から19日にかけて、イッちゃんとの間に2頭が生まれた[33][9]。しかし、この2頭はいずれも死亡した[33][9]。2024年11月18日には、再びイッちゃんとの間に1頭が生まれた[34][16]。この個体は2025年5月にライと命名され、一般公開が始まった[8][9][16]。ライの命名により、ゴーゴ、イッちゃん、ホウちゃん、ライの4頭の名を合わせると「551蓬莱」となった[35]。
2025年12月、とくしま動物園で雌のポロロとのペアリングを目指し、2026年2月9日に出園する予定であると報じられた[36]。2026年2月8日、とくしま動物園への出園準備のため麻酔下で検査などを実施していたところ、呼吸停止および心停止に至り、救命処置が行われたが、同日14時42分に死亡が確認された[3][10][11]。死因は、病理組織検査結果などを踏まえ、麻酔管理中に突発的に発生した急性心肺停止であり、自重による肺の虚脱に伴う肺シャントおよび低酸素血症が主要因となったものとされた[37][38]。第3報では、輸送箱収容のための麻酔と同時にカテーテル法による採精が行われ、オキシトシンも投与されたが、今回の投与量で心停止を引き起こした可能性は低いと説明された[39][5]。ズーラシアは、2026年4月15日から5月15日まで、ゴーゴの思い出を振り返る場を開設し、写真の掲示と手紙投函箱の設置を行うとした[40][5]。
脚注
- 1 2 3 4 5 “ホッキョクグマ ゴーゴの1年”. 大阪市天王寺動物園 (2007年4月). 2026年3月10日閲覧。
- 1 2 3 4 “こころにスマイル 未来創造パークホッキョクグマ「ゴーゴ」が天王寺動物園へ帰ります”. アドベンチャーワールド (2018年11月30日). 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 3 “ホッキョクグマの「ゴーゴ」が死亡しました” (PDF). よこはま動物園ズーラシア (2026年2月9日). 2026年3月10日閲覧。
- ↑ “ホッキョクグマ・ゴーゴの引っ越し”. 地方独立行政法人天王寺動物園 (2021年2月17日). 2026年4月23日閲覧。
- 1 2 3 「横浜・ズーラシアの「ゴーゴ」、死亡の要因を検証 村田園長「痛恨の思い」」『神奈川新聞』2026年4月16日。2026年4月23日閲覧。
- 1 2 3 4 “ホッキョクグマ、 ゴーゴとバフィンの4年間を振り返って”. 大阪市天王寺動物園 (2015年3月). 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 3 4 “『てんのうじどうぶつえん ホッキョクグマのホウちゃん“1さい、おめでとう!”』記念フォトブック発売に伴い、予約販売を受付いたします”. 地方独立行政法人天王寺動物園 (2021年9月24日). 2026年3月10日閲覧。
- 1 2 3 “ホッキョクグマの親子 一般公開を行います!” (PDF). よこはま動物園ズーラシア (2025年4月24日). 2026年3月10日閲覧。
- 1 2 3 4 「ホッキョクグマの赤ちゃん「ライ」 14日からズーラシアで公開」『毎日新聞』2025年5月14日。2026年3月10日閲覧。
- 1 2 「横浜・ズーラシアのホッキョクグマ「ゴーゴ」死ぬ 麻酔投与後に心停止」『神奈川新聞』2026年2月9日。2026年3月10日閲覧。
- 1 2 「ホッキョクグマの「ゴーゴ」死ぬ 徳島の動物園へ輸送準備で麻酔中」『朝日新聞』2026年2月10日。2026年3月10日閲覧。
- 1 2 “ВИКТОРИНА КО ДНЮ БЕЛОГО МЕДВЕДЯ”. ペルミ動物園. 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “В пермском зоопарке умерла старейшая в России белая медведица”. Комсомольская Правда. (2018年2月15日). https://www.irk.kp.ru/daily/26795.4/3829560/ 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “Самая старая в России белая медведица умерла в пермском зоопарке”. Интерфакс. (2018年2月16日). https://tourism.interfax.ru/ru/news/articles/47246/ 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “27-летний белый медведь Меньшиков умер в Ленинградском зоопарке”. Интерфакс. (2016年10月6日). https://www.interfax-russia.ru/northwest/main/27-letniy-belyy-medved-menshikov-umer-v-leningradskom-zooparke 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 3 “ライ、プールに飛びこむ初めての夏。ホッキョクグマの親子に会いにズーラシアへ【写真あり】”. CREA WEB. 文藝春秋. 2026年3月10日閲覧。
- 1 2 「ホッキョクグマ「ゴーゴ」 繁殖のため天王寺動物園から横浜へ」『毎日新聞』2021年2月12日。2026年3月10日閲覧。
- 1 2 “天王寺動物園に帰ってきたホッキョクグマ「ゴーゴ」公開 ファンが「おかえり」”. あべの経済新聞. (2019年1月4日). https://abeno.keizai.biz/headline/3069/ 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “サルより賢い?シロクマ・ゴーゴ…道具使います” (2010年4月15日). 2010年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月21日閲覧。
- ↑ “グラフZOO - バフィンさん ようこそ天王寺動物園へ!”. 大阪市天王寺動物園 (2011年4月). 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “「バフィンとモモがやってきます!」”. 浜松市動物園 (2016年4月23日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月20日閲覧。
- 1 2 3 “天王寺動物園のホッキョクグマ「モモ」が生後半年 国内最高齢で繁殖成功”. あべの経済新聞. (2015年5月27日). https://abeno.keizai.biz/headline/1737/ 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 “最初はふがいなかったゴーゴもやっと父親に… 「最後のチャンスかも」飼育員も喜ぶ”. 産経新聞. (2014年11月27日). https://www.sankei.com/west/news/141127/wst1411270038-n1.html 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 “ホッキョクグマ・モモの成長記録”. 大阪市天王寺動物園 (2015年7月). 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 “ホッキョクグマの「ゴーゴ」が天王寺動物園に帰ってきます”. 大阪市 (2018年11月30日). 2019年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月20日閲覧。
- ↑ “トレンド特急便 「ゴーゴ」帰ってきたよ”. 大阪日日新聞. (2019年1月23日). https://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/trend/190123/20190123047.html 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “天王寺動物園でホッキョクグマ「ゴーゴ」のお帰りイベント サケをプレゼント”. あべの経済新聞. (2019年1月28日). https://abeno.keizai.biz/headline/3084/ 2020年6月20日閲覧。
- 1 2 “大阪市天王寺動物園「なきごえ」WEB版”. 大阪市天王寺動物園 (2020年4月). 2020年6月20日閲覧。
- ↑ “大阪市天王寺動物園「なきごえ」WEB版 2021.4月[春号]”. 地方独立行政法人天王寺動物園. 2026年3月10日閲覧。
- ↑ “よろしくね☆ゴーゴ”. よこはま動物園ズーラシア (2021年3月9日). 2026年3月10日閲覧。
- ↑ 「ホッキョクグマが仲間入り 大阪から横浜・ズーラシアへ」『神奈川新聞』2021年3月17日。2026年3月10日閲覧。
- ↑ 「大阪名物「551」ことホッキョクグマ夫婦ゴーゴとイッちゃんが新天地横浜へ… 「ない時~」OKした寄贈企業と動物園の決断の理由」『神戸新聞NEXT』2023年2月22日。2026年3月10日閲覧。
- 1 2 “イッちゃんについてのご報告”. よこはま動物園ズーラシア (2023年12月3日). 2026年3月10日閲覧。
- ↑ “イッちゃんについてのお知らせ”. よこはま動物園ズーラシア (2024年12月5日). 2026年3月10日閲覧。
- ↑ 「横浜出張中のホッキョクグマ ゴーゴとイッちゃんに赤ちゃん誕生 「551蓬莱」ファミリー“完成” /大阪」『毎日新聞』2025年6月4日。2026年3月10日閲覧。
- ↑ 「雄ホッキョクグマのゴーゴ、横浜から繁殖でとくしま動物園に…婚活中のポロロとペアリングへ」『読売新聞』2025年12月27日。2026年3月10日閲覧。
- ↑ “ホッキョクグマの「ゴーゴ」の死亡について(最終報)” (PDF). よこはま動物園ズーラシア (2026年4月10日). 2026年4月11日閲覧。
- ↑ 関ゆみん「急死したホッキョクグマのゴーゴ 死因検証を公表「予測難しかった」」『朝日新聞』2026年4月10日。2026年4月11日閲覧。
- ↑ “ホッキョクグマ「ゴーゴ」の死亡について(第3報)”. よこはま動物園ズーラシア (2026年3月6日). 2026年3月10日閲覧。
- ↑ “ゴーゴの思い出を振り返る場を開設します”. よこはま動物園ズーラシア (2026年4月10日). 2026年4月11日閲覧。