ゴールドシップ (ウマ娘)
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ゴールドシップ、通称ゴルシは、 メディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。気まぐれな競技者である彼女は、暴れん坊だったり、怠惰だったり、短気だったりすることがあり、とりわけレースに勝利した際などはゲームプレイヤーを攻撃してくる。積んできたトレーニングの内容にかかわらず、気分次第で非常によい成果を出すこともあれば、非常にまずい結果に終わることもある。
ゴールドシップは、銀髪で細身の少女として描かれ、気まぐれで気分屋な性格のために、しばしばトレーニングをさぼっていたずらをしたり、奇妙な趣味に没頭したりする。そのうえ予測不能で暴れん坊な面もあり、G1レースに勝利したときなどは、トレーナーにドロップキックをお見舞いする[1]。気性の激しさの一方で、ゴールドシップはかなり知的だとみなされており、ときには友人たちに優しく、感情的に成熟した面を見せることもある[2]。
レースでは集団の後方に留まることをよく選び、勝利を狙うときになって猛烈に追い上げるが、これはキャラクターの基となった実馬ゴールドシップの挙動と一致している。実馬ゴールドシップは予測不可能の存在で、競馬に賭ける人々への「天罰」と言われるほど、圧勝するか惨敗するか両極端になる傾向があった。最も悪名高いのは2015年(平成27年)の宝塚記念での出来事で、ゲート内にて他の馬に苛立って後ろ脚で立ち上がり、集団から5秒も遅れてスタートすることになった。そのため120億円もの賭け金が紙くずになったのである。なおレース引退後の実馬は、北海道のビッグレッドファームで暮らしている[1]。
出演
ゴールドシップは、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』でプレイヤーがレースに勝たせることを目標としてトレーニングする、数多いキャラクターのひとりである[4]。ストーリーの中で彼女は、プレイヤーが自らのトレーナーになることを許した理由として、プレイヤーが暇を持て余していたからだと説明している[5]。ゲームには通常衣装のほかに、黒いドレスと[6]、水着が[7]実装されている。
ウマ娘の公式YouTubeチャンネル『ぱかチューブっ!』が開設したころは、ゴールドシップがコンピュータゲームのプレイ実況など、様々な企画に挑戦していた[8]。彼女がバーチャルYouTuberとしてデビューしたのは2018年(平成30年)3月のことで、VTuber Fes Japan 2022にも出演した[9]。チャンネル登録者数が100万人に達したとき、ゴールドシップは登録者数100万人を記念するYouTubeクリエイターアワードの金の盾とのダンスを披露した[10]。また、『ぱかチューブっ!』でのゴールドシップのボイス付きLINEスタンプ全24種が販売されている[11]。
ゴールドシップは、『ワールドフリッパー』[12]、『Shadowverse』[13]、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』[14]といった様々なゲームに客演している。『Shadowverse』とのコラボ当初はゴールドシップが登場しておらず、彼女がYouTubeチャンネル内でゲームをプレイしたことがコラボのきっかけだと思っていたファンの混乱を招いた。しかしその後、チャンネル内でゴールドシップがプロデューサーに直談判し、彼女もコラボ対象に含まれていることが明かされた[15]。
ゴールドシップは2023年(令和5年)11月より『週刊コロコロコミック』で開始した漫画『ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん』の主役を務めており、作中では幼稚園児となった彼女の生活が描かれている[16]。漫画連載開始の発表後、彼女は『コロコロ』作家陣やゲストらによるコラボイラストの題材となり、『デュエル・マスターズ』の松本しげのぶ、『ドラベース』のむぎわらしんたろう、『でんじゃらすじーさん』の曽山一寿などが寄稿した[17]。ある『ぱかチューブっ!』のショート動画では漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』とのコラボレーションが行われ、この漫画風に描かれたゴールドシップが登場して『シンデレラゴールド』と称した[18]。テレビアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』では、2015年に実馬が起こした「事件」に基づいて、ゲート内で集中力を切らしたゴールドシップがレースに敗北する様を描き、その後の引退まで触れた[19]。
ゴールドシップは様々な商業展開やコラボレーション販促に取り上げられており、ぬいぐるみ[20]や印鑑[21]の題材となった。彼女のフィギュアには、グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいど」、フリューの「F:NEX」[22]、マックスファクトリーの「figma」[23]がある。
食品関連では、KFCの販促でカーネル・サンダースに扮したことがあり、その格好でアクリルスタンドになっている[24]。西白井駅と『ウマ娘』のコラボの際も、ピンバッジなどの商品になっていた[25]。また、ファミリーマートコラボで展開された『ウマ娘』ブランド商品として、「ゴールドシップの大盛ソースやきそば からし&マヨネーズ」があった[26]。
反響
ゴールドシップは広く肯定的に受け入れられており、複数の批評で『ウマ娘』中、最も人気のあるキャラクターとみなされている[16][27]。2021年(令和3年)には、ニコニコ動画の運営が主催する「ネット流行語100」にて、「ゴールドシップ(ウマ娘)」が第2位となった[28]。なお、同年の大賞は『ウマ娘 プリティーダービー』、第5位は実馬の「ゴールドシップ」であった[28]。翌2022年(令和4年)の「ファミ通・電撃ゲームアワード」では、キャラクター部門に「ゴールドシップ(ウマ娘 プリティーダービー)」が、声優部門には演者の上田瞳が、それぞれゲームユーザーの投票に基づいて選出された[29]。
『Inside Games』の記者は、彼女の魅力の鍵がその気まぐれな性格にあると見ており、プレイヤーとの会話内容は「予想外で衝撃的」だとしている[5]。
『Game Watch』のライター池紀彦は、ゴールドシップが『ウマ娘』キャラの中で際立っており、彼女の激しい気性のために、このような馬が実在するのか興味をそそられた、と述べた[30]。暴れっぷりや予測不可能性といった風変わりな面が、彼女を特に興味深い存在としており、結末も含めたストーリーの大半が滑稽である点が面白く、彼女を神秘的なキャラクターのように感じさせるのである[30]。時折トレーニングを拒むこともまた、池の目には彼女の魅力につながっていると映った[30]。
『ふたまん+』のライター創也慎介も同様に彼女の「常軌を逸した」性格と行動について述べ、ゲーム中で最も風変わりなキャラクターであり、ゴールドシップの美貌と長身がその特性をさらに際立たせている、とした[31]。彼女の性格がファンからの人気を呼び、公式YouTubeチャンネルでの役割は「予想外のメディア露出」につながったと、創也は感じている[31]。
彼女はインドネシア鉄道の記念日イラストに、他のフィクション上のキャラクターたちに交じって描かれている[32]。
「マグミクス」のライターは、彼女の銀髪が目を惹くと感じ、その「自由奔放な性格」は実馬を忠実に再現していると称賛した[33]。
脚注
- 1 2 Carpenter, Lincoln (2025年7月9日). “The anime horse girl who's terrorizing gacha players in Umamusume is based on a real, chaotic racing horse who once instantly obliterated 12 billion yen in betting losses”. PC Gamer. 2025年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “ゴルシウィーク開催記念!ゴールドシップってどんなウマ娘/競走馬?エピソードを探ってみた”. ファミ通. (2022-05-03). オリジナルの2025-08-15時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20250815125749/https://app.famitsu.com/20220503_1944420/ 2026年2月13日閲覧。.
- ↑ “Gold Ship Voices (Uma Musume)”. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ Jackson, Gita (2025年7月11日). “Pretty Girl Horse Racing Game 'Uma Musume' Is Engrossing And Weird As Hell”. Aftermath. 2025年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- 1 2 臥待 弦 (2021年3月3日). “『ウマ娘』No.1の爆走暴走娘「ゴールドシップ」の珍台詞を一挙ご紹介!―トレーナーとの出会いは"ゴルシちゃんレーダー"ってなに?”. Inside Games. 2024年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Nagaoka, Yo (2023年8月30日). “「ウマ娘 プリティーダービー」、育成ウマ娘に新衣装のゴールドシップが8月31日に実装”. Impress Watch. 2024年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “【ウマ娘】今年の水着はゴルシとマックイーンだ! ぱかライブTV19新情報まとめ(随時更新)”. 電撃オンライン (2022年7月27日). 2022年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Matsuura, Tatsuki (2023年6月1日). “ウマ娘のYouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」収益化 収益の一部は「馬事産業の発展のための費用へ」”. IT Media. 2025年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2022年3月18日). “『ウマ娘』ゴールドシップが「VTuber Fes Japan 2022」に出走決定!名だたるVTuberたちと共演か”. Inside Games. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ Maru (2023年4月11日). “ゴルシが金の盾とタンゴを踊る!?「ウマ娘 プリティーダービー」公式YouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破。記念動画を公開中”. 4gamer. 2025年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “『ウマ娘』ゴールドシップがいっぱい!「ぱかチューブっ!」のボイス付きLINEスタンプが登場!「マジかよ」「出て来いや!」など全24種”. Dengeki Hobby Web (2022年5月6日). 2025年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “『ウマ娘』からゴールドシップ、サイレンススズカ、スペシャルウィークが『ワーフリ』に登場”. 電撃オンライン (2022年6月15日). 2022年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2021年11月4日). “『ウマ娘』ゴールドシップが「Cygamesの色んなゲーム」とコラボ決定!木村Pとの約束、ついに果たされる”. Inside Games. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2021年11月24日). “破天荒ゴルシに、『グラブルVS』主人公たちもこの表情!『ウマ娘』コラボアバター登場記念イラスト公開”. Inside Games. 2023年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2022年3月28日). “『シャドバ』×『ウマ娘』コラボ不在にゴルシ憤慨―木村プロデューサーに直談判へ”. Inside Games. 2026年2月13日閲覧。
- 1 2 Kataoka, Ryuichi (2023年11月13日). “ゴルシがまさかの幼稚園児に!?『ウマ娘 ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん』が週刊コロコロで11月末から連載へ”. IGN Japan. 2025年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ 茶っプリン (2024年3月4日). “『ウマ娘』でんぢゃらすじーさん、ドラベース作者らが「ゴールドシップ」を描く!コロコロ作家陣による個性豊かな"ゴルシちゃん"続々出走”. Inside Games. 2026年2月13日閲覧。
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- ↑ Lada, Jenni (2025年7月21日). “New Umamusume Plush Include Gold Ship and V Sisters”. Siliconera. 2025年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “アニメ「ウマ娘」10キャラクターの痛印鑑、デフォルメイラストも用意”. ナタリー (2018年5月16日). 2024年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “『ウマ娘』ゴールドシップが印象的な"1着のポーズ"でフィギュア化!鮮やかな"勝負服"は細部まで丁寧に再現!”. Dengeki Hobby Web (2022年12月15日). 2022年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ “『ウマ娘』面白おかしく生きる自由人・ゴールドシップがfigmaでアクションフィギュア化!「ダッシュエフェクト」で迫力のレースシーンも再現可能!Amazonで予約受付中”. Dengeki Hobby Web (2022年9月27日). 2024年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Suzuki, Ikuma (2024年8月20日). “KFC×ウマ娘コラボ! ゴルシが「カーネル・ゴルシ」に!? コラボデザインの特別メニュー発売”. 2025年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Ajisai (2024年10月22日). “【白井市】白井市×北総鉄道「ウマ娘」コラボ企画で、西白井駅を「ウマ娘」たちが駆け抜ける書下ろし作品も”. Yahoo! JAPAN. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “ファミマが『ウマ娘』と2度目のコラボ 『大盛野菜スティック』や『にんじんハンバーグ』など全13種類のコラボ商品を展開”. リアルサウンド (2023年8月18日). 2025年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Ryuichi, Taniguchi (2021年5月14日). “『ウマ娘 シンデレラグレイ』で読む、名馬"オグリキャップ"伝説 ウマ娘は競馬界への追い風になるか”. リアルサウンド. 2021年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- 1 2 “【ネット流行語100】『ウマ娘 プリティーダービー』が2021年の年間大賞を受賞、5位にゴールドシップ”. Netkeiba (2021年12月15日). 2022年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- ↑ Simões, João (2022年3月13日). “Masahiro Sakurai premiado na categoria 'Most Valuable Creator' nos Famitsu Dengeki Awards”. IGN Portugal. 2022年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- 1 2 3 Ike, Norihiko (2021年8月2日). “「ウマ娘」の中でも一際異彩を放つ不思議ちゃん「ゴールドシップ」のヤバさ……魅力を伝えたい!”. Game Watch. 2025年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月13日閲覧。
- 1 2 Souya, Shinsuke (2023年1月14日). “『ペルソナ3』エリザベス、『ウマ娘』ゴールドシップも…凄まじいギャップを持つゲームの"残念な美人キャラクター"3選”. Futabanet. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ Mitsuya (2025年8月19日). “『ウマ娘』ゴールドシップ、インドネシア鉄道の記念日イラストにコッソリ出演”. Inside Games. 2026年2月13日閲覧。
- ↑ “『ウマ娘』ゴールドシップは元ネタも破天荒だった。レースに勝つとドロップキック?”. マグミクス (2021年3月22日). 2026年2月13日閲覧。