木材を無酸素状態・200℃以上の高温で乾燥させた「サーモウッド」を、2009年よりほとんどの商品に使用している。もともとこの処理方法はフィンランドでサウナルーム建築のために考案されたもので、サーモウッドを楽器に使用したのはSagoが世界初である。
この処理を施すことで木材に経年変化のような現象が起こり、新品でありながら長年弾き込んだビンテージ楽器のような独特の弾き心地が得られる。寒暖差や湿度変化にも強く、実際に試作段階のサーモウッド・ギターをツアーで使用した足立祐二(Dead End)は、「夏場には60℃にもなる機材車から25℃のステージへ、ステージが始まればスポットライト熱で40℃にも達するというタフな環境で、寸法も結構安定している」と語っている[1]。また木材中の余分な水分やヤニ成分が飛ぶため、通常の木材と比べ5~15%程度の軽量化もはかることができる[2]。
欠点としては「出音のアタック成分が若干減少し、全体的に音が丸くなること」[3]、および「衝撃に弱くなること」が挙げられる。このため転倒などによる破損に注意する必要がある。
自社で「L(x)」というピックアップ・ブランドをプロデュースしている。本社の工房で制作している「L(x)」シリーズは主にSagoブランドの製品に、海外の協力工場で製造している「L(x)-Lite」シリーズはSeed・Stemブランドの製品に搭載されている。