サルトポスクス
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| サルトポスクス | |||||||||||||||||||||||||||
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骨格図 | |||||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||
| 後期三畳紀 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Saltoposuchus von Huene, 1921 | |||||||||||||||||||||||||||
| タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||
| Saltoposuchus connectens von Huene, 1921 |
サルトポスクス(学名:Saltoposuchus)は、後期三畳紀のヨーロッパ西部に生息した、ワニ形上目に属する絶滅した爬虫類の属[1]。四肢が長い小型の陸生動物であり、俊敏な捕食者であったと推測されている[1]。

サルトポスクスに属する2種のタイプ標本である化石はドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州に分布するLöwenstein層(上部三畳系ノーリアン階)の中部の泥灰岩層から発見された[2]。発見された化石はSMNS 12597とSMNS 12596の標本番号を付与され、1909年にコレクションに加えられた[2]。SMNS 12597はSMNS 12596よりも小型の個体であり、標本はそれぞれSaltoposuchus connectensとSaltoposuchus longipesとしてvon Huene (1921)により命名された[2]。また1911年にはタイプ標本と同一の産地の上位層と思われる赤色泥岩層からSMNS 55009が発見されている[2]。本標本は頸椎よりも後側に位置する数個の単離した椎骨、右脛骨、踵骨、数本の中足骨から構成されており、Saltoposuchus longipesに分類されている[2]。
また化石は同じくドイツのTrossingen層やスコットランドのLossiemouth砂岩層からも発見されている[3]。
特徴

頭蓋骨

他のワニ形類と同様に、サルトポスクスの頭蓋骨には前眼窩窓が存在し、鱗状骨が張り出し、内側にシフトした前傾する方形骨と方形頬骨が存在する[4][5]。頭蓋骨は長く突出しており、また細い歯を有した[5]。サルトポスクスの突出した歯からは、動物食性であった可能性が高いことが示唆される。頭蓋骨の背側には側頭部に張り出した鱗状骨と後眼窩骨で構成される正方形のskull tableや、鱗状骨が突き出している頬の領域といった多くの特殊化があり、これらの形質状態をワニと共有している[4]。
体骨格
サルトポスクスは後側に突出する棘を烏口骨に持つ[4]。骨格構造に基づいて二足歩行性の動物であったと考えられているが、四足歩行を採用することも可能であったと見られる。背部には2列の鱗甲が存在しており、現生のワニと類似する。他の初期のワニ形類と同様にサルトポスクスは完全に直立した四肢と細長い体を有しており[6]、俊敏な動作が可能であったと考えられている[1]。サルトポスクスのような初期のワニ形類は椎体が長く、突起が短く、前後の関節突起による関節部が中型であった[7]。Molnar et al. (2015)は初期のワニ形類において背腹方向よりも内外方向の可動域が平均して大きく、内外方向よりも背腹方向に剛性が高いと推定した[7]。サルトポスクスの手首は橈骨と尺骨が棒状に長く伸びており、他のワニ形類と形質状態を共有している[4]。
