サンドラ・ヘフェリン
ドイツ出身の作家、著述家、タレント、ナレーター
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経歴
ドイツ人の父親と日本人の母親の間に誕生。ロンドンで出生、幼少期に父の出身地であるドイツへ移住。小学生時代、短期間だが千葉県の公立小学校へ通学していた時期がある[2]。その後再び欧州に戻り、ミュンヘンで育った[2][5]。
幼少期について「パッと見で東洋人系とは分からない外見」という趣旨の自己評価を下した一方で、当時は親が東洋人だと知られるや否や中国人呼ばわりされ、チン・チャン・チョンをされてからかわれた。このエピソードの公開と同時に、2025年時点でもフィンランドの現職右派議員であるカイサ・ガレデウ、ユホ・エーロラ、セバスティアン・ティンキュネンの3人が公人にも関わらずチン・チャン・チョンを行い、フィンランドの一部の政治家が2025年度ミス・フィンランドのサラ・ザフチェのチン・チャン・チョン行為によるミス・フィンランドの権利剥奪に対して「厳しすぎる」と擁護したという事実を、証拠のXの投稿を掲載しつつ明らかにしている[6]。
2021年の周来友の記事によると、かつて合コンに参加した時に日独ハーフの子だと期待していた男性陣に完全に外見が外国人(白人)だとがっかりされたとのことで、周は外国人がハーフより格下扱いされているのだろうという趣旨の分析をしていた[7]。
1997年、日本の一般企業に就職[2]。1998年にTBS系列の『ここがヘンだよ日本人』に出演したことを機に、タレントとしての活動を始めた[8]。
著書にベストセラーとなった「浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ」(光文社)などがある。著書では主にドイツ流節約術・ドイツの女性の生き方や学校教育について書いているが、自らが日独ハーフであることから、「ハーフ」(ダブル、ミックス、混血)をテーマとして取り上げることもある。
ハーフについて上梓した著書に『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(2012年、中公新書ラクレ)や、ヒラマツオが漫画を担当したコミックエッセイ『ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(2013年、メディアファクトリー)、流水りんこが漫画を担当し、異文化交流をテーマにしたコミックエッセイ『満員電車は観光地!?〜世界が驚く日本の「日常」〜』(2014年、KKベストセラーズ)などがある。また、講演活動も行っている[2]。
主張
- 2014年にドイツ大使館系メディアのコラムで、日本の地方都市や公立小中を中心としたハーフいじめやハーフ幻想故にハーフである自分の子供へのいじめに危機感を持たない親の実態を語っており、さらに「いわゆる『ハーフへの憧れ』の気持ちからハーフの子供を産んだ一部の日本人女性に、この手の『幻想』が強い印象を受けます」と喝破している[9]。
- 2013年のNEWSポストセブンの取材において、ドイツの学校において挨拶などの基本的な躾は保護者に一任されるものとしており、さらに「ドイツでは校門から一歩出れば学校の管轄外。煙草を吸っている生徒を目撃しても教師は注意しません」と証言している[10]。
- 2020年の記事においては「ドイツには『校則』そのものがなく、筆者が通っていたギムナジウムではダメージジーンズ、胸元が大きく開いたデコルテの見える服、パーマ、染髪、ピアスと何でもありであったにもかかわらず、学級崩壊とが無縁であった」と語っている[11]。一方で、授業妨害、暴力、宿題サボりなどの授業や勉学に関することには厳しく、これによる注意が3回続くと戒告が為され、さらに戒告3回で退学となり、別の学校への転校を余儀なくされると説明している。ドイツの学校教員が生徒の生活面にタッチしないのは、時間面でも労力面でも不可能だと考えられているからでもあると主張している[12]。日本の下着にまでとやかく言うような学校の校則については、社会人に置き換えればわかるように相手が未成年で学生だからといって大人が平然と下着の色にまで口を出すのはやはり理不尽でセクハラだとしている[13]。
- 2020年には、ドイツ国内においてフィリピン系やアフリカ系などの非白人系ドイツ人がルーツについて根掘り葉掘り聞かれ、同じドイツ人として認められないかのような認識を受けている旨を語っている。さらに同時点で「東洋人=新型コロナウイルスの感染源」という印象論からなる差別も横行している実態を語っている[14]。
- 2025年時点でも日本において未だにハーフ差別が存在すると主張しており、外国人風の顔立ちのハーフというだけで銀行口座の開設にも支障が出ると語っている。同時に同年の参院選の中での「日本人ファースト」という排外主義的なスローガンにも警鐘を鳴らしている[15]。ヘフェリン自身、参政党を批判するリベラル論客の1人である[16]。
- 2025年12月には「『喪服に黒ジーンズ』『シャンパングラスを抱えた遺影』…ドイツのプロテスタント教会で『カジュアル化』が止まらない葬式の実態」という見出しの記事で、2020年代時点のドイツの葬儀の実態を語っている[17]。
- ドイツ人の倹約家ぶりや心の自由、ドイツの高齢者の活力溢れる様について度々語っている[18][19][20][21][22]。
- 日本の働き方は「自分の時間」や家族との時間を軽視するものだと喝破。同時にドイツではプライベートでショックなことがあった時のケアが発達しているが日本では未だにそうしたことへの精神論が罷り通っているという趣旨の発言を行っており、2025年時点のドイツでは既に流産による精神的ショックを特別休暇の対象とする企業もあると証言している[23]。それ以外にも日頃より「日本人は休み方が下手」「ドイツ人は人生を楽しむために休むことを考える労働観である」というニュアンスの発言を行い、日本の働き方に対して喝破している[24][25]。
- 2026年時点で、ドイツには環境保護意識から死者を堆肥化する土葬「堆肥葬」が流行していると証言。また、自身の取材した者の中に「段ボールの骨壺でいい」という葬儀観を持っている人間がいると主張[26]。
- 2022年にスカーフ着用を巡ってイランの「道徳警察」に拘束されて暴行死に至ったとされる女性のマフサ・アミニについて「スカーフ着用は必ずしもイランの男権社会による強制ではない」と「今、女性は声を上げている」というニュアンスの女性人権擁護的な立場で自身の見解を語っている[27]。
- 2022年の記事において「ドイツにおいてヘレン・ケラーは『努力の人』ではなく、裕福な白人家庭に生まれ育って環境に恵まれていた人として認知されている」と語っている[28]。
- 『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』では「ハーフだからといって20代の頃はモテなかった」と語っているが、2025年の東洋経済オンラインの記事では20代半ばでドイツから日本に来た時は若いというだけでモテたと発言を変えている。後者の記事では「ヨーロッパ諸国の男性は、経済的に自立していない女性に厳しい目を向ける」としつつ「日本は若いというだけで女性にチヤホヤするため、チヤホヤされた女性の生きる軸は恋愛となり、自立しないまま結婚してから離婚した後で困る」と私見を述べている[29]。
- 2025年の記事において、日本の寝不足傾向や家庭内育児労働の軽視の風潮を喝破している[30]。
- 2026年7月末に「もはやドイツに伝統主義によるエアコン不要論は今後通用しない」という内容のコラムを公開している[31]。
エピソード
著書
- 『浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ』(光文社)
- 『甘えを捨てるドイツ女性自立生活の楽しみ』(光文社)
- 『生きる力をつけるドイツ流子育てのすすめ』(PHP研究所)
- 『無理せずお金が貯まる「ドイツ節約術」のすすめ』(廣済堂出版)
- 『20代- ひとり暮らしで大切なこと』(海竜社)
- 『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(中公新書ラクレ)
- 『ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(漫画:ヒラマツオ、メディアファクトリー) - コミックエッセイ
- 『満員電車は観光地!?〜世界が驚く日本の「日常」〜』(漫画:流水りんこ、KKベストセラーズ) - コミックエッセイ
- 『日本人、ここがステキで、ここがちょっとヘン。』(漫画:片桐了、大和出版) - コミックエッセイ
連載
出演番組
- テレビ番組
- 外国人記者は見た!日本inザ・ワールド(2015年10月7日 - 2016年9月28日、BS-TBS)
- ここがヘンだよ日本人(1998年10月21日 - 2002年3月14日、TBS) - レギュラー(2000年までヘーフェリン・アレキサンドラ名義)
- 好きか嫌いか言う時間(2016年8月15日 - 2017年9月4日、TBS) - 準レギュラー
- 世界まる見え!テレビ特捜部(2012年 - 、日本テレビ系列)ドイツ担当エージェント。不定期出演
- テレビアニメ
- 魔法少女リリカルなのはシリーズ(2004年 - 、独立UHF系各局) - クラールヴィント、闇の書、ゼストの槍(いずれもドイツ語音声) ※声の出演
- ラジオ
- まいにちドイツ語「きっと新しい私に出会える”大人な女”のひとり旅 Mihos Traumreise」(2012年4月 - 9月、NHKラジオ第2放送)
- 大竹まこと ゴールデンラジオ(2020年7月27日、2022年6月27日、2023年10月13日、文化放送)