シナピン酸
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| シナピン酸 | |
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3-(4-hydroxy-3,5-dimethoxyphenyl)prop-2-enoic acid | |
別称 Sinapinic acid Sinapic acid 3,5-Dimethoxy-4-hydroxycinnamic acid 4-Hydroxy-3,5-dimethoxycinnamic acid | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 530-59-6 |
| PubChem | 637775 |
| ChemSpider | 553361 |
| 日化辞番号 | J11.713G |
| DrugBank | DB08587 |
| ChEBI | |
| ChEMBL | CHEMBL109341 |
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| 特性 | |
| 化学式 | C11H12O5 |
| モル質量 | 224.21 g/mol |
| 精密質量 | 224.068473 u |
| 融点 |
203–205 °C(分解) |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
シナピン酸(シナピンさん、sinapinic acid)あるいはシナプ酸(sinapic acid)は、天然に存在するヒドロキシケイ皮酸の一つである。化合物名はシロガラシ属 Sinapisから単離された化合物シナピン (sinapine) に由来する。フェニルプロパノイド類の一種である。シナピン酸はマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)質量分析法においてマトリックスとして一般に使用されている[1][2]。シナピン酸は様々なペプチドおよびタンパク質のための有用なマトリックスである。シナピン酸はレーザー光線を吸収したり検体にプロトン (H+) を供与する能力のためMALDIでうまく働く。
シナピン酸は穀類の細胞壁において自分自身あるいはフェルラ酸と二量体を形成でき(それぞれ1および3種類の構造がある)、ゆえに細胞壁構造に対してジフェルラ酸と類似した影響を示す[3]。
シナピンはクロガラシ種子に見出されるアルカロイド性アミンである。シナピンはシナピン酸のコリンエステルと考えられている[4]。