シマハギ

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シマハギ (縞剥、学名:Acanthurus triostegus)は、ニザダイ科に分類される魚類。インド太平洋に広く分布する。

概要 シマハギ, 保全状況評価 ...
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分類と名称

1758年にカール・フォン・リンネによって『自然の体系英語版』第10版の中で Chaetodon triostegus として記載され、タイプ産地は インドとされた[2]。『Fishes of the World』第5版ではニザダイ目に分類されている[3]。種小名は「3つの覆い」を意味し、3つの鰓膜を指すとされる[4]

分布と生息地

東アフリカ沿岸、マダガスカルから南日本オーストラリア中央アメリカ、太平洋の多くの諸島を含むインド太平洋熱帯海域に広く分布する[1]。日本では伊豆・小笠原諸島、南日本の太平洋岸、琉球列島から記録されている[5]ラグーンサンゴ礁の斜面、河口に生息する。幼魚はタイドプールに多く、大型個体は水深約90mの深場まで見られる[1]

形態

背は黄色がかり、英名「Convict surgeonfish (囚人のニザダイ)」の由来となった暗色の細い横帯が5-6本入る[5]。体は強く側扁した楕円形で[6]、全長は最大で約26-27cmに達する[7][6]。頭部は小さく、尖った吻部の先端には厚い唇を持つ口がある。インド洋に分布するAcanthurus polyzonaとは横帯の数で区別できる。最初の黒縞は斜めで、目を通る。尾柄には2つの黒斑があり、両側には攻撃または防御に使用される鋭い棘がある[6]

生態

河口付近で頻繁に餌を食べ[7]、サンゴや岩に生える藻類を剥ぎ取るように食べる。成魚は餌を求めて大きな群れを作り、縄張り意識の強いスズメダイ科であっても圧倒する[8]。雌雄は産卵の際も群れを作る[9]。寿命は5年〜10年。

人との関わり

分布域の多くでは食用とされ、一部地域では商業漁業も行われる。ハワイでは趣味で漁獲されるほか、観賞魚とするためにも捕獲されている[1]。日本でも沖縄県では食用に安く流通している[10]

脚注

参考文献

関連項目

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