第一の規則は、二本鎖DNA分子全体において、塩基の割合が等しくなることを示す。すなわち、アデニン(A)の割合はチミン(T)と等しく(A% = T%)、グアニン(G)の割合はシトシン(C)と等しい(G% = C%)。この規則の厳密な検証は、DNA二重らせんモデルにおけるワトソン・クリック型塩基対の元となっている。
第二の規則は、各DNA鎖ごとにもA% ≈ T%、G% ≈ C%が概ね成立するというものである[1]。ただし、これは一本のDNA鎖における塩基組成の全体的な特徴を表すものであり、必ずしも局所的な領域ごとに成り立つとは限らない。