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シャントンゴスクス

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シャントンゴスクス(学名:Shantungosuchus)は、ワニ形上目に属する絶滅した爬虫類の属[1]。タイプ種Shantungosuchus chuhsienensisともう1種Shantungosuchus hangjinensisの計2種が知られる[2]。前期白亜紀において現在の中華人民共和国付近の地域に生息しており、S. chuhsienensisはベリアシアン階あるいはバランギニアン階から[3]、S. hangjinensisはバランギニアン階あるいはオーテリビアン階から化石が産出している[4]。S. brachycephalusという種も報告されているが、これはタイプ種のジュニアシノニムとされる[5]。

概要 シャントンゴスクス, 地質時代 ...
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特徴

S. chuhsienenisは腹側面の印象として保存された関節した骨格に基づいて記載された。体は小型であり、細長く、頭部は三角形であった[6]。全長は30センチメートルであった[7]。

シャントンゴスクスは頭骨の前上顎骨と上顎骨が前後に短く、頬骨が眼窩の下で外側に発達した棚状構造を持つ[6]。口蓋骨は葉状であり、suborbital fenestraに接さない[6]。翼状骨は後外側に広がる1対の稜を、基蝶形骨は1対の大型の窪みを持つ[6]。方形頬骨には窩が存在する[6]。

下顎は下顎結合において左右の歯骨が非対称性を示し、また角骨が骨の後外側面から見られず、上角骨が顕著な筋突起を持つ[6]。体骨格では、脛骨長が大腿骨長を上回る[6]。

分類

S. chuhsienensisの記載以降、シャントンゴスクス属がどの分類群に配置されるかは不確かであった。1960年代から1980年代にかけては複数の研究者によりアトポサウルス科(英語版)に属することが示唆されがが[8][9][10]、1994年にS. hangjinensisが記載された際、骨形態がアトポサウルス科よりもプロトスクス科(英語版)に類似することが指摘され、プロトスクス科への分類が提唱された[6]。

後の研究でプロトスクス類は初期ワニ形類の側系統群と見なされており、単系統群である基盤的なプロトスクス科と、シソスクスと中正鰐類(英語版)とにより近縁なワニ系類とに二分されている。Clark et al. (2004)はシャントンゴスクスを中正鰐類に近縁な位置に置き[11]、Buscalioni (2017)は本属をシチュアノスクスやシャルテゴスクス科(英語版)と同一の分岐群に配置した[12]。後者の分岐群はDollman et al. (2018)によりShartegosuchoideaと命名された[13]。

分布と環境

S. chuhsienensisは山東省で下部白亜系の蒙陰層(英語版)から[6]、S. hangjinensisは内モンゴル自治区の下部白亜系Luohandong層から化石が産出している[6]。Luohandong層においてS. hangjinensisはシナミア(アミア目の魚類)やオルドセミス(英語版)(カメ)やイケコサウルス(コリストデラ類の爬虫類)といった動物と共存していた可能性が高い。同層からは複数の恐竜化石も産出しているが、属レベルで同定されてはいない[14][15]。

出典

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