ジッダ・タワー
サウジアラビアのジッダに建設中の超高層ビル
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ジッダ・タワーあるいはジェッダ・タワー(英: Jeddah Tower)、ブルジュ・ジッダ(英: Burj Jeddah、阿: برج جدة)は、サウジアラビアのジッダで2013年に着工され建設中の、高さ1,008mとなる予定のハイパービルディング(超々高層ビル)である。別名キングダム・タワー(英: Kingdom Tower,ブルジュ・アルマムラカトゥ 阿: برج المملكة)とも呼ばれる。
| Jeddah Tower Burj Jeddah | |
|---|---|
| برج جدة | |
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建設一時停止中のジッダ・タワー (2021年5月) | |
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| 概要 | |
| 現状 | 建設中 |
| 用途 | |
| 建築様式 | ネオ・フューチャリズム |
| 所在地 |
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| 座標 | 北緯21度44分2.4000秒 東経39度4分58.2240秒 |
| 着工 | 2013年4月1日 |
| 完成予定 | 2028年 |
| 建設費 | SR4.45 billion (US$1.23 billion)[1] (preliminary) |
| 所有者 | Jeddah Economic Company; Kingdom Real Estate Development |
| 管理運営 | CBRE Group |
| 高さ | |
| 構造 | 少なくとも 1,008 m (3,307 ft) |
| 屋上 | 少なくとも 1,008 m (3,307 ft) |
| 最上階 | 668 m (2,192 ft)(計画) |
| 展望 | 652 m (2,139 ft) |
| 技術的詳細 | |
| 構造方式 |
RC造、S造 オールガラスのファサード |
| 階数 | 157階[2] |
| 床面積 | 243,866 m2 (2,624,950 sq ft) |
| エレベーター数 |
59基 (シングルデッキ55基、ダブルデッキ4基)[3][4] (KONE製[5]) |
| 設計・建設 | |
| 建築家 | エイドリアン・スミス |
| 開発業者 | Jeddah Economic Company (JEC)[6] |
| 技術者 | Langan International (sub-grade and transportation planning)[7] |
| 構造技術者 | ソーントン・トマセッティ |
| 主要建設者 | サウディ・ビンラディン・グループ |
| 脚注 | |
| [3] | |
名称
ジッダ・タワー(別名キングダム・タワー)は、アラビア語でブルジュ・アル・マムラカ・トゥ(塔・定冠詞・王国・女性名詞)と呼ばれる。
当初は高さ1,600mで計画され、その高さにちなみマイル=ハイ・タワーという名称であった。なお、アメリカのシカゴにも、1956年にフランク・ロイド・ライトによって提案・デザインされた「マイル=ハイ・タワー」(ジ・イリノイ)という名称のハイパービルディング計画があったが、建設には至らなかった。フランク・ロイド・ライトによるマイル=ハイ・タワーのデザインは、その後、アラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファ(高さ829.8mの現在世界一高い超高層ビルで、設計者は後述のとおり当ビルと同じ)のデザインの原型になっている。
概要
ジッダ北部の紅海に面する地域に建設中の再開発地区「ジッダ・エコノミック・シティ」の中央部に建設中である。完成時の高さは1,000mに及ぶ世界初のハイパービルディング(超々高層ビル)となる見込みで、これは現在建設中のビルを含め世界一の高さである。ジッダ・タワーはフォーシーズンズホテルを核に、サービスアパートメントやコンドミニアムやオフィスから形成される。
設計は アラブ首長国連邦のドバイにあるブルジュ・ハリファと同じくアメリカ人建築家のエイドリアン・スミス。構造設計はアメリカのソーントン・トマセッティ社。事業主はアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の甥に当たり、中東一の資産家であるアル=ワリード・ビン・タラール王子が会長を務めるキングダム・ホールディング・カンパニー[8]。
2011年8月2日、サウジアラビア最大のゼネコンで多国籍コングロマリットでもあるサウディ・ビンラディン・グループが施行業者に正式に選定された。総工費は46億リヤル(約948億8000万円)[9][10]。同社はメッカのアブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(高さ601m)など超高層ビル建設に多数の実績がある。また同社はキングダム・ホールディング・カンパニーにも出資をしている。
世界金融危機の影響で計画の実現を危ぶむ声をキングダム・ホールディング・カンパニー側は一蹴し、予定通り進行すると発表した[11]。しかし、建設予定地の土壌調査の結果から、高さを1,600mではなく最大で500mほど下げた1,100m程度に変更する可能性があるとされた[12]。
当初、タワーは着工後3年で完成する予定であったが、2017年5月時点でもなお建設途上であった。工事を指揮するアル=ワリード・ビン・タラール王子は、2019年にオープン予定というスケジュールを示していた[13]。
2018年初めには工事が一時中断された[2]。2010年代後半の反腐敗キャンペーン (Saudi Arabian purge) で主要関係者が拘束された影響や請負業者との労働問題、2020年代に入って猛威を振るったCOVID-19パンデミックの影響などもあって工事再開計画が停滞しており[2]、2022年6月時点では実際に完成まで漕ぎつけられるかまたその時期について見通せない状況にあった[14]。
2023年9月にプロジェクトを再始動し、契約の提案依頼書を発行し入札が開始された[2]。その後、少しずつ工事は再開されていたが[15]、2024年10月には開発コンソーシアムのジッダ経済会社 (Jeddah Economic Company; JEC) が式典を開催し工事の再開を正式に発表(この時点で157階建ての計画のうち63階まで建設済み)[2]、2025年1月までにコンクリート打設など本格的に工事が再開された[16]。同年9月1日時点で建設工事は70階に達している[17]。前述の式典での発表によると、2028年の完成を目指しているという[2]。
