ジブチルエーテル

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ジブチルエーテル
骨格構造式
骨格構造式
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.005.069 ウィキデータを編集
UNII
性質
C8H18O
モル質量 130.23 g·mol−1
外観 無色の液体[1]
匂い フルーティな[1]
密度 0.77 g/cm3 (20 °C)[1]
融点 −95 °C (−139 °F; 178 K)[1]
沸点 141 °C (286 °F; 414 K)[1]
0.3 g/L[1]
屈折率 (nD) 1.3992
粘度 0.741 cP (15 °C)
構造
1.18 D
危険性
引火点 25 °C (77 °F; 298 K)
175 °C (347 °F; 448 K)[1]
致死量または濃度 (LD, LC)
7400 mg/kg (経口, ラット)[1]
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

ジブチルエーテル (dibutyl ether) は分子式C8H18Oで表されるエーテル類に属す化合物である。特有のエーテル臭を持つ無色の揮発性液体で、引火性が高い。消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する[2]

液体のジブチルエーテルは水よりも軽いが、その蒸気は空気よりも重い。水に不溶であるが、アセトンジクロロプロパンなど、多くの有機溶媒に溶ける。この性質により、さまざまな化学反応やプロセスにおいて溶剤として使われている。

また、過酸化物が形成する危険性があるため、熱、光、空気から保護する必要がある。

ジブチルエーテルは硫酸を触媒とした1-ブタノールの脱水によって得られる。過剰の濃硫酸に1-ブタノールを加え、140 °Cから150 °Cに加熱すると、以下の反応が進行する。

2C4H10O + H2SO4 → C8H18O + H2O

この方法では、アルキル硫酸塩の形成(特に温度が低い場合)や、アルケンの生成(特に温度が高い場合)などの二次反応の影響を受ける。

また、工業規模では、アルミナ上で1-ブタノールの蒸気を300 °Cで脱水することによっても得られる。

反応性

用途

脚注

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