ジム・プレス
From Wikipedia, the free encyclopedia
ジム・プレス(James E. Press、1946年10月4日 - )は、アメリカ合衆国の実業家。米国トヨタ自動車販売社長や、北米トヨタ自動車社長を経て、トヨタ自動車初の外国人役員として専務取締役を務めたが、就任3ヶ月足らずでクライスラーに引き抜かれ退任した。
退任後、クライスラー副会長兼共同社長やルノー・日産アライアンス相談役、北米現代自動車エグゼクティブアドバイザー、サーベラス・キャピタル・マネジメント顧問等を歴任した。自動車殿堂功績賞、国際水泳殿堂金メダル等受賞。
人物・経歴
カリフォルニア州パサデナ生まれ[1]。家族経営のシボレー販売店で自動車業界の仕事を始め[2]、ガソリンスタンドの整備士や夜間マネージャーを経て、1964年(昭和39年)にカンザスシティのゼネラルモーターズ工場で研修のため組立工となった[1]。
1968年(昭和43年)にピッツバーグ州立大学を卒業し、B.S. in Business Administration(経営学士)取得後[1][2]、南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院でマーケティングを学んだ。フォード・モーターのサービス・部品部門に勤務後、上司に誘われて1970年(昭和45年)米国トヨタ自動車販売(TMS)入社[2][1][3][4]。
1995年(平成7年)ピッツバーグ州立大学より功労賞を受賞[1]。2000年(平成12年)、米国トヨタ自動車販売取締役執行副社長兼チーフオペレーティングオフィサー(COO)に就任した[3]。2003年(平成15年)トヨタ自動車常務役員[3]。同年自動車殿堂より卓越サービス引用賞(Distinguished Service Citation Award)を受賞[1]。
2005年(平成17年)米国トヨタ自動車販売取締役社長[3]。2006年(平成18年)北米トヨタ自動車(TMA)取締役社長に就任し[3]、米国トヨタ自動車販売取締役社長を退任[3]。同年自動車殿堂からオートモーティブ・インダストリー・リーダー・オブ・ザ・イヤー(Industry Leader of the Year Award)受賞、国際水泳殿堂金メダル(Gold Medallion)受賞[1]。2007年(平成19年)、トヨタ自動車専務取締役に就任し、外国人初のトヨタ自動車役員となった[5][3]。
就任3ヶ月足らずで破格の報酬でクライスラーに引き抜かれ[6]、2007年(平成19年)クライスラー副会長兼共同社長に就任。同年に独ダイムラーから独立し、サーベラス・キャピタル・マネジメント傘下に入ったクライスラーでロバート・ナルデリ会長を補佐し、事業運営の実質的トップを務めた[2][4][7]。2009年(平成21年)にはセルジオ・マルキオンネCEOの下で、経営破綻したクライスラーの副CEO兼特別顧問に就任した[1]。
2010年(平成22年)ルノー・日産アライアンス相談役に就任し、ブランド戦略などを担当[7]。ヒュンダイ・モーター・ノースアメリのエグゼクティブアドバイザーや、プレシディオ・グループの戦略アドバイザー、サーベラス・キャピタル・マネジメント顧問、ワークトラックソリューションズのエグゼクティブアドバイザー等も歴任した[2]。
細身で、ユーモアのある話術や、腰が低く、人当たりが良い性格として知られた[4]。事業用操縦士資格を保有しマスターズ水泳選手でもある[2]。大学でも水泳部に所属した[1]。