スクッテルド鉱

From Wikipedia, the free encyclopedia

スクッテルド鉱(スクッテルドこう、skutterudite)はコバルト砒素からなる砒化鉱物の1つ。方砒コバルト鉱方コバルト鉱スクテルド鉱とも。

概要 スクッテルド鉱 skutterudite, 分類 ...
閉じる

ノルウェーブスケルー県モドゥム西部のスクーテルー鉱山で発見されたことにちなみ、1845年ヴィルヘルム・カール・リッター・フォン・ハイディンガー英語版により命名された[1]。名称が確定する前には"kobaltglants"、"kobaltmalm"、"minera cobalti cinerea"、"cobaltum arsenico mineralisatum"、"speiskobalt"、"safflorite"、"smaltite"、"Arsenikkobaltkies"、"Arsenikkobalt"などの名称で呼ばれてきた。

スクッテルド鉱のコバルトニッケルに置換されるとニッケルスクッテルド鉱(方砒ニッケル鉱、Nickelskutterudite)[2]に、に置換されると鉄スクッテルド鉱(方砒鉄鉱、Ferroskutterudite)[3]になり、これらは連続的に組成が変化する。

2016年に定義された ペロブスカイト超族[4]の「非化学量論的ペロブスカイト族(Non-stoichiometric Perovskites Group)」[5]内の「スクッテルド鉱亜族」[6]に属する。

産出

おもに熱水鉱床で産する。方解石と接した部分では結晶面が発達し、結晶が六面体、八面体、十二面体などが見られることもあるが、多くは緻密、または粒状の塊で産する。風化して生じたコバルト華を伴うことが多い。

用途

コバルトの鉱石となりうるが、ほとんどは輝コバルト鉱コバルト華である。本鉱の結晶構造はスクッテルダイト型といわれ、そのような結晶構造を持ち異なる元素から成る物質が人工的に合成され、超伝導材料や熱電材料としての研究がなされている。

関連項目

参考文献

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI