スズメフクロウ

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スズメフクロウ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: フクロウ科 Strigidae
: スズメフクロウ属 Glaucidium
: スズメフクロウ G. passerinum
学名
Glaucidium passerinum
(Linnaeus, 1758)
シノニム
  • Strix passerina Linnaeus, 1758
英名
Eurasian Pygmy Owl
分布域

スズメフクロウ(雀梟、学名:Glaucidium passerinum)は、フクロウ科に分類される鳥類の一種。ヨーロッパで最も小さなフクロウ目の鳥である。羽毛は暗い赤褐色から灰褐色で、側面には斑点が入り、首の後ろには半分の白い輪が入る。北ヨーロッパ中央ヨーロッパからシベリアにかけて分布し、タイガに生息する。渡りは行わず、成鳥は一年を通じて同じ地域で見られるが、寒さが厳しい場合は南下することがある。また若鳥は毎年秋から冬にかけて南へ渡る[3]

1758年にカール・フォン・リンネによって、『自然の体系英語版』の中で Strix passerina として記載された[4]。タイプ産地はスウェーデンであった[5]。種小名の「passerinus」はラテン語で「スズメのような」を意味し、「スズメほどの大きさ」であると示している[6]。現在はスズメフクロウ属に分類されており、この属は1826年にフリードリヒ・ボイエ英語版によって設立された[7][8]

2亜種が知られている[8]

分布と生息地

西はノルウェーから、東は極東ロシアまで分布する。開けた高木林に生息し、針葉樹林針葉樹の多い混合林で見られる。標高2,150mの高地でも記録されている[1]

形態

虹彩は黄色で、眼の上部には白い模様が入る。は淡黄色で、羽角は持たない。背面の羽毛は灰褐色で、白い小斑点が入る。腹面は白く、茶色の縞が入る。胸は茶色である。雛は白く、幼鳥の羽毛は暗色である。成鳥は体長15-19cm、翼開長32-39cmである。体重は雄で47-72g、雌で67-83gである[9]

生態と行動

薄明薄暮性であり、明け方と夕方に活動する[3]ネズミレミングコウモリなどの小型哺乳類ツグミイスカ属ズアオアトリメボソムシクイ属などの小型鳥類を捕食する。飛んでいる鳥を狩ることもある。その他にもトカゲ昆虫などが獲物となる。秋に多くの獲物を集めて貯蔵し、冬の間の食料とする[10]。こうした貯食行動は、気候条件の影響を大きく受ける[11]キンメフクロウなど、他の大型フクロウが天敵である[9]

アカゲラなどのキツツキが作った木の幹にある古い穴を巣として使う[9]。捕食者から身を守るため、深さ15-30cm、壁の厚さ5cm以上、入り口の大きさ45mmの巣穴を好む[12]。繁殖期は4-7月で、4-8個の卵を産む。一夫一妻制であり、同じつがいが毎年繁殖する。卵は4週間で孵化し、生後一か月で巣立つ。しかしさらに一か月間は父親から餌を受け取る。雌雄ともに一歳ごろに性成熟する[9]

画像

出典

外部リンク

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