ステアリン酸鉛
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ステアリン酸鉛(ステアリンさんなまり、英語: lead stearate)とは、2価の鉛と2分子のステアリン酸のカルボキシ基とが、塩を形成した化合物である。なお、オクタデカン酸鉛(オクタデカンさんなまり、英語: lead octadecanoate)などとも呼ぶ。
| 物質名 | |
|---|---|
別名 Lead(2+) octadecanoate, lead(II) stearate, lead distearate | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.012.733 |
| EC番号 |
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PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C36H70PbO4 | |
| モル質量 | 774.14 |
| 外観 | 白色の粉末 |
| 密度 | 1.4 g/cm3 |
| 融点 | 115.7 °C (240.3 °F; 388.8 K) |
| 沸点 | 359.4 °C (678.9 °F; 632.5 K) |
| わずかに溶ける | |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H302, H332, H360, H373 | |
| P260, P261, P281, P304, P340, P405, P501 | |
構造と物理化学的性質
しばしば鉛はカルボン酸と塩を形成する事で知られており、例えば、健康被害を引き起こした酢酸鉛が有名である[1]。それと同様に、鉛はステアリン酸とも塩を形成する。それがステアリン酸鉛である。その化学構造からステアリン酸鉛は、金属石鹸と呼ばれる物質のグループにも分類される[2]。もちろん、ステアリン酸鉛もまた有毒である[3]。ステアリン酸鉛は、常温常圧で白色の固体として存在する[4]。その常圧における融点は115.7 ℃で、沸点は359.4 ℃である。常温常圧におけるステアリン酸鉛の密度は約1.4 (g/cm3)であるため、水に沈む[4]。そして、水に少し溶解する[5]。一方で、加熱したエタノールには可溶である。なお、空気中で吸湿する性質を有する。
合成法
ステアリン酸鉛は、酢酸を触媒として、ステアリン酸と酸化鉛を反応させる方法で得られる[6]。
- 2C
17H
35COOH + PbO → (C
17H
35COO)
2Pb + H
2O
他に、例えば酢酸鉛とステアリン酸ナトリウムを反応させても得られる。
- Pb(CH
3COO)
2 + 2NaC
18H
35O
2 → Pb(C
18H
35O
2)
2↓ + 2CH
3COONa
