スピノザの診察室

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スピノザの診察室
著者 夏川草介
イラスト 装画:五十嵐大介
装幀:名久井直子
発行元 水鈴社
ジャンル 長編小説
医療小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 287
次作 エピクロスの処方箋
公式サイト https://natsukawa-suirinsha.jp/spinoza/
コード ISBN 978-4164010068
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スピノザの診察室』(スピノザのしんさつしつ)は、夏川草介による日本の小説。水鈴社より2023年10月27日に刊行された[1]

京都の地域病院を舞台とする医療小説である。第21回本屋大賞4位[2]、第12回京都本大賞受賞[1]

あらすじ

雄町哲郎は、内科医として京都の原田病院に勤務している。妹が若くして死去し、一人残された甥の龍之介と暮らすため洛都大学消化器内科医局長の職を辞し、現在の職についた。大学病院時代は内視鏡で数々な困難症例を担当した実績を持つ。ある日、哲郎の力量に惚れ込んでいた洛都大学准教授の花垣が、愛弟子の南茉莉を研修として哲郎のもとに送り込む。

登場人物

雄町 哲郎(おまち てつろう)
京都の原田病院で働く内科医。専門は消化器内科。本作の主人公。原田病院に移る前は洛都大学の消化器内科で医局長をしていた。大学の医局時代の机の上にはカントプラトンヒュームスピノザなどの哲学書が山積みであった。マチ先生の愛称で呼ばれている。甘味党で、特に長五郎餅を好む。
原田 百三(はらだ ひゃくぞう)
原田病院の理事長。
鍋島 治(なべしま おさむ)
原田病院の院長。外科医。
中将 亜矢(ちゅうじょう あや)
原田病院の常勤医。外科医。
秋鹿 淳之介(あきしか じゅんのすけ)
原田病院の常勤医。内科医。精神科医として11年間精神科医をしたが過酷な出来事があり、内科に転科した。
花垣 辰雄(はながき たつお)
洛都大学消化器内科准教授。かつて哲郎の力量に惚れ込み、南茉莉を哲郎のもとに送り込む。
南 茉莉(みなみ まつり)
洛都大学消化器内科医局員。医師5年目。研修のため哲郎のもとを訪れる。
西島 基次郎(にしじま もとじろう)
洛都大学消化器内科講師。哲郎の1つ下の後輩。虚栄心が強く、大学病院時代は哲郎に張り合う様子があった。
天吹 昇平(あまぶき しょうへい)
洛都大学消化器内科医局員。哲郎の5つ下の後輩。南に「俺にとってマチ先生の存在はとても大事」と語るなど哲郎を先輩として尊敬している。
飛良泉 寅彦(ひらいずみ とらひこ)
洛都大学消化器内科教授。寡黙な人物であるが、雄町が退局する時はその腕を惜しみ大激怒した。
葛城 憲(かつらぎ けん)
医療雑誌「エキスパート・ドクター」副編集長。
龍之介
哲郎の甥で中学生。母の死後は哲郎と暮らしている。

評価・反響

第21回本屋大賞で第4位に選出された[1][2]。第12回京都本大賞を受賞した[1]

コラボレーション

関連項目

脚注

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