スミレサイシン
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| スミレサイシン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Viola vaginata Maxim. (1877)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| スミレサイシン | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 品種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
スミレサイシン(菫細辛[6]、学名: Viola vaginata)は、スミレ科スミレ属に分類される多年草の1種[7][8][9]。和名は花後の葉の形状がウマノスズクサ科のウスバサイシンに似ているスミレであることに由来する[7][10][11]。
特徴
多年生草本[6]。地下茎はワサビのように太く[13]、横にはい、節が多く[7]、密に接近する[8]。地上茎が無い無茎性のスミレで、草丈は5 - 15センチメートル (cm) [9]。葉は日本のスミレの中では最大で[8]、花期にはあまり展開していないことが多く[13]、基部が表面に向かって巻き、花より遅れて開き、数枚が叢生する[6][14]。葉は両面とも緑色でやや厚く、ほとんど無毛[9]、三角状広披針形で[6]、花時は長さ3 - 5 cm[15]、果時にはさらに大きくなって長さ15 cmに達する[2]。葉の先は尖り、基部は心形[7]、縁には低い鋸歯がある[8]。分布域の北部では一般に葉は大きく幅広になり、西部ではより小さく狭長になる[16]。葉柄は花期に長さ15 cmにもなる[8]。古い托葉[10]は葉柄から離れて根本につき[7]、膜質で褐色[14]。
- 左上:スミレサイシンの葉は心形(表面)
右上:スミレサイシンの葉(裏面)
左下:葉の形状が似ていて和名の由来となっているウスバサイシンの葉
右下:太平洋側にすみ分けるように分布しているナガバノスミレサイシンの葉は披針形 - 花より遅れて展開中の葉
花は淡紫色で[7]、花弁は長さ15-20 mm、側弁は無毛、唇弁に紫条が入る[8]。距は短く太く袋状で長さ4-5 mm[7]。雌蕊の柱頭はくちばし状に長く、花柱の上部はカマキリの頭形[9]。萼片は広披針形で[8]、付属体には鋭い切れ込みがある[9]。花期は3月[11]-6月[7]。果実は蒴果で熟した後に裂開し、種子を飛ばす[10]。
- 花は淡紫色、側弁は無毛、唇弁に紫条が入る。
- 距は短く太く袋状で、萼片は広披針形。
- 分布域の北部のものは葉が大きい。(福島県会津地方)
- 果実は蒴果で熟した後に裂開し、種子を飛ばす。
- 山地の落葉樹林下に生育するスミレサイシン。
利用
分類
スミレサイシン類に分類される[9]。以下の品種が知られている。
- ウスジロスミレサイシン(薄白菫細辛、学名:Viola vaginata Maxim. f. albescens Sugim.[3])

- シロバナスミレサイシン(白花菫細辛、学名:Viola vaginata Maxim. f. albiflora Honda[4]) - 白花の品種[9]。
- サンインスミレサイシン(山陰菫細辛、学名:Viola vaginata Maxim. f. satomii (F.Maek. et T.Hashim.) E.Hama, nom. nud.[5]) - 葉が細長くなるもので[9]、ナガバノスミレサイシンよりも先端がさらに細く尖る[13]。北陸より西の[13]、山陰地方に多い[9]。山陰地方のものを変種 var. satomii として扱う見解もある[17]
が、寺尾 (1977)の研究によれば、スミレサイシンの地理的変異は連続的で、種としては均一なものとしている[16]。