スリム・ピケンズ
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| スリム・ピケンズ Slim Pickens | |
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スリム・ピケンズ(1972年撮影) | |
| 本名 | ルイス・バートン・リンドレイ・ジュニア(Louis Burton Lindley, Jr.) |
| 生年月日 | 1919年6月29日 |
| 没年月日 | 1983年12月8日(64歳没) |
| 出生地 |
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| 死没地 |
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| 国籍 |
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| 配偶者 | マーガレット・"マギー"・ピケンズ(Margaret "Maggie" Pickens) |
| 主な作品 | |
| 『片目のジャック』(1961年) | |
スリム・ピケンズ(Slim Pickens 1919年6月29日 - 1983年12月8日)、本名ルイス・バートン・リンドレイ・ジュニア(Louis Burton Lindley, Jr.)は、アメリカの俳優、ロデオパフォーマー。しばしば「尊大でタフで皮肉屋なカウボーイ」というキャラクターを演じた。また『博士の異常な愛情』や『ブレージングサドル』などコメディ映画、テレビ映画などへの出演も多い。声優としてナレーションの吹き込みなども行なっている。
若年期
スリム・ピケンズことルイス・バートン・リンドレイ・ジュニアは、カリフォルニア州キングスバーグにて、母サリー・モーシャー(Sally Mosher)と父ルイス・バート・リンドレイ・シニア(Louis Bert Lindley, Sr)の間に生を受けた。彼は4歳の頃から乗馬を始め、12歳になる頃にはロデオを始める為に学校を退学した。周囲からはロデオを始めた事について「ほんの少しの金(slim pickings)」が欲しいのだろうと言われていたが、彼はやがて有名なロデオ・クラウンとなった。また、slim pickingsの語は後に彼が名乗る芸名の元となった。
20年以上ロデオ・サーキットで務めた後、俳優としてのオファーがあった。彼が話す独特な(カリフォルニア生まれであったにもかかわらず)オクラホマ・テキサス訛りの英語や幅広の目、丸い輪郭などの特徴が好まれ、1950年にエロール・フリンが主演した西部劇『勇魂よ永遠に』(原題:Rocky Mountain)に出演した。彼はレックス・アレンのように悪役や主人公側の相棒などの様々な役回りで多くの西部劇に出演した。
映画俳優として
その後、ピケンズは西部劇やコメディを中心にいくつもの映画へ出演を果たす事になるが、最も注目されたのはスタンリー・キューブリックが監督したブラック・コメディ映画『博士の異常な愛情』でのB-52爆撃機の操縦士T・J・"キング"・コング少佐(T.J. "King" Kong)であろう。
ピケンズは後に、コング少佐こそが自らのキャリアにおけるターニングポイントであったと認めている。例えば撮影現場で以前は「おい、あんた」(Hey you)と呼ばれていたのに、『博士』出演後は「ピケンズさん」(Mr. Pickens)と呼ばれるようになったという。彼は「『博士』に出演してからというもの、役柄とか楽屋とか、とにかく何もかもが大きいものになった訳だ」と語っている。ピケンズはまた、キューブリックが手がける『博士』の撮影がそれまで出演した映画と大きく異なった事に驚いていたという[1]。実際、コング少佐が投下される水爆に跨ってロデオのように掛け声を上げてカウボーイハットを振り回す有名なシーンは100回以上撮り直されたという。
1970年代後半、ピケンズは映画『シャイニング』のディック・ハロラン料理長役のオファーを受けたが、ピケンズ側は自分の出演シーンの撮り直しを100回未満に抑えよという要求を上げた[2]。この点での同意が得られなかった為、ピケンズのエージェントはスキャットマン・クローザースのエージェントに台本を回した。結局、実際の撮影ではクローザースがハロラン役を演じた[3]。
受賞
1982年、ピケンズはオクラホマシティのカウボーイ・アンド・ウェスタン・ヘリテージ博物館にて、ウェスタン・パフォーマーとして殿堂入りした。またコロラド・スプリングスのプロ・ロデオ・カウボーイ・ホールでは、ロデオ・クラウンとしての殿堂入りを果たしている。
私生活
晩年はカリフォルニア州トゥオルミ郡コロンビアにて妻とともに過ごした。彼は双発機の民間パイロットの資格を持っており、飛行の際には『博士』のコング少佐と同じく米空軍の飛行服とカウボーイハットを身に着けていたという。1983年12月8日、脳腫瘍の手術を受けた後に死去した。
なお、弟のサミュエル・T・リンドレイもイージー・ピケンズの芸名で俳優活動を行なっている。サム・ペキンパーが監督した『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』では、兄弟での共演を果たしている。