セレブレーション (フロリダ州)
From Wikipedia, the free encyclopedia
セレブレーション Celebration | ||
|---|---|---|
|
セレブレーション中心市街 | ||
|
| ||
|
フロリダ州におけるオセオラ郡およびセレブレーションの位置 | ||
|
センサスマップ | ||
| 座標:北緯28度19分12秒 西経81度32分25秒 / 北緯28.32000度 西経81.54028度座標: 北緯28度19分12秒 西経81度32分25秒 / 北緯28.32000度 西経81.54028度 | ||
| 国 |
| |
| 州 |
| |
| 郡 |
| |
| 面積 | ||
| • 合計 | 10.7 mi2 (27.7 km2) | |
| • 陸地 | 10.7 mi2 (27.6 km2) | |
| • 水域 | 0 mi2 (0.1 km2) | |
| 標高 | 82 ft (25 m) | |
| 人口 (2010) | ||
| • 合計 | 7,427人 | |
| • 密度 | 690人/mi2 (270人/km2) | |
| 等時帯 | UTC-5 (東部標準時) | |
| • 夏時間 | UTC-4 (EDT) | |
| ZIPコード |
34747 | |
| 市外局番 | 321 & 407, 689 | |
| FIPS code | 12-11285[1] | |
| GNIS feature ID | 1699772[2] | |
| ウェブサイト | http://www.celebration.fl.us/ | |
セレブレーション(英: Celebration)は、アメリカ合衆国フロリダ州オセオラ郡の国勢調査指定地域および計画都市である。ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート近郊に位置し、ウォルト・ディズニー・カンパニーにより開発された。人口は2010年アメリカ合衆国国勢調査時点で7427人。行政上はオーランド–キシミー大都市統計地域に属する[3]。同地域は州法にもとづきコミュニティ開発地区に指定されている。そのため、投票権は土地所有者のみに限定される。最大の土地所有者はウォルト・ディズニー・カンパニーの傘下団体である[4]。
セレブレーション建設後、ディズニーは当初の計画通り、都市の運営からはほとんどの面において撤退しているが[5] 、町内のオフィスビルにはひきつづきディズニーの事業部門が複数入居している。また、ウォルト・ディズニー・ワールドはインフラ部門としてスマート・シティ・テレコム(Smart City Telecom)とリーディ・クリーク・エナジー・サービスの2社を経営しており、町内においてもサービスを提供している。セレブレーションはディズニー・ワールド・リゾートに隣接しており、マジック・キングダムを起点とする道路、ワールド・ドライブ(World Drive)を通じてランド内の各施設と繋がっている。
セレブレーションの建設には多くの現代古典主義建築家が参加している。セレブレーション中心市街の郵便局はマイケル・グレイヴス、隣接するウェルカム・センターはフィリップ・ジョンソン、医療施設はロバート・スターンの設計である[6] 。セレブレーションの建設に参加したその他の著名な建築家として、プレビュー・センター(Preview Center)のチャールズ・ムーア、ボヘミアン・ホテル(Bohemian Hotel)のグラハム・ガンド、サントラスト・バンク(SunTrust Bank)のロバート・ヴェンチューリとデニス・スコット・ブラウン、映画館のシーザー・ペリなどがいる[7]。
初期の開発
1990年代初頭、ディズニー・デベロップメント・カンパニー(Disney Development Company、DDC)はリーディ・クリーク改善地区南部にある4,900エーカー (20 km2)の土地開発を推し進めるため、セレブレーション・カンパニー(Celebration Company)を設立した[8]。プロジェクトの総投資額は25億アメリカ合衆国ドルと見積もられている[9]。
セレブレーションのマスタープランは、ドリーハウス建築賞を受賞した2名、クーパー・ロバートソンとロバート・スターンが、広範囲の景観・公園・道路の設計はサンフランシスコの設計事務所であるEDAW(現在のAECOM)が手掛けた[10]。ペンシルバニア州ピッツバーグのアーバン・デザイン・アソシエイツは新しい建築物をデザインするためのガイドラインとして、パターンブックを制定した[11]。セレブレーションは20世紀的な建築様式でデザインされており、高密度住居に適した区画にはなっていない。セレブレーションは2001年にアーバンランド・インスティテュートにより「New Community of the Year」に選定されている[12]。マイケル・ベイルートはディズニーの依頼により、道路標識、小売店の看板、マンホールの蓋、噴水、ゴルフコースのグラフィック、公園の通路の目印、住宅販売パンフレットといった、町内の諸要素のデザインを手掛けた[13]。
セレブレーションの開発は1996年夏に着手され、最初にセレブレーション・ヴィレッジ(Celebration Village)、ウェスト・ヴィレッジ(West Village)、レイク・エヴァリン(Lake Evalyn)、次にノース・ヴィレッジ(North Village)、サウス・ヴィレッジ(South Village)およびアクイラ・リザーブ(Aquila Reserve)、最後にアーチザン・パーク(Artisan Park)が開発された[14]。終盤の開発にはデイビッド・ワロンカー(David Waronker)ら複数名のデベロッパが参加した[15]。ディズニーのCEOであるマイケル・アイズナーは初期のニュータウン開発に強い興味を抱いており、DDCの執行役員にウォルト・ディズニーの構想したエプコットに続くような、ディズニーというブランドにふさわしい、歴史に残る遺産を造るよう激励した。DDC執行部は、プランナーや建築家に加えて、教育、健康、テクノロジーのリーダーたちと幅広く協力して、街のビジョンと運営方針を制定した。
ディズニーは、開発当初、住民の経済的・民族的な多様性を創出するために、アフリカ系アメリカ人やヒスパニックをターゲットにした新聞や雑誌への広告掲載、人種的マイノリティをテーマにしたパンフレットの印刷、物件営業部門でのアフリカ系アメリカ人の雇用など、様々な工夫を凝らした[16]。また、住宅購入者に対する人種差別を防ぐため、最初の350戸の住宅と123室のアパートの所有者は抽選で決められた[16]。しかし、2000年には、セレブレーションの人口の88%を白人が占め、周辺の郡における59%という値を大きく上回った。人口学者は、ディズニーがコミュニティ内に補助金付き住宅を建設せず、代わりに90万ドルをオセオラ郡に寄付して、セレブレーションのほとんどの住宅の市場価格を下回る8万ドル以下の住宅を住民が購入できるようにしたことが、この多様性の欠如の一因であると指摘している[16]。
民事訴訟
2016年、ウォール・ストリート・ジャーナルはセレブレーション・タウン・センター(Celebration Town Center)の入居者が「雨漏りする屋根、建物との隙間が空きはじめたバルコニー、壁に広がるカビと戦っており、ぼろぼろになった不動産を手放すことに苦慮している」ことを報じた。2016年4月には、2004年よりセレブレーションの一部を管理する団体、レクシン・キャピタル(Lexin Capital)の下部組織であるタウン・センター・ファウンデーション(Town Center Foundation)に対し、10年以上にわたり延期されていた1500万ドルから2000万ドルの修繕費用を払うよう求める民事訴訟が起こされた[17]。


