セント・ニコラス (雑誌)
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児童文学作家のメアリー・メイプス・ドッジ(英語: Mary Mapes Dodge)を編集長に据え、説教臭さを排した健全で楽しく役立つ雑誌をコンセプトに、1873年にスクリプナーの児童雑誌として創刊する[3]。ドッジは同年11月の創刊号にも筆名を使い分けながら複数の作品を寄稿しており、1905年まで本誌の編集長を務める[3]。
創刊号の発行部数は4万部であり、後に7万部にまで部数を伸ばすが、1930年以降はスクリプナーの経営不振を受けて低迷し、1939年から1940年頃に実質的に終刊する[3]。その後も散発的に刊行は続いたが、1943年を最後に途絶える[3]。
誌面
創刊号は48ページで掲載作品をモチーフにした口絵、誌や小説などの文芸作品、編集長と読者の交流コーナー、クイズなどの企画コーナーで構成されていた[4]。後にページ数は64ページ、96ページと増えていくが誌面構成は大きくは変わらなかった[3][4]。
マーク・トウェインやルイーザ・メイ・オルコットなどのアメリカ在住の作家のほか、アメリカ国外からもラドヤード・キップリングなどが寄稿しており、本誌に登場する作家やその掲載作品からアメリカ児童文学史の流れを追うこともできる[3][5][6]。フランシス・ホジソン・バーネットの「小公子」や「小公女」など本誌を初出とする作品も多く、ハワード・パイルも口絵や挿絵を寄稿していた[5][7]。