ソル・バッドガイ
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ソル=バッドガイ (Sol Badguy) は2D対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEARシリーズ』に登場する架空の人物。
| ソル=バッドガイ | |
|---|---|
| GUILTY GEARシリーズのキャラクター | |
| ゲームでの初登場 | GUILTY GEAR |
| 声 | #担当声優を参照 |
| 詳細情報 | |
| フルネーム | フレデリック=バルサラ |
| 肩書き | 元科学者 |
| 職業 | 賞金稼ぎ |
| 所属 | 元聖騎士団 |
| 格闘スタイル | 我流 |
| 武器 | 封炎剣 |
| 出身 |
|
設定
- 『GUILTY GEARシリーズ』の主人公。アメリカ出身。ギアのプロトタイプとして改造された過去を持つ[注釈 1]。戦闘能力は常人を遥かに凌駕し、半永久的な生命活動を強いられている。実年齢は150歳以上。ギアを生み出した「あの男(飛鳥=R=クロイツ)」を捜すために各地を放浪し、同族であるギアを狩り続ける。
- ギアへ改造される前はスポーツマン体型の科学者。科学者時代は法力の物理応用やエネルギー力学を専門としており、オラトリオ聖人というエネルギーを研究していた。同僚には恋人でもあるアリアという女性と、GEARプロジェクトの実質的なリーダーであった「あの男」がいた。
- 表向きの職業は賞金稼ぎで、普段は懸賞金が掛けられている指名手配人物を捕え、時には狩って、生計を立てている[注釈 2]。
- 無骨な面倒臭がり屋で、言葉遣いも荒く人当たりは冷たいが決して悪党ではなく、相手によっては人情を持って接する面倒見の良さもある。自分の目的のためには手段を選ばない強引な性格であるが、大局的な物の見方もできる。
- 上述の性格から、戦い方は一撃必殺に拘る面が目立つ。最強ギアと称されたジャスティスを破壊したことを始め、その戦闘能力の高さは誰もが認めるところである。
- 努力が嫌いなものに含まれる性格だが、日々の鍛錬(就寝前のトレーニングなど)は地道に重ねており、ソルの努力とは必要と思った物だけを日常に組み込んでやることが多い。
- 「ソル=バッドガイ」は偽名(ならびに通名)であり、本名は「フレデリック=バルサラ」[注釈 3]。
- 「エリ=プ=マーブス(EripmavS's)手記」の著者であるエリ=プ=マーブス=ディ=エリアーデという人物[注釈 4]からラテン語で「太陽(ソル)」の名を付けられている。
- 「バッドガイ」は通名。西暦2065年ごろ、開戦前の国勢状況でGEARの破壊に明け暮れており、軍はそれが誰なのか特定できなかったため、テロ行為を行う悪漢の意味で広く呼称されている。
- 後ろに束ねた髪は実はウィッグ。『GUILTY GEAR』のエンディングと攻略本にて、その姿を確認できる。
- コスチュームはかつて所属していた聖騎士団にて支給された団員服の一部と私服の組み合わせ。
- 額に付けているヘッドギアはギアの力を制御する装置が組み込まれた物で、これを外すと驚異的な力を出せるが、長時間ギアの性能を引き出すとソルの体に支障を来すため、普段はこのヘッドギアを常に着用して封印している。なお、ヘッドギアに刻み込まれた文字「Rock You」は、クイーンの楽曲である「We Will Rock You」に因んだもの。
- ベルトは赤の前垂れとセットになっていて、前垂れは聖騎士団時代のものとデザインが幾分異なり生地も厚めとなっている。
- バックルに刻まれている単語は聖騎士団所属時の抱負や所信を記したもので、「FREE」は「自分の目的のために生き、組織や社会には決して縛られない」という彼自身の意思を表している。
- ジーンズは現在着用している「RIOT」メーカーのものしか穿かないという拘りを持つ。上着はデニムである。
- 無頓着な彼が唯一執着するのが「あの男」である。それは人であった自分をギアへと改造したことによる復讐に繋がる。ソルはギアを「人間の汚れた欲望の産物」と捉えており、先の聖戦で戦争兵器として悪用されたことを含め、自分たちが体験したギアによる悲劇を食い止めるためにも戦っている。ギアとしての名前は「背徳の炎」であるが、これはギアに改造された際に、「あの男(飛鳥=R=クロイツ)」によって、密かに埋め込まれた「神の種」の名前でもあり、ソル自身に不死身に近い再生能力を与えている。
- 彼が劇中で手にする得物の神器「封炎剣」(後に「ジャンクヤードドッグ(MK-II・III)」・「アウトレイジMk-II」に改良)は火の法力を高める役割を担い、斬撃よりも法力を引き出すためにこの武器を振るう場合が多い[注釈 5][注釈 6]。
- デザインのモチーフにZippoライターを内包しており、封炎剣やジャンクヤードドッグにはそれらしき放射口がみられる。
- GG2ではドラゴンインストールに応じて変形する機構を備えた両刃剣のデザインにカスタムされており、ヴァステッジではジャンクヤードドッグと名を冠したより重厚な物に形状を変えている。ジャンクヤードドッグにおいては、バルディウスから強奪した神器「閃牙」をDr.パラダイム協力の元合成したII、片刃状のデザインになったIIIに強化されている。
- 封炎剣を含む数々の神器は、元々は科学者であるソルが過去に対ギア兵器として開発・製作した「アウトレイジ」を人間の手で扱えるよう分割した物。
- 封炎剣は聖騎士団の所有物であったが、ソルが聖騎士団を抜ける際に強奪[注釈 7]し、以後は彼の武器として扱われている。
- 執拗に決着を迫るカイのことをソルは鬱陶しく思っており、ストーリーモードでは何度か対決しているが、わざと負けたフリをして誤魔化している。しかし、カイには見抜かれているため、2人の仲を余計に険悪にさせている。ソルからすればカイの追求する正義の道は青臭く見えるようで、カイのことは「坊や」と呼んでいる(『GG2』以降では名前で呼ぶようになり、少なくなっている)。そのため啀み合うことは多いが、お互いに友好的な姿勢を見せることもある。ただし『Xrd Rev2(アフターストーリーA)』では、聖戦時にギアに対して徹底的に事務的に戦闘をするカイのことを本当は恐れていたことを明かした。
- 『GG2』でも相変わらず賞金稼ぎとして生活しているが、ある事情で養い子となったカイの息子であるシンと共に行動をしている。コスチュームも「旅人がコンセプト」ということで一新されている。カイの呼び出しに応じ危機を助けるなど、両者の仲も変化は生じている。
- シンとは師弟関係・擬似的な親子関係になっており、彼から「オヤジ」と呼ばれている。しかし、ソルは他人に教えることが苦手なせいもあり、シンにサバイバルに偏っていた大雑把な教育を施していた。また、「首輪を着けさせる」「海に蹴り落とす」など躾の度を越えた虐待を行っており、それを知ったカイは憤慨している。
- 『Xrd』では服装が『X』に近いデザインに戻っており、より筋肉質になった。
- 技の一つである「ドラゴンインストール」は、普段抑制装置などで抑えているギアの力を一時的に解放して使用する荒業であり、一時的に圧倒的な力を得ることができるが、その代償としてソル自身のギア化が進行していく。そのため、シリーズ事に発動グラフィックがギアに近い姿になっている。イラストでは、姿としてはドラゴンの名の付く通り翼と長い尾がはえた竜人のようなものが見受けられる。
- 『Xrd』では、本人曰く高血圧であることを語っている。
- 『Xrd REVELATOR』にて、ディズィーがジャスティス(アリア)との娘であることが確定し、アリアが妊娠していた事実すら知らなかったため狼狽していた。なお、発覚以前からディズィーに理由なく父親と認識されていた[注釈 8]。
- 『STRIVE』では外見に大きな変化は見られないが、武器「アウトレイジMk-II」を携行するように。従来のZippoのようなビジュアルはそのまま、新たにベルトのような物が付けられているのが特徴。ストーリーの終盤にて飛鳥に力を抜き取られた[注釈 9]。記憶を取り戻さないアリア=ジャック・オーと旅を始める。
- 名前の由来
- 彼の本名や「バッドガイ」という名前は、すべて彼の愛聴するとされるロックバンドQueenのボーカリスト、フレディ・マーキュリー(本名ファルーク・バルサラ)に由来する。「バッドガイ」はフレディのニックネーム[注釈 10]で、直訳すると「悪漢(悪いやつ)」を意味する。
ストーリー
2014年から「あの男」と共に人類の生態強化を目的としたGEAR計画に着手した科学者フレデリック・バルサラは、2016年に世界初となるギア(試作型)として改造を施された後に、突如行方を暗ます。その後、GEAR細胞抑止装置を開発し自らに装着。人間の姿を留めることに成功すると、賞金稼ぎとして人間社会に溶け込み「ソル=バッドガイ」を名乗る。
2073年に完成型ギアのジャスティスが製作されると、ギアに対抗しうる術(すべ)として神器「アウトレイジ」を製造するが、強力過ぎる力で操作するのも困難だったため、8つに分解し「神器」と名前を変えた。現在で所在が判明しているのは、「封炎剣・封雷剣・絶扇」の3つだけであり、「閃牙・益篤・湖上白」の3つと他2つについては判明しておらず、大半が国連管理下に置かれている。2074年にジャスティスの叛乱により聖戦が勃発すると、自らも闘うことを決意する。
以降100年は戦乱に明け暮れたが、2099年には幼少のクリフ=アンダーソンを戦火から救ったことが記録に残っている。2172年に聖騎士団長となったクリフにスカウトされ、聖騎士団に入団しカイと出会う。後に「封炎剣」を持ち出し脱退。2175年にジャスティスを封印し聖戦を終結させる。
- GUILTY GEAR(ストーリーモード)
- 2180年に第二次聖騎士団選考大会が開催されると、大会運営の背後にギアの影を察知し出場。封印から復活したジャスティスとの因縁に終止符を打った。
- GUILTY GEAR X(ストーリーモード)
- それから一年もたたないうちに、ジャスティスを失い活動を停止しているはずのギア=ディズィーの目撃情報を聞きつけ魔の森へと駆けつける。そしてディズィーと戦い、勝利したがギアである彼女を見逃している。
- GUILTY GEAR XX(ストーリーモード)
- ディズィーとの戦いから数週間後。あの男の配下であるイノを追いかけて、ついにあの男との再会を果たす。だが斬りかかろうとする所で、今後起こりうる事態に対してソルが必要なことを話しながら逃げられてしまった。その過程で、聖騎士団時代に飛ばされた揚句、いらだっていた当時の自分と戦うはめになる(過去の自分と現在の自分は別と定義づけたことで現在に帰還)。
- GUILTY GEAR 2 OVERTURE(略歴)
- 『XXΛC』から約1年後、カイから呼び出しを受け、カイと木陰の君の間に生まれた息子のシンを預けるように頼まれる。当のソルは子供を預けることに関して不快感を示したが、政治的に身動きの取れないカイの立場を察してシンを引き取る。
- 『GG』から6年後。シンと共に行動をする最中、イリュリア連王国で木陰の君が封印されるという事態に直面。この事態を引き起こした人物であり、ソルが動揺するほど「アリア」に酷似、あるいはそのものとしか見えないヴァレンタインを追う。同じくヴァレンタインと敵対するあの男からの援助もあり、仲間と共に異空間「バックヤード」まで到達、感情が爆発し異形と化したヴァレンタインを倒した。
- 道中にイズナとDr.パラダイムから、戦局を変える新たなシステム「サーヴァント」と「マスターゴースト」の具現化などを習得している。
- パチスロ ギルティギア ヴァステッジ
- GG2の事件後、バックヤードからの侵略者に対応するため、かつて分解したアウトレイジのパーツを探しにシンと旅に出る。そのひとつである閃牙が元老院の一人であるバルディウスが管理している情報を得て、彼のいる城砦に向かうが抗戦を仕掛けられる。禁呪を使用するバルディウスとの戦闘の末に殺害し、閃牙を回収。Dr.パラダイムのもとで封炎剣と合成が行われ、かつてソルが愛用していた大剣を冠した「ジャンクヤードドックMk-II」を手に入れる(Xrdの時点でMk-IIIに強化)。
- GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(アーケードモード)
- ヴァステッジ以降のシンとの旅の最中、ある日カイから連絡を受け、突如日本跡地に出現したラムレザル=ヴァレンタインと名乗る者が全世界に向けて全人類抹殺を宣言したことを知る。多額の報酬を条件にカイからのラムレザル討伐の依頼を受けたソルたちは、途中でカイと合流したのちにラムレザルが待つ日本跡地へと向かう。ラムレザルを倒すことに成功したものの、彼女の自爆の道連れにされかける。
- GUILTY GEAR Xrd -SIGN-(ストーリーモード)
- ラムレザルの妹にあたるもう一人のヴァレンタイン、エルフェルト=ヴァレンタインがラムレザルを制止したことによって窮地を脱する。その後はカイたちと共に、突如バビロンに出現した謎の巨大物体「ゆりかご」の正体を突き止めるべく奔走することとなる。
- 「ゆりかご」がジャスティスであり、元老院の目的がジャスティスの復活であると判明。ソルらはイリュリアでジャスティスを迎え撃ち、これを撃破。しかしエルフェルトが本来の目的に目覚め、何者かの手によってジャスティスと共に何処かへ連れ去られてしまう。ソルはシンとラムレザルと共にエルフェルトの行方を追うことになる。
- 過去についての詳細が語られており、「あの男」から交友関係を広げるようにとの勧めに対して「アリアとお前がいればそれでいい」と言い切ったほどの深い信頼を寄せていたことが明かされている。
- GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-(エピソードモード)
- エルフェルトの捜索中、ソルたちのもとにあの男の部下・レイヴンが訪れ、真の黒幕によるジャスティスの復活の阻止の協力を依頼される。当初ソルはあの男に敵愾心を抱いていたため不服を感じていたが、エルフェルト捜索の利害を言われて同行することに。そんな時、かねてからレイヴンが捜索していたジャスティス復活の阻止を握る存在・ジャック=オーと遭遇するが、ソルはその驚愕の正体を知ることになる。
担当声優
- 石渡太輔(GG - GGXX / 戦闘ボイス)
- 花田光(『GGX』ドラマCD、『GGXX』ストーリーモード)
- 中田譲治(『XX Λ CORE PLUS』以降の関連作品)
当初は開発スタッフの石渡が声を担当していたが、家庭用『XX』ストーリーモードやドラマCDでは本業声優である花田光が演じている。石渡は「本業の声優でないため長い会話は苦手」「本業の声優さんとの掛け合いで失礼であることから、プロの声優に任せている」とコメントしている。また、公式設定資料集内で「異常なまでに精神的圧迫があり収録の合間合間で嘔吐していた」と溢している[要出典]。
『XXAC+』からは中田が起用され、全編の声を担当するようになった。『XXAC+』では石渡と中田の声を切り替えることが可能であったが、以降の作品には実装されていない。