タイプーサム
ヒンドゥー教のタミル人コミュニティによって祝われる祭り
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起源
タイプサムという言葉はタイ(Thai)という月の名前とプーサム(Pusam、タミル語:Pushya;マラヤ―ラム語:プーヤム)という星(ふたご座としし座に挟まれたかに座中央のプレセペ星団あたりの星[3])の名前の組み合わせで構成されており、この星は祭りの間最も高い位置に存在する。この祭りはパールヴァティーがムルガ(スカンダ)にベルという聖槍を授けたことでスラパドマンとその兄弟に打ち勝てたことを祝う祭りである。同様に、タイプーサムはスカンダの誕生を記念するものであるとも言われている。一方、ヴァイカシ月(5月、6月)にあたるヴァイカシ・ヴィシャカムがスカンダの誕生日にあたるという説もある[4]。
ヒンドゥー聖典であるスカンダ・プラーナによると、ムルガの伝説やムルガに関するティルップガルという詩はシヴァ派の信条に則って作られている。ムルガはシヴァの光と知恵の体現者であり、彼が悪を打ち破ったことにあやかり、彼の信奉者たちは悩みや苦難を乗り越えるために彼に祈りをささげる。タイプーサムは、神から力を貰うことで悪いことを解決しようという動機の下に行われている[5]。
カヴァディ・アッタム
インド国外のタイプーサム
この祭りは、インド国外でも大規模なタミル人コミュニティが存在する国や地域で主に見られ、行われている地域としてはインド、スリランカ、マレーシア[8]、モーリシャス[9]が挙げられる。同じく、インド系移民としてのタミル人がいる地域でも見られ、カナダやシンガポール[10]、南アフリカ、アメリカ合衆国、レユニオン、インドネシア、タイ、ミャンマー、トリニダード・トバゴ、ガイアナ、スリナム、ジャマイカその他のカリブ海地域の島々が挙げられる。
マレーシアではこの日が祝日として扱われる州もあり、マレーシアのクアラルンプール近くのバトゥ洞窟にある寺院、ペナン州ジョージタウン付近にあるバラタンダユタパニ寺院、ペナン州のナトゥコタイ・チェッティア寺院、ペラ州イポーのカルマライ・ムラガン寺院には100万を超える信者たち、数万を超える観光客たちが訪れる[11]。
シンガポールでは、早朝、ヒンドゥー教徒たちがスリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院に供物としてミルクポットを運んだり、自分の体に針などを突き刺したりして行列を始める[12][13]。この行列はタンク・ロードのスリ・テンダユタパニ寺院に到達するまで4㎞にも及ぶ[14][15]。