タマシダ
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名称
分布・生育地
特徴
根茎はごく短く斜上から直立し[5]、多数の葉をつける。根茎からは針金のような根とともに、細い匍匐茎を出して新しい芽をつけ[5]、大きな群落になる。また、匍匐茎には球状の塊茎をところどころに付け、水と栄養を蓄えている[5]。
葉は細長い1回羽状複葉で[5]、普通は長さ30 - 40 cm、長いものは50 cmを超えて80 cmにも達する。地上のものでは葉はやや立ち上がり、樹上についたものでは葉は垂れ下がる。主軸の左右に細長い楕円形の小葉を数十対、時には百対もつける。羽片は先端が尖らず、基部の上側は耳状に突出する[5]。胞子嚢群は小葉の裏側、主脈と葉縁の間に並ぶ。
- 群生するタマシダ
- 茎と根、および“球”
- カナリーヤシに育つ群落
- 園芸種の石化タマシダ
利用
近縁種
近縁種のセイヨウタマシダ (N. exaltata (L.) Schott) は南米原産で、観葉植物として改良されたものがあり、学名のままにネフロレピス・エクサルタータやボストンファーンと呼ばれる。小葉がさらに羽状に切れ込んだものなどが、よく見られる。
日本にはタマシダ属のシダ植物はタマシダ以外で2種あり、タマシダに似てやや小葉が大きい感じのヤンバルタマシダ (N. hirstula (Forst.) Presl) が南西諸島と小笠原諸島に分布する。もう一種のホウビカンジュ (N. biserata (Sw.) Schott) は、南西諸島に分布して石灰岩の崖などに生え、小葉はより幅広く大きく垂れ下がり、長さが2 mにも達する。