ダメージ・コントロール (マーベル・コミック)
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| ダメージ・コントロール | |
|---|---|
| 出版情報 | |
| 出版社 | マーベル・コミック |
| 初登場 | 『Marvel Age Annual』第4号(1988年6月) |
| 製作者 | ドウェイン・マクダフィー(作家) アーニー・コロン(造形作家) |
| 物語内 | |
| ビジネスの種類 | 復興 |
| 本拠地 | ニューヨーク市フラットアイアンビル |
| オーナー | アン・マリー・ホーグ |
| 社員 | レニー・バリンガー ロビン・シャペル アルバート・クリアリー ジョン・ポーター バート・ロザム ユージン・シュトラッサー エリック・オグレディ ロビー・ボールドウィン ヘラクレス ウォルター・デクラン モンストロ トム・フォスター |
ダメージ・コントロール(Damage Control)は、マーベル・コミックによって出版されたアメリカン・コミックスに登場する架空の建設会社。同社は、スーパーヒーローとスーパーヴィランの紛争によって引き起こされた物的損害の修復を専門としている[1]。『ダメージ・コントロール』限定シリーズは3作品が出版された。
ドウェイン・マクダフィーとアーニー・コロンの共同制作により、マーベル・ユニバース内のシットコムとして『ダメージ・コントロール』の最初のストーリーが書かれた[2]。
ダメージ・コントロールの従業員は、1988年の『Marvel Age Annual』の5ページの物語『The Sales Pitch』で初登場し、1989年には『マーベル・コミックス・プレゼンツ』第19号に掲載された7ページの物語に再登場した[3]。その後、ダメージコントロールの従業員は、1989年5月〜8月の『ダメージ・コントロール』と、1989年12月〜1990年2月、12月に『ダメージ・コントロール vol.2』、1991年6月〜9月の『ダメージ・コントロール vol.3』にも登場した[4]。
その後の登場作品には、2006年の『シビル・ウォー』シリーズや、『Irredeemable Ant-Man』、そして2008年の『World War Hulk Aftersmash: Damage Control』の最初の号が存在する。
経歴
ダメージ・コントロールはアン・マリー・ホーグによって設立され、ニューヨークのフラットアイアンビルに本社を置いていた。もともとトニー・スタークとウィルソン・フィスク/キングピンが会社の株式の半分を所有していたが、スタークは悪名高い犯罪者であるフィスクと協力することに不安を感じていた[5]。
ホーグが政府で仕事をオファーされたとき、彼女はロビン・シャペルを後任に指名した。スタークとフィスクはダメージ・コントロールの株式を売却した[注釈 1]。別の会社、“カールトン社”は、ダメージ・コントロールをコントロールし、同社をより収益性の高いものにしようとしたが、その過程で多くの従業員を怒らせ、ダメージ・コントロールを経営不振に陥れた。ホーグからの説得により“S.H.I.E.L.D.”からの投資を受けるようになったが、その過程でダメージ・コントロールの売却がフィスクによる会社を安く買い戻すための陰謀であったことが発覚。そのため『Acts of Vengeance』において都市が大規模な損害を被り、ダメージ・コントロールが損害を修復するために雇われると、フィスクは大きな利益を上げた。
やがてキングピンを題材にした映画が公開されたことを知ったダメージ・コントロールのスタッフは、プレミアのラップパーティーで自社の元従業員であるエディフィス・レックスに対処するためにノリン・ラッド/シルバーサーファー、ギャラクタス、ロードカオスなどと協力し、最終的にシャペルがレックスを解雇することでこの問題を解決した。 ワシントン記念塔の破壊後[6]、ダメージ・コントロールは規模の縮小を余儀無くされ[7]、後に泥酔して起こした暴動に対する罰として課せられた刑に服するヘラクレスを従業員に加えた。
『シビル・ウォー』にも登場したダメージ・コントロールは[8]、スタンフォードを爆破して数百人を殺し、シビル・ウォーを開始したスーパーヴィランロバート・ハンター/ニトロから「ウォルター・デクランからミュータント成長ホルモンを提供された」と明らかにされ、ウルヴァリンもネイモアからウォルターがダメージ・コントロールのCEOであることを知らされた[9]。また、とある短いシーンでは、ウォルターと自社の従業員の1人が会社の利益を高めるためにニトロを利用しようとしていることが示された。
このことは、ウルヴァリンとホーグの短い対立につながることになった。ホーグは、会社がより多くの資金を得るために上場した後、デクランと彼の投資家が株式の支配的なシェアを取ったことを明らかにした。そしてワシントンD.C.は、スタンフォード再建契約と、登録された超人を訓練し、評価する契約を取得した。ホーグはデクランの違法行為を疑っているが、ワシントンD.C.と大統領との関係に対抗するのに十分な強力な証拠を持っていなかった。
ワシントンD.C.で海外の銀行を奪うために多くの資産を破壊を企むデクランとの戦いに突入したダメージ・コントロールは、ウルヴァリンの活躍によって、ミュータント成長ホルモンを服用したをデクランの打倒に成功した。だがデクランは生き延びた[10]。
シビル・ウォーに巻き込まれたジョン・ポーターは、“ファンタスティック・フォー”のスーザンとリードが倫理的な違いをめぐって一時的に別れた際に、スーザンが感情的にフォースフィールドで建物のすべての階に3フィートの円形の穴を開けると、修理に789,000ドルが必要であると推定した[11]。
ダメージ・コントロールは、被災地から生存者を発見することに焦点を当てた新部署“Search and Rescue”を結成したが、ヒーローであると思いこんでそうではなかったエリック・オグレディを雇う失態を犯した[12]。
ダメージ・コントロールは『ワールド・ウォー・ハルク』の出来事の後、ニューヨークの復興を手伝い[13]、ビル・フォスター、トム・フォスター、フランク・ジョンソン、アビゲイル・ダントンを自社に加入させ、取り残された多くの人々への支援と物資の回収のために一時的にスーパーヒーローによる救助部隊を結成した。その活動により、“アダマンチウム”の弾丸、エイリアンのAIや金属など、さまざまな超常的な物資を複数回収した。
ダメージ・コントロールは“アベンジャーズ・マンション”に入札し、本施設の再建を目指す中、ホーグはアベンジャーズの一員のカール・ルーカス/ルーク・ケイジに、彼の秘密の過去をほのめかした[14]。
『スパイダーアイランド』においてダメージ・コントロールは、スーパーヒーローと協力して、マンハッタンの真ん中にある巨大なクモモンスターの暴動によって引き起こされた破壊と混乱を一掃したが、ヒーローによるチームの1組はクモモンスターのDNAの入手を企むマッドサイエンティストのジャッカルに率いられていた[15]。
『シビル・ウォーII』においては、ジョンソン/モンストロが自社の機器を破壊したトゥルー・ザ・アンヒューマンを捕縛し、説得。これを受けたトゥルー・ザ・アンヒューマンはダメージ・コントロールに加わり、彼らのスポークスマンになった[16]。
従業員
メインキャラクター
- アン・マリー・ホーグ:ダメージ・コントロールの創設者兼CEOである壮年女性。S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーとは良き友人同士であり、S.H.I.E.L.D.がダメージ・コントロールの株式を購入するために自身に資金提供をすべきだとフューリーを説得した。
- ヘラクレス:社会貢献活動を経て建設、解体を担当する正社員となる[17][18]。過度の強制訴訟でコンストリクターに敗訴して自らの富の多くを失い、多額の賠償金を支払わなければならなくなった。
- ロビン・シャペル:ホーグから最も信頼されるトラフィックマネージャー。非常に有能で野心的だが、同僚たちに対してはとてもフレンドリーで、そのため当初はライバル関係だったジョン・ポーターとも時間が経つにつれて良い友達になり、やがてロマンチックな関係となった。また、ウォルター・デクランによって一時的に会社を追い出されたが、彼女は最近、ダメージ・コントロールのCEOとして再雇用された。
- アルバート・クリアリー:金融の天才である会計監査官で、スーツに決して皺を寄せない不思議な能力を持っている。ヴィランに請求書を提示する時ですら、常に冷静さを保つ胆力をも有することから、ドクター・ドゥームから一度仕事を提供され、丁寧にその申し出を断り、その決定を尊重されて、生命を奪われずに済んだ。
- ジョン・ポーター:アカウントマネージャー。“スーパーヒーロー保険”で働いていたところ、ホーグから仕事をオファーされた[19]。最も複雑な問題に対する平和的で実用的な解決策を見つける能力を持っており、悪名高いヴィランのエリオット・フランクリン/サンダーボールとも奇妙な関係を築いている。また、最初はチャペルとライバル関係にあったが、良い友達になり、そしてロマンチックな関係となった。
- バート・ロザム:チャペルのパーソナルアシスタント。受付係のアンに夢中。ロビー・ボールドウィン/スピードボール/ペナンスとは親友で、彼との友情により、彼は“ワールド・ウォー・ハルク”の後にニューヨークの再建業務で超人の参入を交渉することができた。
- ユージン・"ジーン"・シュトラッサー:技術者。ダメージ・コントロールの新しい取締役会が彼を解雇した際には、一時的に自ら作り上げたアーマーを纏ったスーパーヴィランになってジェニファー・ウォルターズ/シー・ハルクを攻撃してしまったが、ホーグが復権すると、再雇用された。彼は、「元上司」であるフューリーによって“ワールド・ウォー・ハルク”の被害を支援する法的義務から刑務所に収監されたが、その後釈放された。
- トゥルー・ザ・アンヒューマン:スポークスマンであるエイリアン。
Search and Rescue division
- レニー・バリンガー:ダメージ・コントロールのSearch and Rescue divisionのリーダーである中年男性。時折俳優リー・マーヴィンと間違われるが、自身はポール・ニューマンに似ていると感じており、そんな性格から、部下たちから非常に慕われた。多額の資金を提供されたことから、“カールトン社”に対するストライキでは、彼らの味方となった。
- トム・フォスター / ゴライアス:ビル・フォスターの甥。ワールド・ウォー・ハルクの後にダメージ・コントロールに参加した。
- フランク・ジョンソン / モンストロ:元消防士。チームに加わる前には遊牧民の生活を送っていた経歴を持つ。
- アビゲイル・ダントン / ヴィジョニア:低レベルの超能力者。その力を用いて瓦礫に閉じ込められた民間人の捜索を支援する。エリック・オグレディとは、短い期間だけロマンチックな関係となった。
- エリック・オグレディ / スレイイング・マンティス:“スレイイング・マンティス”を自称するメンバー。
その他の従業員
- アン:魅力的な黒髪が特徴の受付係。バートの愛情の対象。当初は気ままに友人と話す時間を過ごした女性だったが、有能な皮肉屋となった。
- ヘンリー・アッカードソン:マーケティングの責任者。『Marvel Age Annual』第4号で初登場し、すべての従業員がスーパーヒーローの衣装を着るべきだという考えを持つためにあまり人気がないが、最終的にはチームの一員として受け入れられた。
- ロビー・ボールドウィン / スピードボール:インターン。入社後、スピードボールとしてヒーロー活動することから度々不在となったため、解雇された。
- ウォルター・デクラン:企業乗っ取り屋。ダメージ・コントロールの株式を買収して会社を支配し、ダメージ・コントロールの作業負荷と利益を増やすためにスーパーヴィランを利用しようとした。だか最終的に株式を買収されると共に、スタークの手を借りたホーグに解雇され、ウルヴァリンの爪で頭を突き刺された。『アメイジング・スパイダーマン アニュアル』第1号では、生き延びたことが明らかになり、限定シリーズ『Doomwar』においてドクター・ドゥームの世話役として再登場した。
- カーク・エデン:ジム・パルメットのパートナー。ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダーによって引き起こされた損害を報告するためにブロンクス区に割り当てられた。
- グロリア・クラーク:ケイ・カワデ/キッド・カイジュウへの個人的な連絡役。
- ジェイ:セキュリティの責任者
- マリー・リーヒ:東京のアカウントエグゼクティブ[20]。
- レイ・リッペルト:カールトン社の元代表。カールトンが会社を売却した後、ダメージ・コントロールに残った。
- キャスリーン・オメーラ:副社長。ベン・グリム/シングとは一時期恋愛関係にあった。
- ジム・パルメット:カーク・エデンのパートナー。ブレイズ/ゴーストライダーによって引き起こされた損害について報告するために、ブロンクス区へ割り当てられた。
- ヴィンセント・"ヴィニー"・パティリオ / リープ・フロッグ:元スーパーヴィラン。一時的にダメージコントロールに雇われ、ユージン・ストラウサーにリープフロッグ・スーツをいくつか改善をされた。
- レックス・ランドルフ / エディフィス・レックス:元従業員。自ら発見したアーティファクトによる宇宙の力を得たエディフィス・レックスとして、宇宙を創造しないことで改善しようとしたが、ロビン・チャペルに止められ、解雇された。
- ガス:インターン。新しく雇われたものの、自ら引き起こしたトラブルのために解雇され、ホーグに彼がギャラクタスの息子であることを明らかにされた。
その他のバージョン
アルティメット・マーベル
『アルティメット・マーベル』においてのダメージ・コントロールは、建設及び解体を専門とする会社として登場。“レッキング・クルー”が『アルティメット・スパイダーマン』第86号でダメージ・コントロールの従業員として初登場し[21]、その後彼らは退職してヴィランになった[22]。