ダンジョンマスター

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ダンジョンマスター(英語名[原題]:Dungeon Master)は、アメリカ合衆国のSoftware Heavenのゲーム開発部門FTL Games英語版が1987年に開発したコンピュータRPGと、それを原作としてメディアミックスで製作された作品群の総称である。諸言語共通の略称としては DM があり、日本語独自にはダンマスとの愛称的略称がある[要出典]

移植版や続編に関しても本項で述べる。

沿革

画面構成はコマンド入力型3DダンジョンRPGと同様だが、最大の特徴はプレイヤーが操作を放置しても時間の経過が発生することである。このためダンジョンの探索や敵モンスターとの遭遇などが、すべてプレイヤーの行動に応じてリアルタイムで進行する。コマンドの入力中も時は流れており、敵モンスターが移動や攻撃といった行動を待つことはなく、休息中、敵モンスターが出現し得る条件下では襲撃を受ける可能性がある。加えて、HPやMP以外にも空腹度や喉の渇き[1]といったサバイバル要素も存在する。

こうした従来型の3DダンジョンRPGとは異なる、ダンジョン探索シミュレータとしてのプレイ感覚が欧米市場で人気を博した[要出典]

海外での人気を受けて、日本においてはビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)によって日本語版がパソコン各機種やスーパーファミコンメガCD等の家庭用ゲーム機に移植された。PCエンジンでは外伝の『セロンズクエスト (Theron's Quest)』が、セガサターンでは本編の前の話を描いた『ダンジョンマスター ネクサス』が発売された。また、栗橋伸祐による漫画版がパソコンゲーム雑誌『コンプティーク』(角川書店)で連載され、メディアワークスから単行本が刊行された。加えて、小説版が幸田佳子によって電撃文庫から刊行された。

本編のほか、その拡張キットにあたる『カオスの逆襲 (Chaos Strikes Back)』(略称:CSB)、および、前述の2作品が発売された。また、続編として『ダンジョンマスターII』(略称:DMII)が3部作として企画され、その第1作『スカルキープ (The Legend of Skullkeep)』も発売された。しかし、FTL Games社が1996年に倒産したことによって以後の作品は制作されず、『ダンジョンマスターII』は未完に終わっている。

ダンジョンマスター

あらすじ

アナイアス山の麓のダンジョンに住む偉大な大魔道士グレイロードは、太古に人類などの生命を創造したという「力の玉」(パワー・ジェム)に秘められた力を、「炎の杖」(ファイアースタッフ)と融合させて蘇らせようと試みるが、力の玉を解放するための呪文を間違えてしまう。

「力の玉」の暴走は、世界全体に深刻な影響と混乱を与えただけでなく、グレイ・ロード本人も、絶対的秩序以外を認めない「ロード・リブラスルス」と絶対的悪である「ロード・カオス」とに分裂してしまい、余波で弟子のセロンも実体を失う。

このままでは、いずれロード・カオスが杖と玉と呪文を見つけ出し、力の玉を蘇らせてその力を行使することになる。

ダンジョンに入れないロード・リブラスルスは世界各地に呼びかけ、勇者を募り、多くの勇者達がダンジョンに挑むも全てが失敗に終わる。そしてロード・カオスは死んだ勇者の中から24人を選んで鏡に閉じ込め、見せしめとして1階を勇者の館として鏡を飾った。

ロード・リブラスルスは、セロンの力で可能な4人までの勇者を蘇らせて、勇者を導いて炎の杖を手に入れるように命じる。セロンは変貌した師の言いつけに従ってダンジョンの中へと入る。 しかし、リブラスルスは勇者を利用しているだけであり、もし勇者が炎の杖を入手してダンジョン入り口まで持ち込んだ場合、ロード・リブラスルスによって移動を封じられて、焼き殺されてしまう[注釈 1]。 そのため、勇者はロード・リブラスルスを信用することなく、炎の杖を入手した後も、自力で力の玉正しい呪文の力(ゾーキャスラー 力)を探し出して杖と合体させる。 次いで、勇者は蘇らせた力の玉の力でロード・カオスを捕らえたうえで、ロード・リブラスルスと融合させ、元の大魔道士グレイロードに戻し、世界に及んだ被害を収めた。

キャラクター

操作キャラクターは英語ではChampion、日本語版では勇者と表記されている。SFC版では、二つ名が用いられていなかった。

勇者
アレックス=アンデル(Alex Ander)
器用な男。戦士系かつ忍者系。
アジジ=ジョハリ(Azizi Johari)
マナもある女戦士。戦士系。
ボリス "バルダーの魔術師"(Boris Wizard Of Baldor)
魔法使い少年。魔術師系。
チャニ=サヤディナ=シハヤ(Chani Sayyadina Sihaya)
賢い女性。魔術師系。ムーンストーンを所持。
ダルー(Daroou)
毛むくじゃらの怪物。戦士系。ヘルスが非常に多い。
イライジャ "ヤイトピャの獅子"(Elija Lion Of Yaitopya)
顔が黒く、髪と髭がライオンのたてがみのようになっている。戦士系かつ魔術師系。
ガンドゥ=サーフット(Gando Thurfoot)
僧侶風の老人。忍者系かつ僧侶系。
ゴスモグ(Gothmog)
黒づくめの魔術師。魔術師系かつ僧侶系。
小説版ではパーティメンバー。北方山岳地帯の凍土に存在するグルンダリア王国の魔術師。父や兄たちからは愛されていたが、幼少期から洞窟に閉じ込められるなどの厳しい魔術師としての修行と、それに対する恐怖への無理解に晒されて育った事で、自身の恐怖心を他人に悟られる事を深く嫌悪する青年として育った。死に際にロード・リブラスルスから臆病な魔術師と嘲られた事で彼に疑念を抱いたため、セロンによって選ばれる。ダンジョン内で仲間たち、そしてブコフスキーとの交友を経て「恐怖しない事ではなく、恐怖に耐える事が勇気なのだ」と理解し、仲間の窮地を救うため命を賭してレッドドラゴンに斬りつけるなどの行動ができるようになった。なお黒尽くめのローブを纏っているのは、魔術師の戒律で肌を晒してはいけないとなっているため。
ハルク "蛮族"(Halk The Barbarian)
蛮族。マナがない。純戦士系。
ホーク "恐れを知らぬ者"(Hawk The Fearless)
マッチョな戦士。戦士系かつ僧侶系。
ヒッサー "マカンのトカゲ"(Hissssa Lizar Of Makan)
蜥蜴(トカゲ)人間。戦士系。マナがわずかにあるので、僧侶・魔術師の可能性もあり。
コミック版ではパーティメンバー。料理が得意で陽気なリザードマンの青年であり、ティギーと共にパーティの空気を取り持つ。また尻尾を切り離して囮にする能力を持ち、これによってパーティの窮地を救った。冒険の後は念願だった料理店を開業する。
小説版では主人公。密林に存在するリザード帝国の軍人で、精鋭の特殊部隊ゴールデンソルジャーの一員。両親を早くに亡くしてから狩人である祖父の下で育てられ、17歳で入隊してから23歳になるまで戦場で暮らしてきた。被差別部族グレ族の出身で、内乱状態に陥った帝国で謀殺されぬようダンジョン攻略に志願。支配部族ラリ族の友人サムソンと共に探索を続けていたがレッドドラゴンによって死亡。その際にロード・リブラスルスに嘲られ、彼に疑念を抱いた事がきっかけでセロンによって選ばれる。当初は他のメンバーが貧弱な女子供だったために軽んじる描写も多かったが、徐々にその考えを改め、軍隊仕込みの指揮能力、サムソンと生み出した指文字の暗号を用いて仲間を率いていく。
イアイドー=ルイト=チブリ(Iaido Ruyito Chiburi)
サムライソードを保持。Iaidoは居合道。Ruyitoは居合の「流刀」。Chiburiは「血振り(ちぶり)」で、居合で刀をしまう前に行う動作のこと。戦士系かつ僧侶系かつ魔術師系。やや頼りない万能系。
コミック版では主人公。傲岸不遜でお調子者、猪突猛進で迂闊な人物だが、その行動力でメンバーを引っ張っていく。セロンから唯一直接語りかけられている事もあり、ロード・リブラスルスとセロンに対する反感を強めていた。一方、細かい事を気にしない好漢でもあり、仲間にかわって一人だけ危地に乗り込んでいったり、命がけで戦うなどの勇敢さも発揮し、当初は軽蔑の目で見ていたウー・ツェからも評価を改められた。セロンに対しても最終的に一発殴るだけで全てを水に流している。
リーフ "勇者"(Leif The Valiant)
赤髭。戦士系かつ僧侶系。
コミック版ではウー=ツェの生前のパーティメンバーとして登場。レッドドラゴンによって殺害されて死亡した。
レイラ "影の探求者"(Leyla Shadowseek)
ロープを持っている女。戦士系かつ忍者系。
リンフラス(Linflas)
エルフの男性。戦士系かつ忍者系かつ魔術師系。いずれも中途半端。
モウファス "癒やし手"(Mophus The Healer)
複数の食料を持っている禿の老人。僧侶系。
コミック版ではウー=ツェの生前のパーティメンバーとして登場。レッドドラゴンによって重傷を負い、ウー=ツェ達に逃げるよう促したが、スタムが戦闘を継続したために全滅、死亡した。ウー=ツェからは「先生」と慕われていた。
ナビ "予言者"(Nabi The Prophet)
賢者風の老人。戦士系かつ僧侶系。
ソンヤ "女悪魔"(Sonja She Devil)
赤髪の女戦士。戦士系。
スタム "ナイフ使い"(Stamm Bladecaster)
ドワーフの男性。純戦士系。マナがない。
コミック版ではウー=ツェの生前のパーティメンバーとして登場。パーティの危機に際しても一人レッドドラゴンとの戦闘を継続したことで、結果的にパーティを全滅させてしまった。
シーラ "自然の申し子"(Syra Child Of Nature)
エルフの女性。僧侶系かつ魔術師系。いずれも中途半端。
小説版ではパーティメンバー。名前は「シラ」となっている。宝石好きでおしゃべりな女の子で、ひっきりなしに皆に話しかけ、またダンジョン内で見つけた財宝を拾い集めてはヒッサーに持たせている。かつては森に暮らすライトエルフの一族であったが、掟を破って宝物の宝石を身につけて人里に出た事がきっかけでダークエルフに襲われ、その時に傷つけた相手がダークエルフの王子だったことで一族を戦争に巻き込んでしまう。停戦の見返りにダークエルフの王子の物となるように要求され、さらに一族を戦火に晒してしまった責任からダンジョンに挑んだ。しかしダンジョン入口で遭遇したロード・リブラスルスの傲慢な態度から彼に疑問を抱いたことで、セロンによってメンバーとして選ばれる。最終決戦ではゴスモグと共に炎の杖を操りロード・カオスに対峙する。大蛇に襲われて死んだため、蛇が苦手。
ティギー=タマル(Tiggy Tamal)
魔法使い少女。魔術師系。マナが非常に多いが、ヘルスが一番少ない。
コミック版ではパーティメンバー。卓越した魔法の才能を持つが、肉体的にも精神的にも幼く、それ故に明るくて元気なムードメーカー。他のメンバーにもよく懐き、イアイドーをおっちゃん、ウー=ツェをお姉ちゃんと慕い、またエピローグではヒッサーの料理店を手伝っていると思わしき姿を見せた。
ウー・ツェ "天の息子"(Wu Tse Son Of Heaven)
おさげの女。忍者系かつ僧侶系かつ魔術師系。万能魔導士。
コミック版ではパーティメンバー。生真面目な少女で、イアイドーのだらしない態度と行動に口やかましく注意したり説教したりする描写が多い。これは生前のパーティメンバーが自分勝手な行動をしたことで全滅してしまったことに深い後悔を抱いているためで、イアイドーの勝手な振る舞いに激昂したこともあった。一方、イアイドーがただそれだけではなく勇敢で仲間思いなところを見せると評価と態度を改めていく。中盤ではイアイドーに着替えを覗かれるなどの場面もあった。最終的にイアイドーを憎からず思うようになったのか、彼との別れを惜しみ、また再会できるとなるとお洒落をするなどのいじらしい姿を見せた。
小説版でもパーティメンバー。生真面目な少女なのは変わらないが、口調が敬語になっているなどコミック版よりも落ち着いている。宗教国家ストーニチア国のストチール教に仕える僧侶で、創造神ストーラを奉じている。恋人ハン=オッツがダンジョンに起きた異常を解決せねばと決意した事をきっかけに、彼と共にダンジョンに挑んだ。生前ブコフスキーと遭遇しており、彼が正気を取り戻すきっかけとなっている。また恋人ハンがロード・リブラスルスに疑問を抱いた事で彼女も疑問を抱き、セロンによってメンバーとして選ばれた。最終決戦ではヒッサーがロード・カオスによって精神を狂わされそうになっているのに気が付き、彼の正気を取り戻すために禁術を行使した。
ウーフ "バイカ"(Wuuf The Bika)
狗頭。狼男。忍者系かつ僧侶系。
ゼッド "バンヴィレの公爵"(Zed Duke Of Banville)
全能力が平均的な勇者。口ひげを備えた中年男性。ZedとはFTLの1作目『SunDog: Frozen Legacy(en)』に登場するヒーローの名前で、一連のZedネタはそれが原点になっている。全能力が平均的だが、厳密に計算すると他キャラクターの能力の全平均値より下である。戦士系かつ忍者系かつ魔術師系かつ僧侶系。器用貧乏。
勇者以外のキャラクター
グレイ・ロード(Grey Lord)
偉大なる種族ハイロードの大魔道士。
セロン(Theron)
グレイロードの弟子。実体を失っているが勇者を蘇らせ、勇者達を導いて共にダンジョンに挑む。
コミック版では時折イアイドーにメッセージを伝え、ロード・リブラスルスを止めるための助力を求める。しかし一方的な伝達に終始するため、イアイドーからは反感を抱かれており、最終決戦の後には彼から一発殴られることと引き換えに和解を果たした。
小説版ではロード・リブラスルスから終始監視される中、彼を出し抜いて世界を救うため、ロード・リブラスルスに疑念を抱いた勇者たちを選抜。冒険中も様々な手段で彼らに情報提供や支援を行い、最終決戦でも彼らと共に戦った。アナイアス山の麓にあるヴィボーグ村の出身で、幼い頃に山で迷子になるも、魔法で隠されていたはずのダンジョンにたどり着いたことでグレイロードの弟子となった。ヴィボーグ村にはヴェイラという恋人もいたが、世界に異変が発生したことで引き起こされた戦乱によって命を落としている。
ロード・リブラスルス(Lord Librasulus 、 Lord Order)
グレイロードから分離した秩序の心が実体化したもの。
ロード・カオス(Lord Chaos)
グレイロードから分離した破壊の心が実体化したもの。
ブコフスキー
小説版に登場。フライングスパイダーというモンスターの一体で、群れの長であった。本作のモンスターたちはあくまでもダンジョンに挑戦するものへの試練としての役目を担うだけで、凶悪なものではなかったのだが、ロード・カオスによって操られて殺戮だけを目的とした存在に作り変えられてしまった。しかしウー=ツェのパーティとの出会いを通して正気を取り戻し、セロンによって勇者たちが選抜されると、彼らの手助けをするために送り込まれる。モンスターながらも群れの長を務めていた経験から人格的には年長者で、迷えるゴスモグにアドバイスを送ったり、捨て身でパーティの支援を行うなどし、ロード・カオスとの決戦で重傷を負った際にはヒッサーらが激怒するなど仲間の一人として認められていた。戦後は地上の光の世界には暮らせないことから、グレイ・ロードと共に新たなダンジョンへと旅立っていった。
サムソン
小説版に登場。ヒッサーの生前のパーティメンバーで、彼の親友でもあるリザードマン。支配部族ラリ族の出でありながらグレ族のヒッサーとも分け隔てなく交流し、周囲から気づかれぬよう指文字を使って交流を重ね、数々の戦場を生き延びてきた。しかしレッドドラゴンとの戦闘でヒッサーを助けるために武器を手放した事で死亡。その死をロード・リブラスルスによって嘲られたことが、ヒッサーが疑念を抱くきっかけとなる。また指文字は、ロード・リブラスルスに気づかれぬようパーティ内で意思疎通を図る方法としても活用された。
ハン=オッツ
小説版に登場。ウー=ツェの生前のパーティメンバーで、彼女の恋人だった僧侶。成人の儀式として世界中を旅していた時に一度ダンジョンを訪れ、グレイ・ロードと対話し、ダンジョンの存在に感銘を受けていた。しかし異変解決のためにダンジョンに挑戦した際、その変貌ぶりを目の当たりにしてショックを受ける。原因を探ろうとするなかでブコフスキーの命を救い、彼との交流で異変の原因がロード・リブラスルス、ロード・カオスの双方にあることを見抜き、これがきっかけとなってウー=ツェもまたロード・リブラスルスに疑念を抱くようになる。
カーニス
小説版に登場。シラの生前のパーティメンバーで、彼女の従兄。ダークエルフが停戦の条件としてシラの身柄を要求した事に激昂し、ダンジョンに挑んで炎の杖を取り戻す事を宣言した。しかしダンジョン攻略中に仲間を失い、さらにチェーンスネークの潜む落とし穴を越えようとした際にシラが転落。彼女を助けようとして、チェーンスネークによって壁に叩きつけられた。直後にシラは大蛇によって絞め殺されたためカーニスの生死は不明だが、恐らくそのまま命を落としたと思われる。

続・ダンジョンマスター カオスの逆襲

あらすじ

前作で消滅したロード・カオスは、世界からマナを吸い上げるコーバム鉱石を利用して自らの復活の準備を進め、密かに迷宮を作り上げていた。 復活を阻止するためにはコーバムを破壊しなければならないが、高エネルギーの鉱石は人の手では破壊できない。そこで勇者たちは「フル・ヤの炉」と呼ばれるカオスの生みだした破壊炉を逆に利用し、カオスの完全消滅を目指す。

システム

前作の迷宮が基本的に最下層を目指す一直線の旅だったのに対し、今作の迷宮は勇者のスキルレベルに対応した戦士、忍者、僧侶、魔術師の能力をそれぞれ象徴する四面のスパイラル構造である。これは調和を重んじる勇者たちを皮肉ってカオスが作り上げた迷宮で、一歩間違うと他の面に紛れ込むという渾沌とした文字通りの「迷宮」になっている。迷宮のサイズは前作と同程度である。ただし前作と異なり、正確な位置の把握は困難で、部分部分と各個の繋がりで全容を把握する必要がある。

システム面では周囲の様子を表示するマジックマップが追加された。呪文により敵や仕掛けの起動を察知できる。

用意されたキャラクターの初期レベルは高く、前作で育てたキャラクターを本作で使用することも可能になっている。

続・ダンジョンマスターのキャラクター

勇者
  • Airwing
  • Aroc
  • Lea
  • Talon
  • Necro
  • Plague
  • Deth
  • Skelar The Slayer
  • Lana
  • Tunda The Surefooted
  • Itza Warlord Of Uxmal
  • Tula Princess Of Uxmal
  • Buzzzzz
  • Petal
  • Gnatu Spearing Of Leef
  • Mantia Spell Of Kelt
  • Slogar Webber Of Arachnia
  • Sting
  • Algor Marsh Hunter
  • Dema Champion Of Iissh
  • Toadrot Prince Of Skulash
  • Ven High Priest Of Ssha
特殊な勇者
  • Halk Gonzo Barbarian
    ディスク内に入れられた隠しキャラで能力は高い。前作にでてきたマナ0の勇者Halk The Barbarianをもじったもの。「Gonzo」は「バカ」などを意味する。
  • Kazai Shadow Warrior
  • Lor Champion Of Good
KazaiとLorは能力が高めだが、クリーチャーが居るゾーンを抜けた先で蘇生もしくは転生させる必要がある。また、どちらか片方しか仲間にできない。(Lorは、Necro、Plague、Death、Skelar The Slayerを先に仲間にしてしまうと仲間にすることができない。)

ダンジョンマスターII スカルキープ

本作では、ボイド空間にいる尖兵ドラゴースを倒したところで終了する。異世界にいる真の黒幕の名は意味ありげに伏せられており、ロード・カオスだったのではないかと言われている。エンディングにも異世界の玉座についた黒幕の後ろ姿が登場しており、当初の予定通り三部作が完成すれば異世界の冒険が描かれたものと思われるが、本作はスカルキープ篇のみを残して未完に終わった。

ダンジョンマスターIIは全くの新規シリーズで、前作までとストーリーの繋がりはない。主人公トーハム・ゼットと旧作勇者ゼットの関係は不明である。

あらすじ

主人公トーハムは、紆余曲折を経て世界議会議員にして一族の長の叔父ミリウスの言葉を信じて、スカルキープ城の4つの鍵を探し、城内部を探検する。目的は悪に支配された異世界へと通じてしまった「ボイド空間」を閉じるため、スカルキープ城全体を使用した次元転送装置「ゾー・リンク」を再起動し、異世界の侵略者を打倒することである。

システム

主な新機軸は3つで、両手ともアクションハンドとして使用可能、店での商談、ミニヨンと呼ばれる人工ファミリアが導入された。

城の周辺の各所の村には店舗を構えた原住民がおり、コインや宝石などを通貨にしたり物々交換で売買を行なう。この時、定価よりも少額を提示して待つことで微妙な値引き交渉が可能である。商人も迷宮の法則に従っているので、物を投げたりファイアボールで襲うなどが可能だが、その場合は圧倒的に強い用心棒に狙われるので注意が必要である。なお窃盗はできない。

ミニヨンはマナで駆動していると魔法と機械を組み合わせた浮遊物体で、種類により荷物の運搬や代理戦闘、偵察に用いる事ができる。魔法の地図、魔法、魔法のカプセルによって呼び出すことができる。敵に戦闘用ミニヨンと同様の能力を持つ緑色の敵が居て、名称はミニヨンとなっているが、これは異世界の存在であり魔法機械であるミニヨンとは設定が異なる。

スカルキープのキャラクター

勇者
  • Torham Zed(トーハム・ゼッド)
    スカルキープの主人公。ミリウス・ゼッドの甥。少し長い髪の男性。機敏さと賢さに優れる。
  • Anders Lightwielder(アンダース)
    エルフ耳の男性魔術師。ヘルスは全キャラ最低だがマナはグレインに次いで2番目に多い。機敏さ・生命力・魔法耐性に優れる。
  • Aliai Mon(アリアイ)
    初代ゼッドを連想させる、ひげをたくわえたバランス型の勇者。賢さ高め。
  • Bane Blade Cleaver(ベイン)
    こわもての戦士。剣を所持しており、戦士レベルトップ。ヘルスと機敏さに優れる。
  • Cletus(クリータス)
    牙を生やした勇者。ヘルス・力・耐火力がトップ。
  • Cordain Dawnkeeper(コーディン)
    騎士風の男性。力は低いが魔法耐性・耐火力(全キャラ2位)に優れる。
  • Equus(エッカス)
    ウマ属の名を持つ侍。ヘルス・スタミナ・力が高い。
  • Graen Ozbor(グレイン)
    ウェイン=ホルダー氏がモデルと言われる、眼鏡をかけた男性。ヘルスは少ないが初期の賢さとマナがトップ。機敏さも高く、ロープを持っている。
  • Het Farvil(ヘット)
    金髪碧眼の女性。ヘルスはアンダースに次ぎ少ないが賢さ高め。マナは3番目に多い。
  • Jarod Nightwielder(ジェロッド)
    赤い瞳の魔術師。スタミナ・機敏さ・賢さに優れる。
  • Kol Del Tac(コー)
    ハルクのような筋骨隆々の戦士。ヘルス・力・機敏さが高いがマナ0でスタミナが全キャラ最低。
  • Odo Alu Kailo(オド)
    力が高い僧侶。後衛キャラとしては体力もある万能候補の一人。フラスコや杖を持っている。
  • Saros shadow Follower(サロス)
    黒づくめの男。「底抜けに陽気なサロス」と書かれているが、恐らく皮肉であろう。魔術師レベルトップ。体力が高く、賢さは全キャラ2位。暗黒のマントや杖を持っている。
  • Seri Flamehair(セリ)
    赤い髪の女性。海外版マニュアルのストーリーで、「The vivacious Seri(陽気なセリ)」とある。力は全キャラ最低だがマナと賢さ、スタミナに優れる。耐火力は全キャラ3位。僧侶レベルトップ。
  • Tresa Vulpes(トレッサ)
    茶髪の女性。機敏さが高いが生命力は全キャラ最低。忍者系だが万能候補。
  • Uggo The Mad(ウーゴ)
    マフィアのようなスキンヘッドの男性。頭が鈍い。賢さは全キャラ最低だが戦士系としてはマナは多い。ヘルス・力・魔法耐性に優れる。
勇者以外のキャラクター
  • ミリウス
    トーハムの叔父。ゼッド一族の長。ゾーリンクの開発に関わっていた。
  • ムーンクランの族長
    ミリウスの古い知人。ミリウスの面影があるトーハムに助けを求める。
  • ジニ
    トーハムの元・許嫁。
  • ドラゴース
    暗黒の王の配下。本作の最後の敵で、ボイド空間で戦うことになる。
  • 暗黒の王(名前は伏せられている)
    異世界から侵略を企んでいる。

ダンジョンマスター セロンズクエスト

PCエンジンSUPER CD-ROM2用のゲームソフト。日本において1992年9月18日に日本ビクターより発売され、翌年には欧米圏でもリリースされた。

7つ用意されているダンジョンから好きなものを選択し、ひとつずつ攻略していく内容となっている。 物語的にはDMの前日譚にあたり、グレイ・ロードに師事する以前のセロン(DMとCSBでは実体のない存在だったが、このゲームでは人間の青年)が主人公となり、グレイ・ロードの弟子となるため7つの試練に挑む、といったもの。主人公であるセロンが固定の一人目キャラとなり、グレイ・ロードに仕える7人の勇者の中から3人までを選択してダンジョンを攻略していくことになるが、セロン1人で探索することも可能。冒険の目的はヤー=ブロディンの修道院から略奪された7つの至宝の奪還である。ダンジョンごとにアイテムやレベルがリセットされてしまうが、セロンのレベルのみリセットされず引き継ぐことができる。

7つのダンジョンを個別に攻略していくという性質上、各迷宮の規模が小さめの上、登場する怪物の種類や数も少なくなっているため、攻略は比較的容易であり、DM初心者向けの内容といえる。

オリジナルムービーや声優堀勝之祐によるナレーション等が追加された。

ダンジョンマスター ネクサス

セガサターン用のゲームソフト。

シリーズ従来の90度旋回と擬似3Dではなく、360度旋回可能な3Dのゲーム。

クローン作品

オフィシャルな移植ではなく、ファンの手によって再現されたフリーソフト。そのためオリジナル作品とクローン作品では仕様が異なる部分が多々ある。

RTC(Return To Chaos)
Windows用のフリーのクローン作品。DM(1作目)、CSB(カオスの逆襲)、DMII(スカルキープ)の3作が遊べるようになっている。DM(1作目)はオリジナル作品に比較的近いモードと呪文のシンボルを集めるなどの要素が追加されたモードがある。またDMII(スカルキープ)は仕様が大幅に異なる。エディタでダンジョンの自作も可能。
DM JAVA
Javaで動作するフリーのクローン作品。従来の炎の杖で元のグレイロードを合体させる以外に、ストームブリンガーでロードカオスを倒すという進め方がある。DM(1作目)の他に、オリジナルダンジョン、アイ・オブ・ザ・ビホルダーなども作られている。エディタでダンジョンの自作も可能。

関連作品

ゲーム

  • ダンジョンマスター
    • Amiga
      英語、フランス語、ドイツ語。RAMが当時標準の512KBでは動作せず、1MB必要だったため増設RAMの需要が急激に増したという。
    • Apple II GS
      英語。
    • ATARI STシリーズ
      オリジナル。英語。
    • IBM PC
      英語、フランス語、ドイツ語。ファンの手によってスペイン語翻訳パッチも作られた。
    • X68000 ビクター音楽産業(1990年1月26日発売)[2]
      日本語。X68000版は、オリジナルを開発したFTL Games社自ら開発を行い、機種の性能を生かしてグラフィックが美しく仕上げられている。階段の昇降時にディスクアクセスしてロードする仕様で、迷宮内を歩いている途中でロードのためにゲームが中断するようなことがないようにしている。[2]
    • FM-TOWNS
      日本語、英語。
    • PC-98
      日本語。
    • スーパーファミコン ビクター音楽産業
      日本版、北米版(英語、NTSC)、ヨーロッパ版(英語、PAL)。
      グラフィックが一新、各所で音楽が鳴る、最下層で完成した炎の杖を持たずに戻る階段がない、などの変更点がある。
      8 Mbit(1 Mbyte)ある容量の内、2 MBit(256 Kbyte)をサウンドに使用している。
      不具合が修正された後期版には、ダンジョン入り口に「炎の杖」を持っていくとゲームがフリーズするバグが新たにあった。このバグは、セーブデータまで破壊される致命的なものである。
  • 続・ダンジョンマスター カオスの逆襲
  • ダンジョンマスターII スカルキープ
    • Amiga
      英語、フランス語、ドイツ語。
    • ATARI STシリーズ
      英語。
    • Classic Mac OS
      英語。グラフィックは旧版。
    • IBM PS/V
      日本語。
    • IBM PC
      英語、フランス語。
    • FM-TOWNS
      日本語。
    • PC-9801
      日本語。グラフィックは新版だが、画質が粗い。音楽は無い。
    • PC-9821
      日本語。
    • メガCD
      1994年3月25日にビクター・エンタテインメントより発売された[3]。日本語、英語。メガマウス、バックアップRAMカートリッジ対応。
  • ダンジョンマスター セロンズクエスト(PCエンジン)
    日本語。PCエンジンマウス、メモリーベース128対応。
  • ダンジョンマスター ネクサス(セガサターン)
    日本語、英語。サターンマウス、パワーメモリ対応。
    ゲーム中にエラーメッセージが出て止まるなど、多数のバグがあった。

攻略本

『ダンジョンマスターガイドブック』 著:永田浩史、小林健志 / 秀和システムトレーディング(1990/9)
PC版の攻略本。
『ダンジョン・マスターパーフェクトガイド』 著:米田聡、佐藤尚 / ナツメ社
PC版の攻略本。
『ダンジョン・マスター 公式ハンドブック』 ビクター音楽産業
SFC版の攻略本。
『ダンジョン・マスター必勝攻略法』 著:ファイティングスタジオ / 双葉社
SFC版の攻略本。
『ダンジョンマスター百科 新体験の手引』 著:飯田真佐史 / 小学館(1992/2)
SFC版の攻略本。
『ダンジョン・マスター ファンブック』 編・著:手塚一郎、ベントスタッフ / JICC出版局(宝島社)
SFC版の攻略本。勇者のキャラクター紹介としてそれぞれの短いストーリーが書かれているが、これは勇者たちの、名前・顔グラフィック・スキルレベル・能力値・装備、などから著者が設定やエピソードを考えたもので、公式設定とは全く異なる。
『ダンジョン・マスター全書』 著:MSXマガジン編集部 / アスキー
ダンジョンマスターと続・ダンジョンマスターの攻略本。ヒントブックの翻訳版も掲載。
『ダンジョンマスターの全て』 電波新聞社
ダンジョンマスターと続・ダンジョンマスターの攻略本。
『続 ダンジョンマスター カオスの逆襲ガイドブック』 著:永田浩史、石塚辰郎、小林たけし、奥田恭也 / 秀和システムトレーディング
『続ダンジョン・マスター カオスの逆襲パーフェクトガイド』 著:ガジェット / ナツメ社
『ダンジョンマスターII スカルキープ 公式ガイド』 編集・制作:アスキー出版局 / アスペクト(1994/6)
攻略情報の他に、マーフィーの法則やエリア毎のコラムなど娯楽記事も多い。
『ダンジョンマスター百科フィーチャリングセロンズクエスト』 小学館
『ダンジョン・マスターネクサス 公式ガイド』 NTT出版(1998/3)

コミック

『ダンジョンマスター』著/栗橋伸祐、メディアワークス
コンプティークに連載されていたもの。メンバーは、ヒッサー、ウー・ツェ、イアイドー、ティギー。

小説

『小説ダンジョン・マスター』著/幸田佳子、イラスト/栗橋伸祐、メディアワークス
メンバーは、ヒッサー、ウー・ツェ、シーラ、ゴスモグ。オリジナルキャラクターとしてフライング・スパイダーのブコフスキー。巻末には本編のキャラに加えて、コミック版からイアイドー、ティギーが登場する数ページの漫画が掲載。
『小説ダンジョン・マスターII』著/幸田佳子、イラスト/栗橋伸祐、メディアワークス
メンバーは、トーハム、サロス、セリ、アンダース。独自キャラに小動物。ゲーム設定とかけ離れた独自設定が多い。

関連項目

脚注

参考文献

外部リンク

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