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チャチャチャ

キューバを起源とするダンス From Wikipedia, the free encyclopedia

チャチャチャ (cha-cha-chá) は、キューバ起源のリズムおよびダンスである。ラテン音楽のリズムの1つで、そのベースにはダンソン(英語版)とソン・モントゥーノ(英語版)があり、2拍子系。キューバのダンス音楽ダンソンを改良したもので、1950年代に流行した。踊りの名前は踊り手が踏むステップに由来する擬音語と伝わり[1]、「チャチャ」と略すこともある。

チェコの子供ダンス大会にて

社交ダンスであり、競技ダンスでもある。競技会も国際ランクではラテンダンスに属し、アメリカ国内の競技種目は「アメリカン・リズム(フランス語版)」に分類する。

競技大会の風景その1(WDSF世界ダンススポーツ選手権オーストリア・オープン・ダンス選手権(2012年ウィーン)ラテン部門
競技大会の風景その2(同上、スロヴェニア代表)

歴史

このダンスのジャンルは、作曲家・ヴァイオリニストのエンリケ・ホリンが創造したとされている[2]。

その源流を探すと、同名の音楽のジャンル(フランス語版)と同時に生まれ、ダンソン(フランス語版)、キューバンソン(フランス語版)、マンボ(フランス語版)が融合して生まれた過程で音楽と踊りそれぞれの発展は切っても切れない[3]。

主にチャランガ(英語版)という楽器編成[注釈 1]で演奏され、主要なグループにオルケスタ・アラゴン(英語版)[4]、#ホリンも在籍したオルケスタ・アメリカ(英語版)[8]などがある。

ダンソン、キューバンソン

ダンスと音楽のスタイルとして、ダンソンは1950年代にキューバで人気を博した。アフロ・キューバン音楽とダンスの要素を取り入れたスタイルは「キューバンソン」へと変化し、さらにスウィングの要素を取り入れて洗練されると、マンボに進化、最終的にチャチャチャらしさを整えていく。

チャチャチャはマンボから発展した。マンボの創始者の1人とされるアントニオ・アルカーニョ(英語版)の楽団から、1948年に脱退したキューバの作曲者兼ヴァイオリン奏者エンリケ・ホリン[3]がオルケスタ・アメリカ楽団に参加し、1953年に書いた最初のチャチャチャ「ラ・エンガニャドーラ(英語版)」(惑わす女)[6][7]がヒットし、一大ブームとなった[9]。この曲はスローなリズムのマンボだが、バンドメンバー全員でコーラスをユニゾンで歌い、ダブルビートの終わりに「チャ」という吐息のようなアクセントを入れた点が特徴である。ホリンはダンサーのステップが床を叩く音からチャチャチャのリズムを思いついたという[1]。

ホリンは、ダンサーの多くがダンソン・マンボのリズム(シンコペーション)を追おうとして苦労する様子に気づくと、その部分を減らした曲を作り、こうしてダンソン・マンボ(英語版)が生まれた。

マンボよりもスローなチャチャチャは、ダンサーにとって踊りやすく美しいステップが踏めると好評だった[9]。

ダンサーたちは「シャッセ」ステップを組み込んでチャチャチャの動きを演出し、このステップを踏むダンサーの靴音を聞きなして「チャチャチャ」と呼ばれるようになった[1][10]。

アメリカ・スタイル

解説

チャチャチャダンスには現在異なるスタイルが2つあり、世界中に普及したインターナショナル・スタイルと、原語で「Rhythm}」と付いていて主に北米で踊るアメリカン・スタイルである。音楽のジャンルは共通、多くの共通点としてステップは比較的小さく、骨盤と腰から動かすことと特徴的なシャッセが両スタイルに見られる。後者のアメリカン・スタイルは前者のインターナショナル・スタイルを簡略化してあり、初心者にお勧めである[11]。

音楽

チャチャチャを踊る音楽はキューバ音楽(フランス語版、英語版)のほか、ロックやラテン・ポップなどキャッチーな音楽も選ばれ、同名の音楽ジャンル(フランス語版)に限定されない。ステップは4拍、ゆっくりめの2ステップと素早い3ステップで構成する(下図参照)[1]。カウントは「2、3」「4、1」で、名前の由来となった「チャチャチャ」は後者の2カウント3ステップの部分をさす。 凡例:

  • R = 速いステップ、1拍。
  • r = 半拍
  • L = 遅いステップ、1拍。
  • 基本パターン = |から|
さらに見る 拍, 【テンポ】 ...
チャチャチャのテンポとステップ
拍
【テンポ】 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1
【ステップ】 R r R| L L R r R| L L R r R|
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テンポ

チャチャチャの1小節あたり4拍のリズムは、全米ダンス評議会(NDCA)の競技会でインターナショナル・スタイルのテンポを124 BPM としており、世界ダンス・スポーツ連盟(WDSF)の競技会では同じく120–128 BPMと定める[12][13]。 インターナショナル・スタイルのチャチャチャは競技会以外でも踊られ、一般に音楽はTemplate:小節、テンポは112–128 BPMである[14][15]。 アメリカンスタイルを審査するNDCAの競技会では、1小節あたり4拍、テンポを120 BPMとする[12]。大会以外では、一般に112–128 BPMのテンポで踊る[14]。

踊り

国際スタイル

基本的な動作

「ニューヨーク」スタイル

脚注

参考文献

関連項目

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