おもちゃのチャチャチャ

From Wikipedia, the free encyclopedia

おもちゃのチャチャチャ」は、野坂昭如作詞、吉岡治補作詞、越部信義作曲の日本の童謡である。曲名は、「おもちゃ」とダンス音楽の「チャチャチャ」をかけている[1]

大人向けの歌謡として制作されたオリジナル

本作は元々は1959年(昭和34年)、フジテレビで放送されていた大人向けの音楽バラエティー『ヤマハ・タイム』で、おもちゃをテーマにした回でコントの合間に使用される挿入歌として三木鶏郎の企画により野坂昭如の作詞・越部信義の作曲で作られた曲である[2]。このときは後年の童謡の歌詞とは異なる。『ヤマハ・タイム』では、番組内で1度使用されるためだけに制作される曲が多数あって、「おもちゃのチャチャチャ」もそうした楽曲の中のひとつであった。

その後、1960年(昭和35年)にニッポン放送のラジオ番組『トリロー・サンドイッチ』でダークダックスが再度採り上げた。このときの音源は2009年発売の2枚組CD『ダークダックス大全』にてCD化されている。

童謡としてリメイク

後に野坂の制作した歌詞の「おもちゃが夜会を開く」というテーマをもとにして、吉岡治が子ども向け用に全面的に歌詞をリメイクし、越部が旋律を一部削除・改変を加えたものを1962年(昭和37年)8月にNHK総合テレビの幼児音楽番組『うたのえほん』で「今月の歌」として真理ヨシコ中野慶子が1週間交代で毎日歌った。真理が歌うレコードは、1か月に4万枚を売るヒットとなり[3]1963年(昭和38年)には第5回日本レコード大賞童謡賞を受賞した。

1966年(昭和41年)発行の楽譜集『NHKみんなのうた』《第4集》[4]では、真理が歌うレコード音源に比べて、さらに歌詞の一部削除・メロディ部の改変などが加わっている。この改変版が2021年時点で最も知られている歌詞とメロディとなり、童謡としての初出番組である『うたのえほん』、および同番組を吸収した『おかあさんといっしょ』でも歴代のうたのおねえさんおにいさんによって歌われ続けている。

なお、作詞の野坂昭如2015年没、補作詞の吉岡治2010年没、作曲の越部信義2014年没のため、本楽曲に関する日本国内での著作権は有効である。

「TOYS DANCING CHA CHA CHA」(英訳詞:HENRY V. DRENNAN[5]、「The Toy Cha Cha」[6]、「Toys Dance The Cha Cha Cha」(英訳詞:井口紀子)[7]という英語版も存在する。

評価

2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。

2010年(平成22年)2月にベネッセコーポレーション電子調査により実施した『子どもにきかせたい曲』のアンケートで、「犬のおまわりさん」(第2位)・「大きな栗の木の下で」(第3位)などを抑えて「おもちゃのチャチャチャ」が第1位に選出された[8]

録音した歌手

使用

  • セイコーファンタジアRE540Mの1・2時の曲もこの楽曲が内蔵されている。

童画

  • 童画家・イラストレーターの徳治昭によって、本曲をモチーフとした童画「おもちゃのチャチャチャ」が描かれた。原画の一枚目は童謡の「おもちゃのチャチャチャ」作曲者の越部信義にプレゼントされた[10]

絵本

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI