ツクシスミレ
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ツクシスミレ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Viola diffusa Ging.[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ツクシスミレ |
ツクシスミレ Viola diffusa Ging. はスミレ科の植物の1つ。小柄な草本で、白い花を付ける。地上匍匐茎を伸ばし、葉は心形でなく葉身が葉柄に流れるなど、日本のスミレ類の中では独特の姿をしている。
小型の多年生の草本[2]。地下茎は短く、立ち上がる茎はないが、根出葉の根元腋から茎が出て横に這い(地上匐枝)、その先端に新たな株を作る。そのために往々にして群落を作っている[3]。草丈は3~10cm程度。葉は平らに広がり、葉身は表裏の両面共に鮮緑色をしていて毛が生えており、葉質は薄い。葉身は楕円形をしており、先端は鈍く尖っており、縁には波状の鋸歯があり、基部は切り落とした形からくさび形となっている。また葉柄には葉身から流れた翼がある[4]。托葉は狭披針形をしており、線状の鋸歯がある[5]。
花期は2~5月。花の径は約1cmで、花色は白で、中心部は黄緑色を帯びる。萼片は披針形をしており、付属体は半円形で縁は滑らかなものから鋸歯があるものまであり、また縁添いにまばらに長い毛がある。花弁は長さ6~8mm、側弁の基部には毛がない。唇弁は他の花弁よりはっきりと短く、また紫色の条紋が目立つ。距は半球形で短い[6]。花柱は突出してカマキリの頭の形で、上部両翼は左右に張り出しており、柱頭はほとんど突き出さない。距は太くて短く、長さ1.5mmで嚢状をしている。蒴果は楕円状で長さは6~7mmで毛がない。
和名は筑紫スミレであり、九州の古名の筑紫に基づく[7]。
- 根出葉の様子
- 地表を横に伸びる匐枝
- 花の拡大像