ツヅラフジ科
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人間との関係
食用
本科の植物は一般にアルカロイドを含み人にとっては有毒であり食用にはできない。
薬用・毒
漢方などの伝統医学では薬として使われるものもある。
南米の熱帯雨林などに分布するChondrodendron属(和名未定)、Abuta属(和名未定)、Curarea属(和名未定)ほか数属から抽出される毒はクラーレ(curare)などと呼ばれ、先住民は矢毒として使うことがある。有効成分はd-ツボクラリンなどで、神経伝達を遮断することで筋肉を麻痺させ死に至る猛毒である。また、経口摂取では毒性を発揮しないという性質があり、仕留めた獲物を食べることになる狩猟用の矢毒としては最適の毒である。この毒の構造をもとに筋弛緩剤の一種スキサメトニウム(suxamethonium)が開発されるなどとして応用もなされている。矢毒の原料となる植物には他にキンポウゲ科、キョウチクトウ科、クワ科、マチン科やトウダイグサ科があるが、地域によって主に利用される植物に違いがあり、特に南米はツヅラフジ科の有毒植物を使う民族が多いといわれている。
- ツボクラリンの構造式
- 南米先住民が矢毒を収める竹筒
- 19世紀のアマゾン熱帯雨林で吹き矢を持つ人を描いた絵
弦
日本の籠の一種である葛籠(つづら)は現在は竹で作るのが一般的であるが、かつてはツヅラフジ類の弦を編んで作っていたとされる。また、日本語の葛藤(かっとう)という言葉はツヅラフジの漢字表記である葛藤と一緒である。語源はツヅラフジの弦がもつれ合う様子に由来しているとの説もある。