ティティ亜科

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ティティ亜科
クロガオティティ Callicebus nigrifrons
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: サキ科 Pitheciidae
亜科 : ティティ亜科 Callicebinae
学名
Callicebinae Pocock, 1925[1]
和名
ティティ亜科[2]
分布
各属の分布域
ピンク:ティティ属
緑・赤:シロムネティティ属
オレンジ・赤:ダスキーティティ属

ティティ亜科(ティティあか、Callicebinae)は、哺乳綱霊長目サキ科に分類される亜科。別名ティティモンキー亜科[3]

体重500 - 600グラム[4]マーモセット亜科を除いた新世界ザルとしては比較的小型の種を含む[3][4]。亜科内ではマスクティティやエリマキティティなどが大型で、ダスキーティティなどは中型のグループに属する[5]。爪は幅広く、比較的長い[3]

分類

torquatus group(シロムネティティ属)

persomatus group(ティティ属)

donacophilus group(ダスキーティティ属)

moloch group(ダスキーティティ属)

Byrne et al. (2016) による本亜科の系統図[6]

以前はティティ属Callicebusのみで本亜科を構成していた[1][3]。属名Callicebusは「美しいサル」の意で、古くはマーモセット科に分類されたこともある[3]サキ亜科とは約2000万年前(中新世)に分岐したと考えられている[6]

旧ティティ属は1963年にP. Hershkovitzによりエリマキティティ・ダスキーティティ・マスクティティの3種に区別されたが、1990年にダスキーティティの亜種が複数種に細分化され、2000年代以降はエリマキティティ・マスクティティも細分化されている[1][5]。2016年には核DNAとミトコンドリアDNAを用いた分子系統解析の結果から、Hershkovitzの3種に相当するグループがそれぞれ独立した属に相当するとされ、新属2属を含む3属に分割する説が提唱された[6]

上顎大臼歯の形態から広義のエリマキティティが最も原始的とされており[7]、分子系統解析でもエリマキティティを含むシロムネティティ属Cheracebustorquatus group)が他属との共通祖先から初期に分岐したという結果が得られている[6]。狭義のティティ属(persomatus group)とダスキーティティ属Plecturocebusは姉妹群とされ、ダスキーティティ属にはmoloch groupとdonacophilus groupの2系統があることが示唆されている[6]

以下の現生種の分類・英名は、Byrne et al. (2016, 2020)・Mammal Diversity Database (2024) に基づく[6][8][9]。和名は日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ(2018, 2024)に従う[2][10]

化石種では、パタゴニアアルゼンチン)の中新世の地層から産出するHomunculus patagonicusCarlocebus carmenensisCarlocebus intermediusとの類縁関係が示唆されており[14]、2001年にはラ・ベンタ英語版コロンビア)の中期中新世の地層から発見されたMiocallicebus villaviejaiが記載されている[15]

生態

ボリビアハイイロティティP. donacophilus

熱帯雨林に生息し、樹上で生活する[4]。種によって高木の上層部(エリマキティティなど)から下層部(ダスキーティティなど)に住み分けており、下層部で生活する種では灌木林や地上を利用する例も知られている[4]

オス・メスのペアと幼獣からなる3 - 5頭の群れを形成して、縄張りを作る[4]。2 - 3頭が同じ木の枝に集まり、互いの尾を絡ませ合う習性が知られている[4]。早朝などには大きな声で鳴く[4]

おもに果実を主食とし[5]、木の葉、昆虫、小鳥の卵なども食べる[4]。副食としてブラウンティティは若い葉を食べ、マスクティティは典型的な葉食、エリマキティティは昆虫食の比重が大きい[5]

人間との関係

画像

出典

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