ティリンカ
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ブコヴィナを中心に見られる伝統的な楽器。国で表せばルーマニア、モルドヴァおよびウクライナで見られることとなり、その内ルーマニアでは主にウクライナ国境に近い北部で見られる。
直径1センチメートル前後、長さは30センチメートル - 60センチメートルほどのただの筒で、ほかには何も加工されていない。[2]伝統的にはカエデやヤナギやボダイジュなどの樹皮で作られた[3]。後に木材や金属、プラスチックといった素材でも作られるようになった。
奏法は管の片方に唇をつけて息を吹き込み、もう片方の端を指で押さえ、開口部の開きの大きさを調節することで音の高さを変える。奏者の吹き込む息の強さを変え高次倍音を強調することによっても音高が変わる。
バルトーク・ベーラが1913年にマラムレシュ地方でフィップル付きティリンカを記録している。[4]
ハンガリーのティリンコ(ハンガリー語: tilinkó )はティリンカと混同されやすいが、歌口にフィップルを備える物が流通しており[5]、初心者にも演奏しやすい。ティリンカ同様フィップルを備えないとする文献もある。[6]
関連する楽器
- オーバートーンフルート— 高次の倍音を使う笛の総称