テングノハナ

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テングノハナ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : モクレン類 magnoliids
: クスノキ目 Laurales
: ハスノハギリ科 Hernandiaceae
: テングノハナ属 Illigera
: テングノハナ I. luzonensis
学名
Illigera luzonensis (C.Presl) Merr. (1904)[1]
シノニム
テングノハナの3出複葉(2025年2月 沖縄県本部町 熱帯ドリームセンター植栽)

テングノハナ(天狗の鼻[2]学名: Illigera luzonensis)は、ハスノハギリ科テングノハナ属に分類される常緑性つる性木本の1種である。三出複葉であり、葉柄で他物にからまる。葉腋から花序が生じ、淡赤紫色の花被片が10枚、雄しべが5個、雌しべが1個からなる花が咲く。果実の左右には、幅広い翼が張り出している。和名の「テングノハナ」は、この翼を天狗の鼻に見立てたことに由来する[3][4]石垣島台湾フィリピンに分布するが、石垣島の自生個体はほとんど残っていない。

常緑性の木本性つる植物(藤本)、茎は角張り、下部は地上を這い、上部は葉柄で他物にからみついて高さ10メートル (m) に達する[5][6][7]。若枝には短毛があるが、のちに無毛になる[5]互生し、三出複葉、葉柄は長さ4–10センチメートル (cm)、背面に1列の短毛があるかまたは無毛、小葉柄は長さ5–18ミリメートル (mm)、軟毛が密生し、葉沈をもち、小葉は卵形から卵円形、3.5-14 × 3-10 cm、全縁、基部は円形または浅心形、先端は鋭尖形、側脈は3–5対、葉表脈上に短毛がある[5][6][7][3]

台湾での花期は夏季(6–10月)であるが、石垣島では春季(3–5月)と秋季(10–12月)であることが報告されている(フィリピンでは不明)[3]。葉腋から長さ 7–20 cm の散房花序が生じ、花序軸の節には短毛が密生する[5][6][7][3]小苞は微細[6]。午前中に咲いて午後には閉じる[7]。花は両性、花被片は淡赤紫色、狭披針形で先端はとがり、8–12 × 3–4 mm、5枚ずつ2輪につき、雄しべは5個、各花糸の基部には2個ずつ腺体があり、雌しべは1個、花柱は1本、細く、先端は扇状に広がって幅は約 2 mm、子房は下位、1室、頂生胚珠を1個含む[5][6][3]果実堅果、楕円形、左右に大きな翼が張り出しており、背腹に狭い翼があり、長さ 1.5–2 cm、幅(左右の翼を含めて)3–4.5 cm[5][7][3]

分布・生態

南西諸島石垣島台湾南部、フィリピンに分布する[1][3]。台湾やフィリピンでは、海岸近くから標高 1300 m 付近まで見られるが、石垣島では海岸林に生育する[6][7]

保全状況評価

絶滅危惧IA類 (CR)環境省レッドリスト

Status jenv CR.svg
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日本における唯一の自生地である石垣島では、2015年時点で1ヶ所で2個体のみが確認されている[7]環境省および沖縄県のレッドデータでは、絶滅危惧IA類 (CR) に指定されている[8]

分類

脚注

外部リンク

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