ハスノハギリ科
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| ハスノハギリ科 | |||||||||||||||
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1. (上) Sparattanthelium botocudorum の花序、(下) ハスノハギリの花序と果実 | |||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||
| Hernandiaceae Blume (1826) nom. cons.[1] | |||||||||||||||
| タイプ属 | |||||||||||||||
| Hernandia Plum. ex L. (1753)[2] | |||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||
| 下位分類 | |||||||||||||||
ハスノハギリ科(ハスノハギリか、学名: Hernandiaceae)は、クスノキ目に属する植物の科の1つである。常緑性または落葉性の高木から低木またはつる性木本であり、精油を含む。葉は互生し、単葉または掌状複葉(図1)。花は両性または単性、放射相称、花被片は1輪または2輪、雄しべは1輪、葯は2室で弁開し、雌しべは1個、単心皮性、子房下位。果実は閉果であり、翼をもつものや多肉化した苞で包まれるものがある(図1)。4–5属70種ほどが知られ、世界中の熱帯から亜熱帯域に分布する。日本では、小笠原諸島と南西諸島にハスノハギリが、石垣島にテングノハナが分布している。
常緑性または落葉性の高木から低木、ときにつる性(藤本)[1][3][4][5](図2a)。精油を含み、またアルカロイド、フラボノールをもつ[3][4]。ときに鍾乳体をもつ[1][4]。一次維管束は管状[3][4]。道管の穿孔はふつう単穿孔ときに階段穿孔、師管の色素体はP-type[3][4]。二次成長を行い、材は散孔材[3][4]。真正木繊維をもつ[3][4]。節は単葉隙、2–3葉跡性[3][4]。葉は互生し、単葉または掌状複葉、托葉を欠き、葉柄はときに葉身の裏面につき盾状(ハスノハギリ属)、ときに腺点をもち、葉縁は全縁または掌状に切れ込み、葉脈は羽状から掌状[3][4][5][1](図1, 2b)。気孔は不規則型または平行型、毛状突起はふつう単細胞性[3][4]。ときに向軸側に下皮(表皮下の厚壁細胞層)がある。[3][4]。
花は両性または単性で雌雄同株まれに雌雄異株[3][4][5][1]。散房花序または集散花序を形成し、頂生または腋生する[3][4][5][1](図1, 3a, b)。ふつう放射相称、ときに苞をもち、花器官は輪生する[3][4][5][1](図3a, b)。花被片は萼片と花弁にあまり分化しておらず、離生または基部で合生、瓦重ね状または敷石状、ふつう3–5枚ずつ2輪または4–8枚が1輪につく[3][5][1]。雄蕊(雄しべ)は離生または部分的に合生、花被片が2輪の場合には内花被片と互生して3–5個が1輪、花被片が1輪の場合には(2–)4(–7)個が1輪に輪生する[3][4][1]。しばしば花糸の基部両側に2個または外側に1個の付属体(蜜腺)がある[5]。葯は内向または側向、2室、長軸に沿った弁で弁開する[3][4][5][1]。タペート組織はアメーバ型[6] 花粉は無口粒、2細胞性[3][4]。ときに雄しべの外側に1–2輪の仮雄しべがあり、付属体が発達している[3][1]。雌蕊(雌しべ)は1個、単心皮性、花柱をもち、柱頭は乾性、子房は1室で子房下位[3][4][5][1][6]。胚珠は1個、頂生胎座、倒生胚珠、2珠皮性、厚層珠心[3][5][1]。内胚乳形成は造壁型[3]。果実は閉果、1種子を含み、果皮に由来する2–4枚の翼または花被片が発達した2枚の翼をもつものや(図3c)、発達した肉質の苞に包まれるもの(図1下)がある[3][4][5][1]。無胚乳種子、子葉は2枚、地上子葉性または地下子葉性、胚は直線状[3][1]。基本染色体数は x = 7, (6, 12)[6]。
分布・生態
人間との関わり
ハスノハギリ属や Gyrocarpus のいくつかの種は木材として利用されることがあるが、材は柔らかくあまり有用ではない[8]。また、ハスノハギリ属の種子から得られた油が、ランプ油に利用されることがある[8]。
