ディドゴリ・メディバック

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種類 装甲救急車
原開発国 ジョージア (国)の旗 ジョージア
重量 9.80 t[1]
全長 6.55 m[1]
ディドゴリ・メディバック
種類 装甲救急車
原開発国 ジョージア (国)の旗 ジョージア
諸元
重量 9.80 t[1]
全長 6.55 m[1]
全幅 2.39 m[1]
要員数 乗員2名 + 負傷者4名・看護員1名[1]

装甲 防弾鋼板、7.62mm徹甲弾対応[1]
エンジン ターボチャージャー搭載V8ディーゼルエンジン[1]
行動距離 600 km[1]
速度 110 km/h[1]
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ディドゴリ・メディバック英語: Didgori Medevacグルジア語: დიდგორი მედევაკი)は、ジョージアで開発された装甲救急車である[2][3]。名称のディドゴリは、1121年のディドゴリの戦い英語版に因む[4]ディドゴリAMEVとも呼ばれる[1]

ジョージア国防省の研究機関であるSTCデルタ英語版で開発されたディドゴリ装甲車両シリーズの一種であり、ディドゴリ1装甲車をベースに、負傷者輸送用に後部スペースを拡大した車両である[5]。2011年に発表された[1]

設計

負傷した兵士を戦闘地域から安全な場所まで後送しつつ、車内で応急処置を行うことができる装輪式の装甲救急車両として設計されている[1][2]

車内には乗員2名にくわえて負傷者4名と看護員1名を搭乗させることができる[1]。前方にある乗員区画には運転手と車長が着座し、後方にある医療区画には4名分のストレッチャーと各種の医療機器、3点シートベルト付きの看護員用座席などが搭載されている[1][2]。医療区画の後部には両開き式の大型ドアがあり、負傷者の迅速な乗降が可能となっている[1]

シャーシは原型のディドゴリ1と同じくアメリカ製のフォードF-550 ピックアップトラックのものをベースとしており、エンジンにはターボチャージャー付きV8ディーゼルエンジンを搭載している[1]。前進6速、後退1速のオートマチックトランスミッションを装備し、最高速度は舗装路面では時速120キロメートル、それ以外の状況でも時速110キロメートルを発揮できる[1][2]。60パーセントの勾配や30パーセントの側勾配を走破することができ、水深80センチメートルまでであれば渡渉が可能[1]。航続距離は600キロメートルである[1]。さらに、油圧式のパワーステアリングやサスペンションシステム、ランフラットタイヤや中央タイヤ圧制御システムを装備しており、操縦性と悪路走破性に優れている[1]

装甲は2層構造のArmox 500+防弾鋼板で、欧州標準化委員会の防弾規格であるEN1063でBR7+相当の防御力があり、7.62ミリ小銃徹甲弾や砲弾片に抗堪する[1][2]。外側の装甲パネルは損傷時に容易に交換することが可能である[1][2]

装備

最大積載量は800キログラムで、搭載する医療機器としては取り外し可能な油圧式ストレッチャー、応急処置キット、聴診器、診断セット、緊急キット一式、酸素ボンベ、除細動器、頭部固定器具、人工呼吸器、HEPAフィルター、ボディスプリント、ポータブルアスピレーター、血圧計などがある[1]。また、車内には乗員区画と医療区画の双方に冷暖房装置と消火器があるほか、搭乗者間の意思疎通用にインターホンとトランシーバーが備えられている[1]。車体上部には2基のLEDサーチライトがあり、夜間の負傷者搬送作業を補助する[1]

運用

ジョージア軍に6両以上が納入されたほか[3][6]、インドネシア[7][8]とサウジアラビア[9]、コンゴ[10]でも採用されたとされる。国際戦略研究所の「The Military Balance 2025」によれば、2024年時点でサウジアラビア陸軍が100両を装備している[11]

脚注

参考文献

関連項目

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