ディードリット
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ディードリット (Deedlit) は、小説『ロードス島戦記』に登場する架空の人物。また、同名のテーブルトークRPGリプレイ(第一部)におけるプレイヤーキャラクター (PC) の1人。
初出は『コンプティーク』掲載の、グループSNEによるTRPGリプレイの連載記事『D&D誌上ライブ ロードス島戦記』である。当時はアメリカより輸入されたゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(D&D) のシステムを用いていた。ディードリットのキャラクターを作成しセッションで演じたプレイヤーは、当時グループSNEに在籍していた作家の山本弘である。文庫版ではプレイヤーが変更されている。
デザイン
ディードリット登場以前、海外作品の挿絵などに登場するエルフは“長身かつつり目で、悪魔のようなつり上がった耳”といったビジュアルが多く、どちらかというとモンスターっぽいイメージが主流だった[1]が、本作のリプレイや小説において出渕裕が描いたディードリットの挿絵により、特にそれまでは「先が尖っている」程度だった耳が非常に長い耳になったことなど、その後の日本のファンタジー作品におけるエルフのヴィジュアルイメージの先駆となった。また、アニメ雑誌でディードリットが表紙を飾ったり、特集を組まれたりするなど大人気となってもいる[2]。
なお出渕裕は、女性キャラがすらっとして気品があるのはヨーロッパのファンタジーアートの影響で、耳が長いのは『ダーククリスタル』に出てくるキアラ(キーラ)からであり、新しいエルフのイメージを作ったという認識はあまりないと述べている。また、笹のように長い耳についてもOVA版のキャラクターデザインを担当した結城信輝の影響を指摘している[3]。
人物
小説本編におけるヒロインの一人である。帰らずの森出身の妖精ハイエルフの女性。精霊を召喚して使役する精霊使いであり、同時に剣の技量も備える魔法剣士で、主人公パーンと長く行動をともにする。外見は金髪のロングヘア、小柄で尖った耳とアーモンド型の釣りあがった瞳が特徴。
ロードスにおける一般的なエルフは、争いを好まぬ温厚な性格の者が大半である。同時に、自分たちの世界の外に関心を向けない閉鎖的な側面もある。そんな中にあって、ディードリットは明朗快活・行動的であり、その意志は「内」より「外」に向いていた。また緩慢に滅び行くハイエルフの中でも久々に誕生した最も若いハイエルフでもあり、感情の起伏が比較的大きい。
活躍
ロードス島戦記
パーン、エトらの冒険者の一団に加わって以降は英雄戦争に参加する。後、かつての仲間であるウッドチャックをパーンと共に追う旅を続ける。数年後フレイムにて勃発した砂漠の内乱において、風の精霊王イルクと契約を交わし、内乱鎮圧に協力する。
次第にパーンと心惹かれあう関係になり、邪神戦争後は故郷である帰らずの森の外れで館を建て、パーンと共に過ごす。
魔法戦士リウイ
サードシーズンである「呪縛の島の魔法戦士」にて、パーンと共に登場。ロードス島に訪れたリウイ達一行と出会う。
エルフに並ならぬ執着を見せるリウイからは、その美貌も相まってか、熱烈なアプローチを受けて困惑し、それに対して鈍感過ぎるパーンの態度に不満を抱いている面を見せる。
最終決戦にて、リウイ達の危機を救うべく、パーンと共にアイラの呼びかけに応じて駆けつける。