レイレイ
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概要
デザイン
死者を髣髴とさせる青い肌に、頬の部分に赤丸のメイクを入れ、内巻きのモミアゲと横に広がったおかっぱ風の髪形をした少女。服装はキョンシーの服装をベースに、胸元に丸く穴が空けられ、腰に大きなリボンを付けているなど、独特の女性らしいデザインも取り入れられた紅紫色を基調とした服と帽子を身に付けている。リンリンが変身した黄色いお札が帽子の前面に貼り付いている。最も特徴的なのは、足元まで伸びた引き摺るほど長い袖と、そこから出る6本の鉤爪で、それと合わせて袖から取り出す様々な暗器を駆使して戦う。また、服は特殊な素材で出来ており、異形転身の術の影響で袖や裾をすり抜け、手足を出すこともできる。
開発スタッフによると、『ハンター』の新キャラクター案として「キョンシーはどうか」という意見と「1人は女の子にしたい」という意見があり、合わせてレイレイが誕生したとのこと。
設定
死して闇に捕われた母親の魂を救うため、仙術により自ら人間であることを捨てダークストーカーとなった仙術師の少女。その行動原理は妖魔に捕われた母の魂を救うこと、ただその一点のみであり、私欲のために怪物化したザベルや意図せずして呪いの甲冑に憑依されて殺戮を犯すようになってしまったビシャモン(『ハンター』以前)、そして同じ闇の力を持つダークハンターでありつつ、ダークストーカーの存在そのものを憎悪するドノヴァンとは明確に異なっている。同じく闇を狩る使命を帯びたドノヴァンが、憎しみを拠り所にして戦い続けた末に自らも魔物と化してしまったのとは対照的に、彼女たちは死闘の末に人間に生まれ変わるという明るい未来を辿っている。
略歴
中国で仙術を伝承してきた少(シャオ)家に生まれた双子の姉妹、リンリン(鈴鈴)とレイレイ(泪泪)。しかし、16歳の誕生日の前日に闇の住人と墓から蘇って来た亡霊たちに村が襲われ、仙術の師匠でもある2人の母親が自らの命と引き換えに禁術「異形転身の術」を用いてそれらを撃退した。レイレイたちは禁術を用いた反動で闇に彷徨うことになってしまった母の魂を救うため、使用者の魂を永遠に救われない魂に変える術と知りながらも己が持つ最高仙術である「異形転身の術」を自らの体に施す。そして、母を救う唯一の方法と信じて「闇の住人」たちとの戦いに赴く。『ハンター』のエンディングでは最後の戦いの後に命の炎が消えて事切れる2人を、自分たちの戦いによって清め救われた母の魂が新しい命として2人を転生させる。
『ヴァンパイア セイヴァー』(以下『セイヴァー』)では、転生後16歳の誕生日を迎えた2人が仙術の力に目覚め、ジェダによって価値ある魂と判断されて魔次元に召喚される。このため、前世の記憶を覚えていない2人は自らの不思議な能力に戸惑いつつも戦うことになる。エンディングでは、再び母の魂に救われ転生後の両親のもとへ帰っていく。
性格
彼女の背景はシリアスだが、レイレイの性格はそれほど暗いものではなく、どちらかと言えば16歳の少女らしい明るく明朗な喋り方をして、人間らしい表情のあるキャラクターになっている。また、日本人が抱きがちなステレオタイプの中国人らしい「ニーハオ」や「アイヤー」などの単語も発する。『スーパーパズルファイターIIX』(以下『SPFIIX』)や『NAMCO x CAPCOM』(以下『NxC』)では語尾に「〜アル」を付けているが、これは『ヴァンパイア』シリーズとは異なっている。『MARVEL VS. CAPCOM 3』(以下『MVC3』)では一人称が「ボク」になっている。
リンリン
レイレイの双子の姉。山吹色の道士服を身に着けた、茶のストレートヘアの少女。リンリンがお札に変身して貼り付くことで、キョンシーの体となっているレイレイの暴走を抑えている。その設定通り、対戦前イントロにはリンリンが変身してレイレイに貼り付き、勝利ポーズなどではお札のまま表情が浮かび、その姿で動くこともできる。
『ハンター』と『セイヴァー』以降では人間姿の服装のデザインが若干異なっている。また、『ハンター』での試合開始前に棺からレイレイが飛び出す演出は、『セイヴァー』では変更されている。『セイヴァー』で使用できるダークフォース「離猛魂」を発動すると、人間の姿となりバックで舞う。ただし、『MVC3』の「離猛魂」ではお札姿のまま巨大化する。
『ヴァンパイア』シリーズ中に彼女の性格描写は無くその人物像は窺い知れないが、後に刊行された小説版では、妖魔に怯えて道士である自分たちの力を当てにしようとする村人たちを軽蔑する、理知的で冷たい性格に描かれている。
OVA『ヴァンパイアハンター』では、原作同様お札に変身してレイレイを抑える他、パイロンと戦う際には、お札姿ではなく人の状態で剣術を用いレイレイと連携して戦っている。
『SPFIIX』ではレイレイの帽子には貼り付いてはおらず、レイレイの足元でコミカルなお札姿のまま多彩なアクションを見せる。アーケード版ではハードモードのエンディングで他のキャラクターたちと共に人間姿で登場していたが、使用はできなかった[注 1]。後に家庭用へ移植された際に隠しキャラクターとして追加され、「おフダ」の姿のまま参戦した。
『ポケットファイター』(以下『PF』)では『SPFIIX』とは違い、レイレイの帽子の上の窪みに乗っている。人間姿のリンリンはレイレイのエンディングで登場する。パロディ色の強い両作では、「お姉ちゃんは楽をしている」と、レイレイは多少不満そうである。
『マーヴル・スーパーヒーローズ』では、対戦時に特定の勝利数になった時に特殊な勝利演出として登場する他、アニタの必殺技「鈴鈴召喚」でも召喚され、人間の姿で登場し電撃攻撃を行う。
仙術師
「仙術師」とは特殊な能力者の総称の様なものであり、その優れた力を社会や組織などの益のために行使する者を指す。レイレイたちの出身である少家もその一つであり、母は仙術の力を以て占い・祈禱・お祓い・病気の治療などに役立てていた。少家では正式な仙術師になるため厳しい修行を経た後に、「術書」を授かる儀式を執り行い、その際、「転生の術」という最高仙術を伝えるのが習わしであるという。現在世界でも数少ない仙術師の中でこの術が伝えられるのは今や少家のみ。レイレイとリンリンが儀式を承けるのは奇しくも16歳の誕生日だった。母が散った後、残された「術書」により彼女たちは「異形転身の術」について知ることになる。
異形転身の術
その名の通り、自らの存在を異形のものに変化させ、人ならざる力を得る術。術者のレベルにより可能な形態や能力は様々。生命力を著しく消費する危険な技であり、生半な実力では自身の肉体の制御が効かないといった理由から、「仙術」においては禁術として使用を固く禁じられている。この術を用いた者の魂は闇に囚われ永遠に救われないという点も、行使を躊躇わせる一因である。
レイレイとリンリンの母は死霊たちから村を守るためにこの術を使い、金色の竜に姿を変えて死霊たちを退けた後、力尽き命を落とした。
小説版では、レイレイは常人離れした怪力と自然治癒力と引き換えに血の気が失せて恒常的な低体温状態となり、睡眠という概念を失い、日の光に弱くなるという形で「人間性の喪失」という代償を負うことになったと描写されている(リンリンは肉体的な代償を追わずに済んだ代わりに、夜ごと悲劇の日を悪夢に見るという精神的な代償を背負うことになった)。
他キャラクターとの関係
過程は違えど同じく死体のダークストーカーであるザベルからは惚れられており、レイレイとザベルの対戦前イントロではザベルの目からハートが飛び出す特殊演出が挿入される。『ハンター』ではこの点についてレイレイ自身の反応や感想などは特に公式に描かれていないが、『セイヴァー』でのレイレイは、ザベルの好意については「ちょっと困ってはいるが毛嫌いはしていない」とされている[1]。『ハンター』準拠の設定で登場する[注 2]『NxC』と『PROJECT X ZONE』でも熱いラブコールを送られているが、こちらでは全く相手にせず邪険にあしらっている。
『PF』では、ダークストーカーズ探しの旅の途中で旅費が尽きてしまい、ザンギエフが広告主をしている「3食昼寝付き・実働2時間」のアルバイトとしてロシアのサーカス団に入団、一躍花形スターとなる。その頃には楽しさのあまりダークストーカーズ退治のことなどすっかり忘れてしまっていた。
『NxC』では、人間社会に溶け込んで暮らしているフェリシアとは仲が良い様子で、「フェリシアちゃん」と気さくな呼び方をしている。一方、モリガンに対しては作中での初顔合わせの際、フェリシア同様に露骨に嫌な表情を見せている。また、モリガンとデミトリが鉢合わせた際は「…もうどうでもいいアル…」とくたびれきった様子で発言しているが、いずれも具体的な理由は不明である。
登場ゲーム作品
- ヴァンパイアシリーズ
- ヴァンパイア ハンター
- ヴァンパイア セイヴァー
- ヴァンパイア ハンター2
- ヴァンパイア セイヴァー2
- ヴァンパイア セイヴァー EX エディション
- ヴァンパイア クロニクル for Matching Service
- ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー
- ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション
- VS.シリーズ
- MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds
- ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3
- その他
- ポケットファイター
- スーパーパズルファイターIIX
- レイレイのマジカルハンマー(携帯アプリ)- カプコンの有料携帯サイト「カプコンパーティ」で配信された、レイレイを主役にしたパズルゲーム。
- 鬼武者Soul
- LINE DROP スピリットキャッチャーレイレイ(スマートフォンアプリ)- LINE株式会社から配信された、レイレイを主役にしたパズルゲーム。2013年7月11日にサービス開始されたが、2014年4月2日をもってサービス終了している[2]。
- オトレンジャー(スマートフォンアプリ)
- ストリートファイター パズルスピリッツ(スマートフォンアプリ)
- 他社とのクロスオーバー
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズシリーズ
- CAPCOM VS. SNK 2 - 上海ステージの背景に登場。
- NAMCO x CAPCOM
- PROJECT X ZONE
- クイーンズブレイド リミットブレイク[3]
- 背景
- ストリートファイターZERO2、ストリートファイターZERO2 ALPHA - ケンステージに人間姿のレイレイとリンリンが登場。同じく人間姿のザベルも近くにいる。
- CAPCOM FIGHTING Jam - 香港ステージに登場。
- リンリンのみ登場
- マーヴル・スーパーヒーローズ - 勝利画面の特殊演出、および技の演出として登場。
声の出演
- レイレイ
- 荒木香恵(『ヴァンパイア ハンター』、『スーパーパズルファイターIIX』)
- 根谷美智子(ヴァンパイアシリーズ『セイヴァー』以降、『ポケットファイター』、『NAMCO x CAPCOM』)
- 松下美由紀(『ヴァンパイア セイヴァー』〈ミッドナイトブリス時〉[4])
- 早見沙織(『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』日本語音声、『PROJECT X ZONE』、『鬼武者Soul』)
- ハンター・M・オースティン(『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』英語音声)
- 宮村優子(OVA『THE ANIMATED SERIES ヴァンパイアハンター』、ドラマCD『ヴァンパイアハンター The Animated Series』)
- 久川綾(ドラマCDおよびカセット ヴァンパイア ハンター『ヴァンパイア・ナイト 〜お笑い夜の祭典〜』、『ダークネスミッション〜特選バター醤油味〜』)
- リンリン
備考
- 日本国外版ではキャラクター名が変更されており、レイレイのゲーム中の名称は「Hsien-Ko(ヒシェンコー)」となっている。これは「レイレイとリンリンが異形転身の術を施行しているキョンシー状態の時の名前」という設定。単独での設定上のレイレイの名前はそのままだが、リンリンは「Mei-Ling(メイリン)」という名称に変更されている。ただし、単体のレイレイがHsien-Ko、リンリンもLin-Linと表記されている作品もある。