デコトラシリーズ

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デコトラシリーズは、(株)青島文化教材社が販売している製品の名前。俗にデコトラと呼ばれる派手な装飾を施したトラックの模型である。

1975年に公開された映画『トラック野郎・御意見無用』から始まる東映トラック野郎』シリーズのブームで、アオシマバンダイは版権の取得を東映に打診していたが、玩具関連における『トラック野郎』シリーズの版権は最終的にバンダイが独占することになった。そのため、アオシマは独自のトラック模型の路線を展開することになり、デコトラシリーズが誕生した[1]。シリーズ最初期の名称は「デコトラ爆走野郎」であった。当初の車種は中型トラック(初代・日野レンジャー)であり、その後大型トラック(三菱ふそう・Fシリーズなど)に展開した[1]

1980年代に入り、ザ・グレート・ドルフィン・810が登場。1980年代中盤ごろ、タイヤホイールが新規金型に更新され、1990年代に入りロングシャーシが登場。パネルバン荷台も新規で起こされた。トラクタ・シャーシやダンプ荷台、シャーシ一式は初期デコトラシリーズでも存在したが、新規金型で起こされ新しいものに置き換えられた。

現在のダンプシャーシ、荷台は1991年にリリースされたザ・グレート スーパーフレームダンプ用に起こされたもので、実車のシャーシを細かく再現しており、この頃から現在のヘビーフレイト的なコンセプトがあったことが窺える。

特に初版はバッテリーケースにスリーダイヤがモールドされていて、それがいすゞ車や日野車のキットでもそのまま存在していたが、現在は他車に流用しても違和感がないように消去されフラットになっている。

その後、中型車も風のレンジャーを皮切りに、初代ファイター・840フォワード・クルージング/ライジングレンジャーが登場した。

大型車も1990年代に入りモデルチェンジが行われると、初代プロフィア・初代ギガ・スーパーグレートが続々モデル化された。1/32において、日産ディーゼル(UDトラックス)車は登場していない。バリューデコトラエクストラ、トラック狂想曲シリーズの箱絵では背景にビッグサム、クオンが登場したことがある。

2000年代後半には、グランドプロフィア、レンジャープロ、新型スーパーグレート(当時)、KF/ZM/HEがモデル化された。

初期~2000年代前半まではアオシマオリジナルの装飾を施したデコトラを展開していたが、2000年代中ごろあたりから実在するデコトラ車両を積極的にリリースしている。2010年前後からはそれまでのデコトラシリーズの流れを汲む、一般向けでアオシマオリジナル装飾中心の「バリューデコトラ」シリーズと、ヘビーフレイトシリーズをベースにした上級者向けで実在車中心の「アートトラック」シリーズ、一般向けの「バリューデコトラ エクストラ」シリーズをメインに展開している。他にも「トラック野郎」シリーズ[2]、手のひらサイズで若年層中心の「ミニデコ」シリーズも展開されている。こちらでは日産ディーゼル・レゾナがモデル化されている。

おもちゃなどの分野における「デコトラ」の商標は現在もアオシマが保有している。

  • 「デコトラ」- 商標登録番号 第4928594号 平成18(2006)年2月10日登録
  • 大型デコトラ」- 商標登録番号 第1434910号 昭和55(1980)年9月29日登録

2020年現在発売中の各シリーズ

バリューデコトラシリーズ

2010年3月発売開始、2022年まで展開された現在のデコトラプラモの中心ともいえるシリーズ。

「断突レンジャー」「猛烈ファイター」「熱血フォワード」を含む4tデコトラシリーズと大型デコトラシリーズ(以下、総称する場合は「旧デコトラ」と表記)のキットをベースに現代風にアレンジした実質的な後継シリーズで、通常モデルの「バリューデコトラ」と特別版の「バリューデコトラエクストラ」の2種類を展開。

旧デコトラシリーズのほかにも、初代「爆走野郎」シリーズで展開された車種もラインナップに入る(以下、爆走野郎シリーズの4t車を「小型デコトラ」と表記)。

コンセプトはかつてのアオシマプラモのパッケージにも記載されたキャッチコピー「創造のプラモデル」。組立図通りに作るもよし、オリジナルの1台を作るもよしとパッケージに記載されている。そのため、キットによっては本来不要となる部品を利用して多彩なアレンジを加えることができる。

デコトラシリーズの入門編にお勧めとパッケージに記載されているが、車種によってはパーツの加工を要するものもある。

パッケージのボックスアートは旧デコトラシリーズと違い、背景なしの車両だけのイラストレーションである。エクストラでは車種によって背景ありのイラスト絵や実車の写真を採用している。

ラインナップされる車種は基本的に架空車ではあるが、映画「トラック野郎」の出演車や実在車をモチーフにした車種もある。さらには旧デコトラでは存在しなかった街宣車仕様の車両もラインナップされている。

既存のパーツを流用することで価格も大幅に上昇する前の値段に抑えている(中型3,500→後に3,800円、大型4,800円、エクストラは6,800円、いずれも税抜価格)

これまでの旧デコトラ時代に製作されたパーツだけでなく、新製品の発売時点でヘビーフレイト/アートトラック用に新規設計された既存パーツが投入される車種も多い。中には絶版後10年以上もパーツ化されなかった旧デコトラ部品を投入するモデルもあるが、バリューデコトラのための新金型を投入しない(新規パーツを制作しない)と公式ブログにてアナウンスされている。新規パーツの初出がバリューデコトラではないだけで、バリューデコトラがシリーズ開始以降に並行してリリースされたヘビーフレイトやアートトラック用、エクストラ用に起こされたパーツもセットされることもある。特に、テールランプはヘビーフレイト用に正しいサイズで新規に製作されたものがほぼ全てのキットにセットされており、一番星用に起こされた新規ホイールキャップなども積極的に活用されている。キットの基本構成は旧デコトラシリーズを踏襲しているが、飾り方の自由度やクオリティは飛躍的に高まっている。

旧デコトラ時代ではメーターのデカールがなく荷台ペイントやアンドンなどがすべて紙シールだったが(共通シールにエッチングシールという名前の塩化ビニールシールや水転写デカールもあった)、バリューシリーズではメーターデカールが付属する車種も登場し、各車ごとに水転写デカールやメッキシールなどを採用している(荷台ペイント部分など広範囲な部分には紙シールを使う車種もある)[3]

荷台の平面部分一面にペイントが入らず、文字のみが入る車両でもキットによってデカールや紙シールの違いがあり、その場合完成品にわずかな質感の違いが生じることがある。

トレーラーには後部の三角反射板や緩和標章を追加したり、ノーマル車として発売されなかった旧型車両でノーマルミラーを使用する際には後年製品化された商品の部品で対応する[4]など、リアリティを増した改良がおこなわれている。旧デコトラシリーズにはなかった、後部反射器や積載量を示すステッカーが入るなど、ヘビーフレイトからの影響も受けている。

旧デコトラシリーズではなかった、「別車種のグリル移植」や「ショートサイズのトレーラーシャーシに単車ロングパネルの搭載」、「小型デコトラのシャーシに4tデコトラのキャビンの搭載」「単車系ロングシャーシにトレーラー用のタンクローリー搭載」といった、本来の車種構成と異なるシャーシとの組合せなども積極的に行っている。

上記に記した異なるシャーシへ搭載するパーツや大型デコトラロングシャーシのホイールベースを若干短縮させるため[5]適正化の部品などをその都度追加している(ただしこのような追加部品についてメーカーではあくまでも「修正・改良のため」とアナウンスしている)。

No15のブルージャック以降、デカールなどに旧デコトラ時代で使われた「全国出弧虎会(ぜんこくでことらかい)」の名称を復活させている。

原価高騰による利益率低下のためNo.55を以て、シリーズを終了することが発表された。

バリューデコトラで登場した車両をノーマル化したバリューカスタムシリーズが通販限定で展開されている。バリューデコトラと同じロットで生産されているため、ボディやランナーパーツの成形色はバリューデコトラと同じとなる。

商品一覧
No車名種類発売年月備考
1鮫肌慕情大型トレーラー
タンクローリー
2010年3月バリューデコトラシリーズ第1号商品。映画に登場したライバル車のタンクローリーをモチーフにしている。
2やっちゃば太郎中型平ボディ2010年4月70年代に発売された、小型デコトラのキャブを4tデコトラのシャーシに装着。
内装部品を使用するために小型デコトラのシャーシ一式も入っているが、足回り関係の一部部品を意図的にオミットした状態で成型したため[6]、小型デコトラのシャーシで組むことはできない。
3首領(どん)大型デカ箱ダンプ2010年6月ヘッドライトをキャビン側に移設したハイルーフキャブの車種に旧式他車種のグリルを移植したデカ箱ダンプ。
4宝飾丸大型冷凍車2010年9月長期にわたってパーツ化されてなかったハイルーフパーツを装着、光るデコトラから転用された最終型グリル[7]と回転灯を装着。
なおこのシリーズで使われる回転灯はすべて1/24車モデルの部品を使用。
5恋夢幻中型深箱ダンプ2010年11月長期にわたってパーツ化されなかった4t用深箱ダンプ荷台を投入する。
6マナイタ八兵衛大型トレーラー
フラット台車
2011年2月ダンプ系グリルのキャビンを採用したフラットトレーラー。
7いるか12號大型冷凍車2011年3月最終型グリルとハイルーフを装着した冷凍車。コクピットパーツのランナー一式がノーマルバンパー(本来は不要部品)と手すり部品のためにメッキ化された。
ヘッドライトには1/24車モデルの透明部品(テールランプ)を使用している。
8憂國烈士大型トレーラー
冷凍ロングパネル/街宣車
2011年6月初の街宣車モデル。民族系車両ということもあって当初は雑誌などで扱われなかった等など不遇の扱いを受けたエピソードがある。
なおヘビーフレイトシリーズにも同車両のキャブパーツがあるものの、バリューでは基本的に旧デコトラ時代の物を使用する。
9スーパーサンシャイン大型深箱ダンプ2011年7月旧デコトラ時代に製品化された有名実在車のアートパーツと鉄仮面グリルを装着。シャーシの成型色は黄色を採用した。
当車両で使用の深箱ダンプ荷台のパーツは91年のダンプシャーシ刷新の際に投入されたもので、首領(どん)などで使用されてるデカ箱とは別の物となる。
10ローリー桃園大型タンクローリー(単車)2011年9月トレーラー用タンクローリーのタンクを単車ロングシャーシに搭載。ハーフサイズのハイルーフを採用した。
名前は映画に登場したホテル名に由来する。
EX1袴田運送大型トレーラー
ロングパネル
2011年11月映画に登場したライバル役のトラックをモチーフにしたモデル。初回特典に新作ウロコシールが封入された。
11四畳半4t保冷車2011年12月かつての4tデコトラの流れを汲む、荷台にロケットを装着した4t保冷車。荷台マーカーランプ類はデカールで再現されている。
12きゃべつ三四郎大型ウイング車2012年4月初期ヘビーフレイト用の開閉のしないウイング荷台を投入したモデル。以後ウイング車はこの部品をロングシャーシとセットで採用する。
13カンカン与太郎大型デカ箱ダンプ2012年4月シャッターグリルを装着したデカ箱ダンプ。この製品で使われてるシャッターグリル部品は2000年代に復刻された物である(後に発見された当時物については首振り銀二の脚注にて)。
名称のカンカンとは車両の重量を測定する大型の秤の台貫を指す。メーカー直営の通販サイトではメッキキャブの限定版も発売された。
14祖國防衛大型深アオリ平ボディ
街宣車
2012年6月長らくパーツ化されなかったショートシャーシ用の深アオリ(オープンバンタイプ)平ボディーと2段ハイルーフのパーツを採用した街宣車。ルーフには巨大なスピーカーと回転灯を備える。
15ブルージャック大型冷凍車2012年8月トレーラー用グリルのハイルーフキャブを採用した、実在車をモチーフにした冷凍車。このモデルよりパッケージ天面にアオシマのCIマークが入る。
ミラー部品のために内装ランナー全体にメッキが施されていた。「出孤虎会」の名前はのこのモデルから復活。
なおモチーフになった実在車(もちろんベース車両は全く異なる)も大型デコトラ時代にモデル化されている。
16街道天使大型ダンプ
コボレーン仕様
2012年10月別車種のグリルを移植したレトロ系大型ダンプ。
EX2椎名急送 コリーダ丸大型保冷車2012年12月映画に登場したライバル車両でもあり、旧大型デコトラ時代に発売された商品のリメイク。一部パーツを新規で制作しリニューアルを図っている。
17じゃりぱん豚助4tダンプ
コボレーン仕様
2012年12月小型デコトラ時代のキャブを4tダンプに搭載し、プラ板をレーザー技術でカットして再現されたサイドスカートのパーツを装着。
このモデルより4t車は300円値上げされた。
18首振り銀二大型トレーラー
単車用ウイング荷台
2013年1月ショートサイズのトレーラーに単車用ロングシャーシ用のウイングボディ(荷台)を搭載し、キャブに他車種の旧式シャッターグリルを移植[8]
トレーラー足回りに部品を追加して若干の改修が施されている[9]
19絶頂丸大型トレーラー
単車用パネルバン
2013年4月遊園地のテレビCMにも登場した有名車両をモチーフとしたトレーラー。いるか12號同様ヘッドライトには1/24車モデルの透明部品を使用している。
EX3押田運送 すずたろう大型冷凍車2013年8月実在車をモデル化。バリューシリーズに初投入のキャブを使用。新規パーツを追加している。販売代金の一部を東日本大震災の被災者へ寄付する。
20ワリバシ慕情大型平ボディ2013年5月初代爆走野郎で使用されたキャブと、メッキ成型された最終型ブラックマスクグリル[10]と共にバリューで初投入。ミラー及びステーはフレイト系のシリーズで採用された同車種のものを投入。
長らくパーツ化されていなかったショートシャーシの低アオリ平ボディを採用。
21護國の鬼大型トレーラー
単車用冷凍パネルバン
街宣車
2013年7月ヘッドライトを移設したハイルーフキャブを採用。デコトラシリーズでは珍しくメッキパーツがない(テールパーツを除く)。
22七代目北斗星大型深箱ダンプ2013年8月80年代に登場した旧大型デコトラ「北斗星(初代)」を現代にアレンジ。深箱ダンプに現在としてはオーバーサイズなシートキャリアとを装着し、かつての大型デコトラ時代のアートを継承している。
北斗星という名称はかつては旧デコトラ時代のダンプモデルの代名詞だったが、幾度の商品化のうちに違う路線になってしまった[11]
そのため今作では初代の白いダンプをモチーフとし、車種も2~5代目で使用された車種を採用している。
23ヨコモチ根太郎4t平ボディ
(小型デコトラシャーシ)
2013年11月初代小型デコトラのシャーシに4tデコトラのキャビンをマウントするためのパーツを追加で投入。
パッケージ側面の試作品は緑ナンバーたが、製品版は白ナンバーである。
内装の関係で4tデコトラのシャーシパーツが入ってるため、適合する荷台部品(パネルバンなど)を別途用意すれば4tデコトラのシャーシで組むことも可能。
24エサ屋のケンちゃん大型冷凍車2014年2月有名車をモチーフにした冷凍車。ホイールベース短縮適正化のパーツを追加で部品化。
25ブラックジャック大型デカ箱ダンプ2014年3月他車のブラックマスクを移植した大型デカ箱ダンプ。名称にブラックが入るが車体色はブルーである。
26レタス小五郎大型ウイング2014年3月きゃべつ三四郎の流れを汲む大型ウイング車。改良されたアップライトパーツが追加されている。
27愛國義魂塾4tパネルバン
街宣車
2014年6月メーカーの意向で長らく使用を控えていたキャブと初投入するシャッタータイプのバン(元々はイメージリーダーカーのエアロスカート一体型)を採用。
28風神☆雷神2tアルミバン2014年10月シリーズ初の2t車。なおかつ2台セットで販売。
29花巻の悪代官4tウイング2015年2月

一体成形型のメーター煽りのウイング車。映画の相棒車をモデルとしている。

30二代目鮫肌慕情大型トレーラータンクローリー2015年2月

No.1鮫肌慕情の続編車両。

31電飾烈士大型深箱ダンプ2015年4月
32日本男児大型短尺ウイング2015年5月
33ナスビの帝王大型ウイング2015年5月
34二代目髑髏丸大型冷凍車2015年10月
35長ネギ三太郎中型平ボデー2016年1月
365号線のマリー大型ウイングトレーラー2016年2月
37琉球慕情大型ダンプ2016年3月
38人魚姫大型冷凍車2016年4月
39忠勇義烈大型タンクトレーラー2016年6月
40やっちゃば次郎中型平ボデー2016年8月
41鉄屑のステージ大型深煽り平ボデートレーラー2016年9月
42ミカン密五郎大型深煽りウイング2016年10月
43ヤンキーメイト中型深煽りウイング2017年1月
44さくらんぼ佐藤大型短尺ウイング2017年2月
45ブッチャケお京大型ダンプ2017年3月
46島根のブリ麿大型冷凍トレーラー2017年5月
47憂国烈士2大型冷凍トレーラー2017年5月

エクストラで商品化されたものは番号の頭にEXの文字を記載している。
メーカーサイドでベース車両名のアナウンスをしていないため、ベースやモチーフになった車両名はここでは記載しない。備考での説明文の一部は公式ブログにで発表されたものである。

アートトラックシリーズ

かつてのビッグカスタムシリーズベースに代わってヘビーフレイトシリーズをベースに展開されるモデル。実在車両のモデルを展開。

商品一覧
No車名種類発売年月備考
1成田商事 大虎丸4軸ウイング2011年4月アートトラックシリーズ第1号商品。
2丸美グループ 初代渡月丸大型冷凍車2012年2月新規シャーシやアートパーツを多数追加した
3椎名急送 由香丸3番大型冷凍車2013年12月冷凍機を含めた新規パーツを多数追加
4永遠の初代渡月丸大型冷凍車2014年7月(予定)2番の渡月丸の2011年バージョン

元祖デコトラシリーズ

初期に発売されたデコトラモデルを現在のキットやパーツで再現(リテイク)した、ヘビーフレイトの旧型車両をベースにしたモデル。

アートパーツはトラック野郎シリーズの一番星号のパーツを流用しているが、クローズドボディは用意されていない。

商品一覧
No車名種類発売年月備考
1初代唐獅子(2012リテイク版)大型パネルバン2012年4月
2兄弟星大型冷凍車2014年12月
3初代うず潮(2015リテイク版)大型パネルバン2015年4月

トラック野郎シリーズ

かつてはバンダイが独占販売権を持ってたシリーズであったが、09年に新シリーズとして登場。玩具関係の版権はバンダイ(バンダイナムコホールディングス)が持っているため、パッケージなどにはバンダイのマーク(CI)の刻印も入っている。

一般ユーザーの手で復元された現存する一番星号の実車(10作目仕様)を完全リサーチして2009年に「故郷特急便」として発売、以後登場した作品に合わせて変更された部分を新規パーツで追加する。

荷台はリアルさを重視し開閉可能なオープンタイプと、作りやすさを重視したクローズドタイプの2種類が用意される。

商品一覧(☆は2015年3月現在絶版)
No車名作数発売年月備考
1故郷(ふるさと)特急便☆10作目2009年12月
2熱風5000キロ☆9作目2010年6月このモデルからはクローズドボディはデカールから紙シールに変更される。
3突撃一番星☆7作目2010年11月
4天下御免6作目2011年11月
5男一匹桃次郎☆5作目2012年11月
6一番星北へ帰る8作目2014年6月

ミニデコトラシリーズ

1981年に登場した1/60スケールの若年層向けのモデルで、部品点数を押さえて組み立てやすさを追求したシリーズ。車軸は前後共にシャフト式で、ステアリング機能は省略されている。

キャブは登場当初日野KF三菱ふそうFシリーズの2車種が展開されていたが、現在は後に追加されたいすゞ・810スーパーと日産ディーゼル・レゾナ後期の2車種に置き換わる形で展開されている(2車種ともノーマルでは角目4灯式だが、角目2灯に変更された造りグリルがそれぞれ1種類ずつ存在している。)。後者の2車種はグリルとフロントバンパーが一体成型されており、内装やインパネは共通部品を使用している。

荷台はパネルバン・ウイング(可動式)・平ボディ・ダンプ(可動式)・カーキャリアがあり、カーゴ系シャーシは単車(トレーラーを牽引しないタイプ)と呼ばれるものとセミトレーラーのほかにアオシマのトラックモデルで唯一フルトレーラーのモデルもある。フルトレーラーのキットはドリーは固定式となっていて、単車用のボディを流用するため長さも同じである。

かつて「パワデコシリーズ」としてモーターライズ用のシャーシも存在していた。

車軸の組み合わせで通常の後2軸のほかに前2軸の6X2、4軸の8×4もある。ただしタイヤサイズやフロントアクスルの位置はすべて共通である。後輪の軸受けは別パーツであるため改造すれば2軸車として組むことも可能。

カーキャリアトレーラーは過去に西部警察トランスポーターとして起こされたもので、劇用のスーパーマシンやバイクが付属したランナーがある。単車系ウイング車にも荷台内部にパーツを追加する形で同様のランナーが付属している。

ふそうFシリーズ及び日野KFのキャブは再発売されていない為、1980年代に発売された際はふそうFシリーズのキャブだった西部警察トランスポーターは、90年後半~2000年前半の再版時には造りグリルのレゾナに変更されている。かつて存在した青島文化のくまブログにて、ユーザーからのミニデコKFとFシリーズの再販リクエストに応える形で担当者より「キャブの金型が失われているので再販はできない」と発表された。

発売時期によってはパッケージにサック箱を採用していた時期もあった。

2012年4月にミニデコシリーズは「ミニデコNEXT」として新たに展開し、スケールは1/64に表記が改められる(当然キット自体は既存のものを使用している)。NEXTでは新規のパーツはないものの、4軸車やトランスポーターなど過去のシリーズでは採用されなかった種類の物や過去に発売された車種のペイントや行燈をリニューアルした車もある。付属の紙シールには小さな子供向けに好きな言葉やセリフを書いて貼ってもらうことを目的とした余白スペースを設けている。

パッケージはミニデコ時代は背景ありのパッケージアートだったが、NEXTでは白バック無背景のパッケージアートを採用している。車両自体のイラストはミニデコトラシリーズ時代のものをベースにアレンジしていた。2022年に入り再生産が行われ、パッケージデザインが一部変更され、その後No.03以降のキットではイラストが新規に描かれたものとなった。

1/32では90年代以降に荷台やシャーシを新規で起こしてリアルなものに置き換えられたが、ミニデコの荷台やシャーシはシリーズ開始の1981年から変わっていない。1/32でも初期のパネルバン、ダンプ、トラクタシャーシはミニデコのそれとデザインや形状が同じであった。

商品一覧
No車名種類発売年月備考
1どすこいゴン太パネルバントレーラー2012年4月ミニデコNEXT初のモデル。相撲を意識したデザインになっている。
2ジャイヤンダンプ2012年4月どすこいゴン太と同時発売。名前やアンドン文字等はとあるアニメのキャラクターをイメージしたもの。
3破壊王平ボデー2012年6月名前は故人となったプロレスラーをイメージしたもの。
4真犬勝負前2軸冷凍車2012年6月映画に登場した有名車両をモチーフとした前2軸冷凍車。
5懲役次郎ウイング2012年8月
6暗黒将軍キャリアカー2012年8月ミニデコシリーズとしては初のキャリアカー。おまけパーツとして劇用車が2台付属する。
7龍王丸4軸ウイング2012年10月ペイント等に映画やVシネマ等に出演した有名車両の面影を見せる4軸ウイング。乗用車とバイクがおまけとして付属。実はミニデコシリーズとしては初の4軸車と公式アナウンスされている。
ただしベース車両の実車では総軸同径タイヤの低床型4軸車両は存在しない[12]
8ネオエンペラー冷凍車/フルトレーラ2012年10月初のフルトレーラ。2011年の金型捜索により発見された金型を使用。80年代を意識したアート車。名前は旧ミニデコ時代に発売された「皇帝」から。
9みちのく花電車4軸ウイング2013年6月
10夫婦船平ボデーフルトレーラ2013年6月
11さそり(あぶないダンプ)ダンプ2013年8月かつてシリーズ化された「あぶないダンプ」シリーズの流れを現代風にアレンジ。メッキパーツはNEXTシリーズ唯一の金メッキである。
パッケージは黒にしたかったものの実現できなかったと公式ブログで語られている。本来は使用するパーツのない劇用乗用車及びバイクのランナー一式が付属される。
12双載龍前2軸ウイング/フルトレーラ2013年8月双載龍と書いて「ダブルドラゴン」と読む。赤と青の炎をバックにした荒波のペイントが施されている。
さそりと双載龍には旧デコトラ時代のキットに同梱された「全国出孤虎会チラシ」をバリューデコトラシリーズに置き換えたバリューデコトラ版全国出孤虎会チラシが同梱されている[13]

ミニデコNEXTシリーズは同月に2種類ずつ発売される。
No9みちのく花電車/No10夫婦船を除き奇数番は810スーパーを、偶数番はレゾナをラインナップしている。

かつて展開された各シリーズ

脚注

参考文献

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