デスモコリン

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ヒトデスモコリン1細胞外ドメインの結晶構造、PDB: 5IRY[1][2]

デスモコリン: desmocollin)は、デスモソームの膜貫通構成要素となるデスモソームカドヘリンのサブファミリーの1つである[3][4]。これらはデスモグレインと共発現し、細胞外での接着により隣接細胞を連結している[4]。デスモソームカドヘリンの存在によって、デスモソームは多細胞生物の組織構造の完全性を維持する機能を果たすことができるようになる[5]

デスモコリンタンパク質は、3種類が同定されている[6]

各デスモコリン遺伝子は、長いaフォームと短いbフォームをコードしている。aフォームとbフォームは、C末端テールの長さが異なる。これらは選択的スプライシングによって形成される[4]

デスモコリンには4つの細胞外カドヘリン様ドメイン、1つの細胞外アンカードメイン、1つの細胞内アンカードメインが存在する。さらに、aフォームには細胞内カドヘリン様ドメインが存在し、プラコグロビンなど他のデスモソームタンパク質の結合部位となっている[4]

発現

デスモソームカドヘリンの発現パターンは組織特異的である。デスモコリン2とデスモグレイン2は結腸心筋組織など、デスモソームを含むすべての組織にみられるのに対し、他のデスモソームカドヘリンは重層上皮組織に限定されている[4]

表皮では7種類のデスモソームカドヘリン全てが発現しているが、その発現は分化段階特異的である。デスモコリン2、3とデスモグレイン2、3は表皮下層で発現し、デスモコリン1、デスモグレイン1、4は表皮上層で発現している。デスモコリンとデスモグレインの双方について、同じ細胞内で異なるアイソフォームが発現しており、また1つのデスモソーム内にも複数のアイソフォームが含まれている[4]

デスモソームカドヘリンにこうした複数のアイソフォームが存在する理由は明確ではない。これらは接着性が異なっており、重層上皮内で異なる濃度で必要とされている可能性や、上皮の分化においてそれぞれが特異的な機能を果たしている可能性が考えられている[4]

疾患

出典

関連項目

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