デミホヴォ機械製造工場
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本社工場 | |
| 種類 | 株式会社 |
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| 本社所在地 |
デミホヴォ(ロシア語版)[1][2] |
| 設立 | 1935年[2] |
| 業種 | 輸送用機器(鉄道車両)の製造・販売[1][2] |
| 外部リンク | http://www.dmzavod.ru/ |
| 特記事項:トランスマッシュホールディングの子会社[1][2] | |
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デミホヴォ機械製造工場(ロシア語: Демиховский машиностроительный завод、ДМЗ)は、ロシア連邦の鉄道車両メーカー。モスクワ州のデミホヴォ(ロシア語版)に工場を有する企業で1935年に設立され、ソビエト連邦の崩壊以降はロシア連邦を始めとした各国に電車の生産を実施している[1][2]。
デミホヴォ機械製造工場が設立されたのは1935年、当時のソビエト連邦の重工業人民委員会による、オルグチモンタジ信託地(тресте «Оргхиммонтаж»)への鋳鉄鋳造所や機械工場の設置が決定された事によるものだった。これに基づき、デミホヴォに位置していた絹織工場を改修する事で、各種化学装置を生産する工場が作られた。当時の従業員は約100人という小規模なものだった[1][2]。
翌1936年に工場は国防人民委員会(ロシア語版)の管理下に移管した後、1937年4月に重工業人民委員会の鋳鉄鋳造部門に吸収され、1940年にはソ連人民委員会からの布告により、発電所人民委員会の傘下に新設された連邦機械製造トラスト「エネルゴトルフマッシュ(Энерготорфмаш)」の傘下に置かれた。その間の1938年から1939年にかけて、泥炭産業向けの破砕機用ハンマー、車軸箱、バルブ、発電所用の部品、そして蒸気機関車の部品といった鋳造品の生産を開始した。1940年時点での従業員数は338人であった[1][2]。
第二次世界大戦(大祖国戦争)の勃発に伴い、1941年10月から11月には一時ウラル山脈へ主要設備を疎開させる事態も起きたものの、同年12月には復旧命令が下され、順次操業が再開した。また、同社は「エネルゴトルフマッシュ」から電力人民委員会の予備部品・修理総局へと移管され、鋳造品と並行して戦車やロケットランチャー用の弾頭といった軍需品の生産を行った[1][2]。
終戦後、1947年に泥炭輸送用貨車「UVZ形(УМВ)」の生産を開始したのを皮切りに、デミホヴォ機械製造工場は狭軌(1,000 mm、900 mm、750 mm)向けの鉄道車両の生産を本格的に開始した。同工場はソビエト連邦におけるこれらの軌間を有する鉄道向けの貨車や客車、気動車、事業用車(モーターカー、除雪車)、電気機関車など多岐に渡る車両の生産を実施し、特に狭軌向けの客車や貨車については大戦後ソビエト連邦の中で唯一の生産工場となった。また、1973年からは1,520 mm軌間向けの貨車の生産も開始し、1980年代には主力製品となった他、施設の近代化や生産効率の向上にも力を入れていた。これらの功績により、創業50周年を迎えた1985年には労働赤旗勲章を受賞している[1][2]。
一方、1986年以降デミホヴォ機械製造工場では生産体制の再構築が進められ、ソビエト連邦各地で使用される電車(エレクトリーチカ)の生産へ向けた準備が実施された。これは、それまで同国向けの電車の生産を実施していたリガ車両製作工場の施設では増加する需要に追いつかなくなった事が理由であった[注釈 1]。しかし、本格的な電車の生産はソビエト連邦の崩壊によりロシア連邦の鉄道車両メーカーになって以降からとなり、1992年に付随車、1993年には電動車が、そして1994年には電気機器を含めた完全な新規製造の電車編成の生産が開始された。以降、デミホヴォ機械製造工場ではロシア連邦を始めとした各国への電車の大量生産を進めており、2020年には10,000両目の電車が作られている。また、2005年以降同社はトランスマッシュホールディングの傘下企業となっている[1][2][3]。
主要製品
2025年現在までデミホヴォ機械製造工場で製造された、もしくは製造が行われている鉄道車両は以下の通り。そのうち2010年代まで生産されていた電車には「デミホヴォ機械製造工場(Д)製電車(Э)」を意味する「ED(ЭД)」と言う形式名が与えられており、それ以降の車両にも形式に「D(Д)」の文字が存在する。また、同社では台車や車軸、集電装置などの予備部品の生産も実施している他、地下鉄向け電車を含め、他の企業が生産した鉄道車両の修繕・更新事業も展開している[1][2][4][5][6]。
狭軌向け車両
- AM1形気動車
- PV40形客車
直流型電車
- ED2形(ЭД2)(プッシュプル列車、客車のみ生産)
- ED2T形(ЭД2Т)
- ED4形(ЭД4)
- ED4M(ЭД4М)
- ED4M形500番台(ЭД4М с № 0500)
- ED4MK形(ЭД4МК)
- ED4MKu形(ЭД4МКу)
- ED4MKM形(ЭД4МКМ)
- ED4MKM形 "アエロ"(ЭД4МКМ-АЭРО)
- ED4E形(ЭД4Э)
- ED6形(ロシア語版)(ЭД6)
- EP2D形(ЭП2Д)
- EP2DM形(ЭП2ДМ)
- ED2T形
- ED4形
- ED4M形
- ED4M形500番台
- ED4MK形
- ED4MKu形
- ED4MKM形
- ED4MKM形 "アエロ"
- ED4E形
- ED6形
- EP2D形
- EP2DM形
交流型電車
- ED1形(ЭД1)(プッシュプル列車、客車のみ生産)[7]
- ED9形(ЭД9)
- ED9T形(ЭД9Т)
- ED9M形(ЭД9М)
- ED9MK形(ЭД9МК)
- ED9E形(ЭД9Э)
- EP3D形(ロシア語版)(ЭП3Д)
- ED1形
- ED9T形
- ED9M形
- ED9MK形
- ED9E形
- EP3D形
事業用電車
- EDS1R形(ЭДС1Р)
- EDS1R形
非電化区間用車両
- DDB1形
脚注
注釈
出典
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 “История завода”. Демиховский машиностроительный завод. 2025年9月8日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 “Демиховский машиностроительный завод”. Трансмашхолдинг. 2014年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月8日閲覧。
- ↑ “С производственной линии ДМЗ сошёл 10 000-й вагон электропоезда”. Демиховский машиностроительный завод (2020年12月11日). 2021年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月8日閲覧。
- ↑ “Products” (英語). Demikhovo Machine Building Plant. 2025年9月8日閲覧。
- ↑ “Products Withdrawn from Production” (英語). Demikhovo Machine Building Plant. 2025年9月8日閲覧。
- ↑ “КОМПЛЕКТНЫЕ ПОЕЗДА И ВАГОНЫ” (ロシア語). Демиховский машиностроительный завод. 2015年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月8日閲覧。
- ↑ “ЭЛЕКТРОПОЕЗД ЭД1 С ЭЛЕКТРОВОЗНОЙ ТЯГОЙ” (ロシア語). Демиховский машиностроительный завод. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月8日閲覧。
- ↑ “ТМХ поставил на рельсы новый дизель-поезд ДП2Д, он обещает комфорт и скорость в 120 км/ч на неэлектрифицированных линиях”. iXBT.com (2025年4月25日). 2025年9月8日閲覧。