トリフェニル酢酸
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トリフェニル酢酸の分子式はC20H16O2であり、分子量は約288.35である [1] [2] [3] 。 メタノール、エタノール、酢酸には溶解する [1] 。 この他、テトラヒドロフランにも溶解させることができる [2] 。 逆に、トリフェニル酢酸は分子中に3つもベンゼン環を持っているのにもかかわらず、ベンゼンには溶解しにくい [1] 。 これらのうちエタノール溶液から再結晶して得たトリフェニル酢酸の結晶は柱状晶である [1] 。 トリフェニル酢酸は、常温常圧では固体であり、融点は約267 ℃ [1] 。 融点以上に加熱すると、トリフェニルメタンと二酸化炭素とに分解する [1] 。 なお、この約267 ℃という融点はカルボン酸としての性質を持っているために比較的高くなっており、例えば、分子中のカルボキシ基とエタノールとを脱水縮合した分子であるトリフェニル酢酸エチルは [注釈 1] 、トリフェニル酢酸よりも分子量が大きいのにもかかわらず、その常圧での融点は120 ℃から121 ℃程度しかない [1] 。
製法
用途
トリフェニル酢酸は、医薬品の分子を塩の形にするために利用することがある。例えば、アドレナリンβ2受容体刺激薬の1種であるビランテロールは、2015年現在、ビランテロールトリフェニル酢酸塩として利用されている [4] 。