従来ツノシマクジラはニタリクジラと混同されていたが、2003年に新種として記載された。また、カツオクジラもニタリクジラと別種とされた[5]。2021年にはニタリクジラとされていたメキシコ湾個体群がライスクジラBalaenoptera riceiとして記載された[6]。
[7]
以下の現生種の分類・英名は、ニタリクジラ・カツオクジラを除いてCommittee on Taxonomy (2023) に従う[8]。ニタリクジラ・カツオクジラについては田島・山田 (2021) に従って別種とした[9]。和名は、ライスクジラを除いて川田ら (2018) に従う[2]。
絶滅種
- †Balaenoptera cortesii
- †Balaenoptera taiwanica
クロミンククジラ
ニタリクジラ
シロナガスクジラ
イワシクジラ(切手)
ナガスクジラ属は遺伝子解析の結果から、側系統群である事が知られている。ナガスクジラ属はその内部にザトウクジラ属を内包し、またコククジラ科も含まれる可能性がある。ナガスクジラ類はコククジラ、ザトウクジラを含めて四つの系統に分岐しているが、それぞれの系統の分岐の順序は結論が出ていない。これは、調査に使用したSINE配列のうち3つが矛盾しているためである。これは、祖先多系[10]が存在し、その状態が解消される前に四つの系統がほぼ同時期に、急激に分化した事を示している。[11][12]分子時計や化石記録などから推定して、これらの分化は約1,900万年前、中新世前期バーディガリアンに起きたと推定される[4]。
各系統を以下に示す[11][5]。
矛盾する3つのSINE配列が支持する系統[13]
- BRY28 - ナガスクジラ系とシロナガスクジラ系が近縁
- Sei23 - シロナガスクジラ系とミンククジラ系が近縁
- IWA31 - シロナガスクジラ系とコククジラが近縁