ネコ属

ネコ科の属 From Wikipedia, the free encyclopedia

ネコ属(ネコぞく、猫属)は、ネコ科のうちイエネコに近縁な種からなる

概要 ネコ属, 分類 ...
ネコ属
ヨーロッパヤマネコ (Felis silvestris)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammaliaia
: 食肉目 Carnivora
: ネコ科 Felidae
亜科 : ネコ亜科 Felinae
: ネコ属 Felis
学名
Felis Linnaeus, 1758
シノニム

など

本文参照

野生ネコ属の分布域
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学名と分類

本属はカール・フォン・リンネにより、現行の『国際動物命名規約』において学名の出発点として指定されている[1]、『自然の体系 第10版』中で記載された。学名 Felis は、ラテン語で「ネコ」を意味する女性名詞そのもの(fēlis、なお標準形は fēlēs)である[1][2]

リンネがネコ属 Felis としたものは7種(ライオントラヒョウジャガーオセロットイエネコオオヤマネコ)あった。これらは19世紀までに新たな属へと分割されていき、1917年にレジナルド・インズ・ポコックがネコ科現生種の分類体系を整理した際に現在のネコ属とほぼ同様に限定された[3]。ところがネコ科現生種は形態の差異が乏しいことから再度まとめられることが多くなり、極端な場合にはヒョウ亜科チーターを除くほとんど全てのネコ科現生種がネコ属に所属させられることもあった[4]。現在では、概ね鮮新世の開始(およそ520万年前)までに分岐したと考えられる単系統群を属として扱うようになっている[5]

分子時計による分岐年代推定によれば、500万年から700万年ほど前にベンガルヤマネコ属と分岐したと考えられる[6]

分布

イエネコは家畜化されて世界中に拡大しているが、ネコ属本来の分布域はアフリカヨーロッパアジアの熱帯から温帯にかけてである。日本列島には元々生息しておらず、本属の姉妹群であるベンガルヤマネコ属の2亜種のみが島嶼に生息する[7]

下位分類

ジャングルキャット F. chaus

クロアシネコ F. nigripes

スナネコ F. margarita

ハイイロネコ F. bieti

リビアヤマネコ F. lybica

ヨーロッパヤマネコ F. silvestris

イエネコ F. catus

現生種の系統関係[6]

分子系統解析の結果を反映させた2017年の分類体系[8]によれば7種が認識されている。和名は断りのない限り伊澤 (1992)[9]に、英名はIUCN SSC Cat Specialist Group (2017)[8]に従う。

ただしハイイロネコ、イエネコ、リビアヤマネコをヨーロッパヤマネコの亜種とする見解もある[11][注釈 1]。この場合、ネコ属は4種で構成されることになる。

脚注

外部リンク

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