ネララビン
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| 臨床データ | |
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| 販売名 | アラノンジー |
| AHFS/ Drugs.com | monograph |
| 医療品規制 |
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| 投与経路 | 経静脈投与 |
| ATCコード | |
| 法的地位 | |
| 法的地位 |
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| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | n/a |
| タンパク結合 | <25% |
| 代謝 | By adenosine deaminase, to 9-β-D-arabinofuranosylguanine |
| 消失半減期 |
30 minutes (nelarabine) 3 hours (ara-G) |
| 排泄 | Renal |
| 識別子 | |
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| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| IUPHAR/BPS | |
| DrugBank | |
| ChemSpider | |
| UNII | |
| KEGG | |
| ChEMBL | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.170.768 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C11H15N5O5 |
| 分子量 | 297.268 g/mol g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
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ネララビン (nelarabine) は、 T細胞性急性リンパ性白血病およびT細胞リンパ芽球性リンパ腫の治療に用いられる化学療法薬である。開発コード506U78として知られていた。薬剤名はアラノンジー[1]。
ネララビンは、アラビノシルグアニン・ヌクレオチド三リン酸(araGTP)のプロドラッグであり、 プリン ヌクレオシド類似体の一種であり、これはDNA合成の阻害および細胞毒性を引き起こす[2]。前臨床試験はT細胞がネララビンに特に感受性があることを示した。2005年10月に、少なくとも2つの化学療法レジメンによる治療に反応しなかった、またはその後に再発した急性リンパ芽球性白血病およびT細胞リンパ芽球性リンパ腫についてFDAにより承認された[3]。それは後に2005年10月に欧州連合で承認された。
ネララビンは日本ではアラノンジー、米国でArranon Gとして、EUではAtrianceとしてノバルティスより販売されている[4][リンク切れ]。
再発または難治性の下記疾患については、以下のものが挙げられる。
- T細胞急性リンパ性白血病
- T細胞リンパ芽球性リンパ腫
作用機序
ネララビンはアデノシンデアミナーゼによって速やかにara-Gに脱メチル化された後、デオキシグアノシンキナーゼ及びデオキシシチジンキナーゼによって細胞内で5'-一リン酸化体にリン酸化される。5'-一リン酸化体は再度細胞内で三リン酸化体のara-GTPにリン酸化される[5]。白血病芽球内にara-GTPが蓄積すると、デオキシリボ核酸(DNA)にara-GTPが優先的に取り込まれる。DNAに組み込まれたara-GTPのためにDNA伸長・合成が阻害されて、最終的に細胞死が誘導される[6]。
ネララビンはヒトT細胞性白血病細胞株に対して強い細胞障害活性を示したが、ヒトB細胞株に対する細胞障害活性は弱かった。