ノック練習は野球やソフトボールにおける代表的な守備練習として知られる。
ノックを打つ者のことを「ノッカー」といい、ノッカーは左右いずれかの手にバットを持ち、もう一方の手にボールを持つ。この状態から自らボールをトスしてこれを打ち、受け手がその打球を処理することで守備練習を行う。より効果的なノック練習を行うには、目的に応じて打球のコースや強さを打ち分け、ボールの回転も実際の試合における打球と同様であることが望ましく、ノッカーにはこれを満たす高度な技術が要求される。そのため、MLBではノッカーを専任スタッフとして雇うこともある[1]。
ノック練習においてノッカーの技量不足や負担を補うために、バットで打つ代わりに手で投げたり、トスの代わりにティーを使用したり、ノックマシンを使用する場合もある。
里崎智也によると、落合博満は正面の簡単な打球を延々と確実に処理するのがノックとして一番苦しい練習で、横に飛び付かせるようなノックは「あんなのコーチの自己満足で、上手くならない」としているという。また、本人は「プロ入りしてから早めに守備を完璧にしておけば、後は守備練習に時間を割かずに済み、打撃練習の時間を好きなだけ取れる」「守備が上手ければ打撃が衰えても守備固めで出場機会を得られるし、守備が衰えるのは体が動かなくなるケースぐらいしかほぼない」「プロ野球でレギュラーになるには一軍レベルの最低限の守備力がなければならない」と守備やノックの重要性について語っている[2]。