風俗店の歴史
日本における風俗店の歴史
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風俗店の歴史(ふうぞくてんのれきし)では、日本における風俗店やそれに準ずる各種商業等の歴史を解説する。
江戸時代以前
近代
太平洋戦争後・売春防止法制定まで
売春防止法制定後
トルコ風呂
個室付きのサウナ風呂。個室であることから、間もなく性的なサービスが行われるようになった。当初は手で男性器に刺激を加える「スペシャルサービス」(おスペ)が主流であった。次第に「本番サービス」(性交)を行う店が多くなり、取締り当局も次第に黙認するようになった。単なる性交を行うだけでなく、「アワ踊り」「マット」などの性技が次々に開発されていった。1984年、トルコ人留学生の抗議によりソープランドに改称された。
なお、本場のトルコ風呂についてはハンマームを参照。
ピンクサロン
ピンクサロンは法的には飲食店であり酒類を提供する。
ノーパン喫茶
従業員が下着を履かない喫茶店。1980年頃にブーム。
ノーパンしゃぶしゃぶ
愛人バンク
愛人を持ちたい男性と、愛人になってお金を得たい女性を取り持つクラブや業者。
1981年、当時23歳であった美貌の女性社長が創業したとのふれこみで、「愛人バンク 夕ぐれ族」が社会現象となった。社長自ら「笑っていいとも」(フジテレビ)や「トゥナイト」(テレビ朝日)等のマスコミに、大きく電話番号を記したTシャツで登場し、ブームに拍車をかけた。この女性社長は自らを「両親は外交官、自分は上智大卒」と称していた。社名の「夕暮れ族」とは“中高年サラリーマン”のことで、中高年サラリーマンがデート(実際には売春)をするデートクラブである。
所属する女性たちは女子大生が中心と宣伝していたが、実際は女子大生もいたという程度であった。
1982年には、有閑マダムと愛人男性という男女逆のケースも企画し、「笑っていいとも」の美少年コンテストに、実際には所属していないタレント志望の美少年を「夕暮れ族」所属として社長推薦で出場、優勝させた。この番組を見て、小遣い目当ての若い男性200人以上が登録したが、女性夕暮れ族となる有閑マダムの登録はゼロだった。
1983年、警視庁が売春斡旋容疑で14軒を摘発し、595件、68人を検挙、夕暮れ族は壊滅した[1]。逮捕された女性社長はただの雇われ社長で、実質の経営者はキャッチセールス等、詐欺まがいの商売を複数行っていた。また、広告塔でもあった女性社長の実家はクリーニング屋で、学歴は夜間高校卒であった。
のちの時代に「愛人バンク」を名乗るデートクラブが誕生するが、「愛人バンク」と言えば80年代の「夕暮れ族」を意味するほどの一大ブームであった。
マントル
マンショントルコ風呂の略。賃貸マンションで風俗営業を行う。室内を区分けして個室空間をつくり、そこで売春を行う。売春を行う女性従業員を「マントル嬢」という。非合法の売春行為であり、暴力団の資金源となった。
客の頻繁出入り・マントル嬢の悶え声等でマンション隣人からの苦情が多く、警察に摘発されるケースが相次いだ。そのため業者およびマントル嬢にとってより安全なホテトルへ移行していった。
ホテトル
ホテルトルコの略。ホテルで、女の子を呼び出しができる風俗の出張サービス。非合法の売春行為であり、暴力団の資金源となった。
性感エステ
女性従業員が男性客にマッサージを行う店。疲労回復のための本格的なリンパマッサージをしたのち、手コキでの射精が行われる。近年では女性向けの性感エステを行うサロンも増加している。
SMクラブ
主にマゾ客をサディスト役の女性従業員(女王様(S嬢))がいたぶるMプレイと、サド客がマゾヒスト役の女性従業員(M嬢)をいたぶるSプレイに分かれる。店・女性従業員・客のそれぞれの傾向によって様々なプレイが展開する。主なプレイ内容には、軽い縛り・低温蝋燭などのソフトなプレイから、鞭・ビンタ・蹴り・吊るしなどのハードもの、その他パンティストッキングを履かせたりするフェチストや、排泄関連のマニアックなもの(スカトロ)も存在し、客は通常の性風俗に比べて特殊な性癖を満たすことが出来る。
女性用風俗
女性を対象にしたデリバリーヘルス。性感マッサージ店。従事する男性はセラピストと呼ばれる。歴史は古く1980年代には存在[2]。2000年代にも札幌や福岡に存在したが長くは続かなかった[3]。多くは男性向けのやり方をそのまま女性向けに転換したものだったが、ホスピタリティーを重視させた店舗が現れた2010年代後半からネット媒体やニュースに取り上げられ、口コミサイトなども現れるようになる[3]。2024年には女性用風俗を舞台にしたテレビドラマ『買われた男』が放送された[4]。同年公開の映画『はじまらない恋』でも利用者視点から女性用風俗が描かれた。
男性用とは、顧客の多くがセラピストを指名して利用すること[3]。即日利用する顧客は少なく、多くが一か月に予約を入れ当日までの余韻で高揚感を高める傾向にあるのが違いだとアダルトメディア研究家の安田理央は指摘しており[5]、男性向け風俗の女性版というよりも、ホストクラブの延長線、性的サービスを伴うホストのような利用がされている[6]。これは男性の射精といったわかりやすい終着点があるわけではないことから、時間いっぱいまでサービスをしてほしいという利用傾向にも表れており、セラピストもやってほしいこと、やってほしくないことを聞くカウンセリングに、男性用と比べると長い10分超の時間をかける[6]。