ハイゼンベルク切断
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ハイゼンベルク切断は、量子力学のコペンハーゲン解釈における波動関数の収縮に関連したヴェルナー・ハイゼンベルクの研究にちなんで名付けられた[5]。通常の状況[6]では、十分に古典的(マクロ)とみなせる場所に実験系と測定側の境界を置けば、その境界より測定側を古典的に扱っても結果はほぼ変わらず、そのような境界をハイゼンベルク切断と呼ぶ[7][8]。すなわち、ハイゼンベルク切断は、測定系からの反射を無視できる境界を示す[7][8]。測定系からの反射は実験で確認された現象であり、当然のことながら、この実験結果は特定の解釈に依存しない。
ハイゼンベルク切断はシュレーディンガーの猫等の観測問題の解決手段としても用いられる[9]が、解釈等によってはハイゼンベルク切断がなくとも観測問題を解決できるとされる[9]。例えば、波動関数の収縮を認めない隠れた変数理論は、ハイゼンベルク切断がなくとも観測問題を解決できる。また、和田純夫は多世界解釈においてもハイゼンベルク切断がなくとも観測問題を解決できるとしている[10]。