ハカス語
From Wikipedia, the free encyclopedia
言語名別称
- Abakan Tatar
- Hakass
- Khakhass
- Xakas
- Yenisei
- Yennisej Tatar
方言
ハカス語方言は大きく2つに分けられ、サガイ方言、ホイバル方言(コイバル方言)、ピルテル方言(ベルティル方言)の3つの方言よりなるグループと、フズル方言(キジル方言)、ハース言(カチン方言)、ショル方言(ショル語のムラス方言)の3つよりなるグループがある。共和国の標準語はこのうち共和国中央のサガイ方言とハース方言を基盤として作られたものだが、徐々に方言差がなくなる方向に向かっている。これらのうちホイバル語などは、ウラル語族サモエード語派のカマス語話者(最後の話者は1980年代まで存命)が「ハカス語」に同化されてできた、ある種のクレオール言語の可能性がある。
下位分類
- Fuyü Gïrgïs (kjh-fyk)
- Sagai (kjh-sag)
- Kamassian (kjh-kam)
- Shor (kjh-sho)
- Beltir (kjh-bel)
- Kacha (kjh-kac)
- Kyzyl (kjh-kyz)
表記体系
文法
アルタイ諸言語に共通の特徴として、SOV(主語-目的語-動詞)の語順を取ること、文法関係を名詞の格や動詞の活用を示す語尾(接尾辞)を語幹末に付着させて示す膠着語であることなど日本語とよく似た類型をもち、母音調和の現象が見られる。接尾辞は8種、主格(接尾辞はない)、対格(~を:-nɨ/-nɘ/-tɨ/-tɘ)、属格(~の:-nɨŋ/-nɘŋ/-tɨŋ/-tɘŋ)、与格(~へ、~に:-ɣa/-ge/-ha/-ke/-a/-e)、位格(~で:-da/-de/-ta/te: -naŋ/-neŋ)、奪格(~から:-daŋ/-deŋ/-taŋ/-teŋ)、具格(~によって:-naŋ/-neŋ)、方向格(~に向かって:-zar/-zer/-sar/-ser)(~について:-daŋar/-deŋer/-taŋar/-teŋer/-naŋar/-neŋer)。