ハヤザキヒョウタンボク

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ハヤザキヒョウタンボク
福島県田村市 2025年4月中旬
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : キキョウ類 Campanulids
: マツムシソウ目 Dipsacales
: スイカズラ科 Caprifoliaceae
: スイカズラ属 Lonicera
: Lonicera praeflorens
変種 : ハヤザキヒョウタンボク
L. praeflorens var. japonica
学名
Lonicera praeflorens Batalin var. japonica H.Hara (1982)[1]
和名
ハヤザキヒョウタンボク(早咲き瓢箪木)[2]

ハヤザキヒョウタンボク(早咲き瓢箪木、学名: Lonicera praeflorens var. japonica)は、スイカズラ科スイカズラ属落葉低木[2][3][4]。別名、カイヒョウタンボク、ヒロハヒョウタンボク[5]L. praeflorens var. praeflorens を基本変種とする変種で、基本変種は、朝鮮半島中国大陸北部、ウスリーに分布する[4]

直立する高さ1-2mの低木で、は中実でほぼ無毛[2]の展開前に白色の花が開くのが特徴[6]

高さは1-2mになる。の樹皮は灰褐色になり、縦に裂けて落ちる。若いは褐色を帯び、古くなると灰色になり、円く、無毛で、中実になる。は対生し、葉身は長さ2.5-6cm、幅1.5-4cmの卵形から卵円形で、先端は急に短くとがり、基部は円形または広いくさび形になる。葉の縁は全縁で、縁に開出する軟毛が生える。葉の両面に軟毛が密生し、表面にしわがあり、裏面の葉脈上に軟毛が多い。葉柄は長さ2-5mmになり、軟毛が生える[2][3][4]

花期は4-5月。は葉の展開に先立って咲き、長さ1-5mmになる短い花柄の先に2個の花を下向きにつける。花柄は無毛で、花時は短いが、果時には長さ5-22mmに伸びる。子房の基部に2個の大きながあり、卵形から卵状披針形で、長さ3-9mm、幅2-4mm、縁に短毛が生え、果時まで残る。小苞は無い。子房は下位で無毛、離生し、3室ある。片はふぞろいに中裂し、裂片の長さは0.7mm、縁に腺毛がまばらに生える。花冠は漏斗状で5深裂し、長さ12mm、白色ときに淡紫色を帯びる。花冠筒部は長さ4-5mm、花冠裂片は卵状長楕円形で、長さ5-8mm、幅2.5-3.5mmになる。雄蕊は5個あり、花冠から長く超出する。花糸は無毛で花冠筒部まで合生する。雌蕊は1個、花柱は花冠から長く超出する。果実は径6-10mmになる球状の液果で、2個ずつ並ぶが合着はせず、5-6月に赤く熟す。種子は長さ3-3.5mmになる。染色体数2n=18[2][3][4]

分布と生育環境

変種としては日本固有種[6]福島県群馬県埼玉県山梨県長野県[2]に局地的に分布し[6]、群馬県と山梨県に接する長野県側に多い[2]。標高800-2200mの山地に稀に見られ、石灰岩地にも生育する[4]

基本変種は、朝鮮半島中国大陸北部、ウスリーに分布し、若い枝と花柄に毛と腺毛が生える[4]

名前の由来

和名ハヤザキヒョウタンボクは、「早咲き瓢箪木」の意で[2]中井猛之進(1918)による[7][8]

種小名(種形容語)praeflorens は、本変種をウスリー、中国大陸東北部、朝鮮半島産の基本種から分離した原寛 (1982) によると、「この和名(ハヤザキヒョウタンボク)は種名の praeflorens を訳したものともとれる」としている[8]。変種名 japonica は「日本の」の意味[9]

種の保全状況評価

国(環境省)でのレッドデータブックレッドリストの選定はない。都道府県のレッドデータ、レッドリストの選定状況は、福島県-絶滅危惧IA類(CR)、茨城県-絶滅危惧IB類、群馬県-絶滅危惧IA類(CR)、埼玉県-絶滅危惧IA類(CR)、東京都-絶滅危惧IA類(CR)、山梨県-絶滅危惧IB類(EN)となっている[10]

長野県小諸市では、小諸市動植物の保護に関する条例(令和5年条例第17号)に基づく保護動植物に指定されている[11]

ギャラリー

脚注

参考文献

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