ハル (アニメ)
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“近未来の京都で生まれた、人とロボットの奇跡のラブストーリー”を掲げるオリジナルアニメ[2]。漫画家・咲坂伊緒がキャラクター原案を担当し、Production I.Gから独立したWIT STUDIOが手がける初の劇場用アニメとなる[1]。監督は今作が初監督作品となる牧原亮太郎[3]、脚本はアニメ初参加の木皿泉[4]、主題歌はメインキャストを演じる日笠陽子がソロアーティストとして初めて劇場アニメ主題歌を担当する[2]。
また、公開に先駆けて『別冊マーガレット』(集英社)2013年4月号別冊付録『別マTWO』Vol.9から、綾瀬羽美作画による漫画版が連載開始[5]。公開直前の2013年5月31日には、木皿泉による小説『ハル』がマッグガーデンから発売された[4]。
ストーリー
前掲のように、”近未来の京都で生まれた、人とロボットの奇跡のラブストーリー”である。公式サイトでは、恋人であるハルと死別したくるみのもとへ、「ロボハル」(ハルによく似たロボット)ことキューイチ(Q01)が赴き、心の支えとなる旨のストーリーとされている。しかし、実際には、帰らぬ人となったのはくるみであり、恋人を失ったハルは心を閉ざし、自分をロボットと思い込む。ハルは「ロボハル」としてくるみのもとへ赴き、キューイチはくるみとしてハルを出迎える。
開幕
ハルが飛行機事故で帰らぬ人となる。キューイチは「ロボハル」として、心を閉ざしたくるみのもとへ赴く。「ロボハル」は、くるみがルービックキューブに記載した願い事を頼りに、くるみの心の支えとなるよう奮闘する。
キューイチの開発者でありケアセンターのドクターである荒波は、人の心を解さない「ロボハル」を導き、「ロボハル」も京都の人々と触れ合うことで、人の心を取り戻していく。当初は「ロボハル」を拒絶していたくるみも、献身的な「ロボハル」に心を開いていく。
物語の転機
「ロボハル」は、かつてのハルの友人であるリュウと出会う。ハルは奴隷同然の境遇からこの友人と脱出し、放浪していたときにくるみと出会った。くるみはハルの支えになると宣言する。ハルは高額な治療費が原因で一家離散した経緯から、お金さえあれば皆優しくしてくれると信じており、くるみの思いがつまった品物を売り飛ばしてしまった。それがもとでくるみと喧嘩別れしてしまう。
リュウはくるみを売り飛ばそうと「ロボハル」に持ちかけるが拒否される。リュウは仲間とともにくるみを拉致しようとする。「ロボハル」とともに逃げていたくるみは増水した用水路に転落してしまう。
真相
くるみ(開幕ではハルとされる)が飛行機事故で帰らぬ人となる。喧嘩別れのまま恋人を失ったハルは心を閉ざし、自分をロボットであると思い込む。ハルに必要なのはくるみであると、荒波はくるみの祖父である時夫に告げる。くるみの遺体に付き添っていたキューイチは、ロボットとして派遣されたハル(いわゆるロボハル)をくるみとして出迎えるよう命ぜられる。
閉幕
水路に落ちたくるみ(キューイチ)を見てハルは感情を高ぶらせ、リュウの制止を振り切り水路に飛び込む。くるみはハルに別れを告げ、リュウの激励もあってハルは立ち直る。
登場人物
スタッフ
- 監督 - 牧原亮太郎[6]
- 脚本 - 木皿泉[6]
- キャラクター原案 - 咲坂伊緒[6]
- アニメーションキャラクター・総作画監督 - 北田勝彦[6]
- 小物設定・作画監督 - 長谷川ひとみ[6]
- 作画監督 - 加藤寛崇・野崎あつこ[6]・山本祐子[6]
- 美術監督 - 竹田悠介[6]
- 美術設定 - 塩澤良憲[6]
- 色彩設計 - 藤田裕子[6]
- CGディレクター - 西田映美子[6]
- 撮影監督 - 田中宏侍[6]
- 編集 - 肥田文[6]
- 音響監督 - はたしょう二[6]
- 音楽 - 大島ミチル[6]
- キービジュアルアートディレクター - 清川あさみ
- アニメーションプロデューサー - 中武哲也
- プロデューサー - 和田丈嗣
- アニメーション制作 - WIT STUDIO[6]
- 製作 - 『ハル』製作委員会[6](松竹、PONY CANYON、Production I.G)
- 配給 - 松竹